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天国へ向かう妻へのラブレター💌#3絶望?

失意のまま、次の日…
一つ先の駅の、大学生病院へ…
ところが、近くの病院の先生の紹介状…
呼吸器科に書かなきゃ行けない者が、消化器科と書かれていた!
先生かなり動揺してたのか?
近いの病院の先生、若い先生だったから、実際がん患者を診るのは、初めての様子だった!
医者としては、失格だろう?
明らか動揺して、「お手上げ」状態だったのだから!
「また来週来てください」感情も無く言われる
僕たちに、焦りの感情が芽生える…
何一つポジティブな、思考が、浮かばない…
言葉では、「大丈夫!」と笑って言っていたが
その妻へ、向けた「大丈夫!」は、自分にも向けた言葉だった様な気がした…
焦り…不安…動揺…そして絶望!そんな思いを打ち消す為に、妻と、自分に向けて「大丈夫!」と、心の中では、「大丈夫!」叫んでいた!
それで1週間!心の平静を保っていた!

1週間後…3人で電車に、乗って、大学病院へ!
色々検査した!
朝来て、先生の診察は、午後の3時位だった!
本人もだろうが、「そんなに、細かくやるのか?やっぱり妻は…?」と、悪い方悪い方と考えてしまう!自然と無口になる…
この時、各々が、初めて、身近に、「死」と言う物を意識したと思う!
診察を待ってる時間が、苦痛で仕方なかった!
早く聞きたい感情と!
聞きたく無い感情が!
打つ手はあるのか?
もう!手遅れなのか?
手術は、出来るのか?
出来ても、長くないのか? 
余命宣告されるのか?
色々な思惑が、頭の中に駆け巡る!
駆け巡ると言うよりは、駆け下りる感覚だった
思考がどんどん、ネガティヴになる…

そして、診察!
先生は、腕良い先生だと、言っていた! 
その先生が、いい顔をしていない!
難しい顔で、ずっといた!
僕「手術は、出来ますか?」
先生「手術は、できます。」
僕「一回の手術で治りますか?」
先生「やって見ないと、実際見て見ないと…」
僕「開けて、閉じる可能性もあるんですか?」
先生「無いとも言い切れません。」
妻「もう、良いよ。帰ろう。」
「有難うございました。」そのまま失意に包まれ帰宅…
次の日、妻は、元気だった!
「もう悪い事考えるのやめた!悲しい事おもったって!楽しいこと思ったって!長く無いのは一緒なんだから!楽しく生きる!」
女性は、強い!その日から僕は、全力で、妻を最後まで、支えると、きめた!
               #4へ続く

もし宜しければ、サポートの、一部は、書籍化の、実現に、利用させていただきます。これからも、がん患者を、サポートする皆様のお力になれれば、とおもってます!