見出し画像

現状維持は、時には良いことだけど、良くない場合もある。

保護猫カフェの預かりボランティアをすることになりまして。

預かり猫さんと私とビビリ兄弟猫の様子を記録していくブログとなっております。
 

2期生ー88日目
『猫なんだから毛玉くらい吐くわよ。』

預かり猫さん、たまーに吐き戻しをします。
振り返ってみると、約2週間前にやっていたので、そろそろそんな頃でした。

でも、
今回は様子が違いました。

まず、
食べたあとじゃない。

そして、液体部分が黄色い。
(吐き戻しの時はほぼ透明。)

そしてそして、主な物体がカリカリじゃない。
なんか7cmくらいのヒモ状のやつ。

え?!
なんか変な物食べた?
こんなヒモ状の物あったっけ?
んーーー???

わからないので。
ヒモ状の物体をよーーーく観察してみても。

何だコレ??

よし、解剖してみよう。

あーーー。
毛だ。
毛玉だ。
ていうか、毛糸だ。

あんなに抜け毛が多くて、
あんなにグルーミングしてて、
そりゃあたくさんの抜け毛を飲み込んでいたことでしょう。

逆に、今までなぜ吐かなかった。
うまーくウンチになって出ていたのかな。

これはしっかりブラッシングできていなかった、私のせいです。
大反省です。

もうあんな辛そうに吐いてほしくないので。
今日はちょっと強引にでも、
少々怒られても、
しっかりブラッシングさせてもらいます!
 

頭から首までは大丈夫なんですけどねー。
背中とかお尻になるとすぐ怒るんですよねー。

本気で嫌だったら逃げられる程度に抑えて、
今日は怒られても、やめません。
噛まれそうになっても、逃げません。

嫌われてもいい。
預かり猫さんが毛玉を吐かなくて済むなら、それでもいい。

覚悟を決めて、やや強引に、でも優しくブラッシングをした結果。

めちゃくちゃ不機嫌な顔をされて、

話し掛けても無視されて、

めちゃくちゃ警戒されました。

でも、
なんとなく、嫌われてはいない気がする。

しばらくそっとしておいたら、

でも、
ブラッシング、これからは毎日やりますからね。
そのうち好きになってくれるかな。
私のやり方次第かな。
ブラッシングの技術を磨かなくては。
 

2期生ー89日目
『あなたが閉めたの?』

預かり猫さん、ちょくちょくケージから出てお散歩したり。
時にはニャルソックのお仕事をしたり。
お昼寝台や、別荘のブラックホールや、床で寝ていたり。

ケージの外で過ごす時間が増えたので。
そのうちケージ離れ?ケージ卒業?してくれたら。
もう1匹預かり猫さんを預かってもいいかなー。
なんて思いが薄っすらとあって。

預かり猫さん、ビビリ兄弟とはこの先も仲良くなれそうにないけど。
メス猫さんだったらどうかなー。
という、
お試しをしてみたい気持ちもあって。

ケージがなくても大丈夫になってくれないかなー。
という思いと、
単純に私のイタズラな気持ちで。

預かり猫さんがお昼寝台でお昼寝中に、ケージの扉を閉めてみました。

さて、どんな反応をするでしょうか?
ワクワク。

ワクワクして撮影する気満々なあたり、ほぼイタズラな気持ちなのがバレバレです。
 

さあ、
お昼寝から目覚めて、伸びをしています。
きっと、トイレかご飯のためにケージに戻るでしょう。

では、撮影開始。

さっそく気づきました。
ケージの前をウロウロしています。
扉に手を掛けてみますが、開きません。
明らかに動揺しています。
横からも確認しています。
途方に暮れています。

ニコニコしながら撮影していましたが。
だんだん申し訳なくなってきました。

ビビリ兄弟だったら、私に「ニャーニャー」と開けるように訴えると思うけど。
預かり猫さんは、訴えないタイプの猫さんなので。

ブラッシングの時はめちゃくちゃ文句を言って怒るけど。
今はただひたすらに困っている様子で。

☺ごめんなさい。
どうぞどうぞ、お入りくださいませ。

😺なんで閉まってたの?
ここに入れないととっても困るのよー。
ご飯とかトイレとか。
あの子達もここには入ってこなくて安全だし。

☺そうですよねー。
大事な避難所ですもんねー。
どうぞどうぞ、ずっと使ってください。
 

2期生ー90日目
『いろんな夢見てるのよ。』

預かり猫さん、シニア猫らしく、たくさん寝ます。
秋になったせいか、とっても気持ち良さそうに見えます。

私は、もともと猫でも何でも寝ているのを見るのが好きなので。
とっても気持ち良さそうに寝ていると、とっても幸せな気分になります。

なので、
ついつい時間が経つのを忘れてずーーーーっと見てしまいました。
時々写真を撮りながら。

そして、
撮った写真を見て、この様子はこんな夢を見ていそう。
と、
妄想するのも、また楽しいのです。

のんびり、ほっこりなイメージがしたので。
何かイタズラして怒られたように見えたので。
なんだか楽しそうな気がしたので。
どこか気持ち良さそうな所で寝てる
イメージがしたので。

こんなに可愛くて、見ているだけで幸せになれる素敵な猫さんなのに。

なかなか里親さんが見つからないのは、私の力不足です。
頑張ります。
 

あとがき?

保護猫カフェのお手伝いをしていて。
2〜3か月の仔猫から12歳くらいのいろんな猫さんがいるんですが。

仔猫だからとか、人馴れしてるからとか、純血種だからとかで、すぐ里親さんが見つかるというわけではなく。

何か運命のようなものを感じて、里親さんになる人が多い気がします。

とはいえ、
12歳のうちの預かり猫さんは最年長クラス。
まだまだ元気そうですが、年齢で躊躇されてしまうのもわからなくはないのですが。
 

室内飼いの猫の平均寿命は16.22歳だそうです。

もちろん、預かり猫さんの寿命があとどのくらいかはわかりませんが。

平均まで生きたとして、4年。

幸せをくれる大切な存在と一緒に過ごせる時間と考えたら、短いでしょうか。

歳をとるにつれて時が経つのが早くて。
あっという間に1か月、2か月と過ぎて。
今年ももう10月。
きっと4年もあっという間。

でもそれは、人間の感覚。

猫さんにとっての4年は猫生の4分の1。

平均寿命80年以上の人生の4分の1は、20年。

猫さんにとっての4年。
長いと思いませんか。

幸せに過ごして欲しいのです。
 

シニア猫さんは、寝ている時間が長いし、ウンチダッシュも夜の運動会もなく、静かにのんびり過ごせます。
(※猫さんの性格には個体差があります。)

高い所に登ったり、イタズラもしなくなるので、お部屋のインテリアや、趣味のコレクションを楽しんだりもできます。
(※猫さんの性格には個体差があります。)

人間と同じように、老化により体力の低下や体調を崩しやすくなるので、気にかけてあげる必要がありますが。
気遣いのできる優しい人に成長させてくれることでしょう。

私の所にいる預かり猫さんではなくても、近所の里親募集中のシニア猫さんに、興味を持ってもらえると嬉しいです。

この記事が参加している募集

猫のいるしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?