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【ムショぼけ 最終回】ネタバレ有

とうとう最終回を迎えてしまったムショぼけ。
毎クール思うのはこの楽しみにしているドラマが終わりに向かっている侘しさは何とも言えない。

例えるなら子供の頃のメチャクチャ楽しいお泊り会の終わり際に似ている。

書き換えた第1章は全く違う話をするのかと勝手に思っていたがそうではなかったのは予想外。

もっとプロローグを詳細に語ることであった。

組の抗争が激化していく最中に、ひと時家族との安らぎの時間に身をおく宗介。

娘とアイスを買いに行く途中に銃声が鳴り響き、咄嗟に娘を庇う宗介。

しかし銃声と思ったのは花火だった。

宗介の焦燥感、追い詰められている心情を表しているのだろうか。

母親に金を無心し、自分のこともままならず、家族を養っていけるのかという葛藤。

そこへ平松が「鉄砲玉」の話を持ち掛ける5,000万と幹部の道。

宗介がこれを断ることは出来なかった。すべては家族への思いがあったのだろうと思う。自分でも言っていたしのぎの出来ない不器用なヤクザなのだ。

回想の中で過去の自分を止めようとする宗介。
「過去は変えられない(過去は変えられない、未来を変える為)」
と呟き、原稿を書き上げる宗介。

それでもどこか後ろめたさを感じていたため、娘に出版していいかどうか聞く宗介。

「リサちゃんが才能あるって言ってくれたんやろ。」と後押しを受けて宗介は未来に向かうことを決意する。

最後、作者の沖田臥竜さんの言葉かと思わせる、看守のオジキとのシーンもあり、ほっこりしました。

北村有起哉さんが本当に関西人に見えるくらいお上手で終始、この演技力に引き込まれていました。

特別ドラマならまた出来そうな気もするので見たいですねぇ。

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