見出し画像

【LAA】トレードでジオリトとロペスを獲得!

こんにちはトナカイです。

さてシーズンもオールスターブレイクが明け後半戦に突入、トレードデッドラインを目前とした7月の終わりを迎えました。

エンゼルスはアーシェラ(ウルシェラとも表記される)がシーズンエンドのケガで離脱し、レンドーンやネトもケガで少し休まざるを得なくなった状態で6月の終わりにエスコバーとムスタカス(以下ムース)を獲得しました。

エスコバーとムースの獲得は今シーズンの勝負に出るための補強と言うよりは、個人的な感覚として、勝負に出るか判断する段階まで戦うための補強だと思っていました。贅沢税のラインを超えないようにしていたのは、そこが判断ポイントではなかったからだという想像です。
要はエスコバー、ムースの段階ではまだどちらにも動ける状態だったと。

そこで迎えた日本時間7月27日、大谷をトレードしないという情報がスポーツイラストレイテッド紙より明かされます。

モレノオーナーは記者のインタビューに受けない人間ですが、開幕前にこのスポーツイラストレイテッドのバデューチ記者とのインタビューには応じてるあたり信ぴょう性が高い情報とされた。

そしてこの話題から3時間半ほど過ぎたあたりできたパッサン記者のツイート、いや、エックセズ(X's)がありました

エドガー・クエロカイ・ブッシュを出し、ホワイトソックスからルーカス・ジオリト(Lucas Giolito)レイナルド・ロペス(Reynaldo López)を獲得したという一報でした。
ファン待望のピッチャーです。

すぐにエンゼルス公式からもアナウンスがありした。

これによりエンゼルスの今年のペイロールは贅沢税の閾値を超えました。まあちょろっと超えたくらいなんで金で解決できることだと思います。

ただここで大谷残留に加えこのトレードを決断したということは、今年は戦うことの意思を出したということです。
ジオリトとロペスはオフにFAになるのでエンゼルスが保有出来るのは残り半年。つまり今年に賭けたわけですね。

ジオリトは今日の大谷の完封を含めても大谷(120.2イニング)以上のイニング数を投げていますし(121イニング)、三振もイニング以上奪えていて(131個)、スアレスやバリア、シルセスなどでなかなか埋まらなかった先発の枠を埋める期待は大きいと思います。

新たなブルペンのロペスは三振が多いものの四球も多いのでぱっと見は不安定ですが、21個ある失点の内12個は3月4月に取られたものでその後は安定しています。最後の失点はエンゼルス戦でバマーがサヨナラ暴投した試合で、そのランナーを四球で出していました。ですがその後今月は無失点投球を続けています。
球は速く、去年まで軟投派を集めがちだったのは何だったのかという思いがようよう強く山際。

代わりに出したエドガー・クエロとカイ・ブッシュ、一応エンゼルスのプロスペクトランキングでは2位3位の選手ということで、半年だけのレンタル選手に対するアセットとしてはもったいなかったのではないかという声も聞こえてきましたが、個人的にはその点では問題ないと思いました。

オハッピーの台頭とサイスの活躍、スタッシが来年も残ることを考えればクエロは2番手として残しておくよりトレードで使うのがベストだったので、このタイミングでの放出はマストでした。

カイ・ブッシュは個人的に将来ローテ入りしてほしい投手ではあったので残念でしたが、今年はケガで出遅れ。去年は良かったものの圧倒する成績ではなく、今年24歳になることも考えたらまあ価値がある内に出すのはありだなと思いました。
ブッシュにこだわらずとも代わりの投手は別に出てくるだろうという思いです。

問題があるとすれば、ランキング上位という見た目的に相対的に良く見えるプロスペクトを一気に2人出してしまったことですね。さらなるトレードの可能性を考えるとアセットを一気に減らすと選択肢が狭まるので。
あとはクエロはチーム事情でキャッチャーのプロスペクトを抱える必要がないなら、それこそ去年のマーシュみたいに別のポジションのプロスペクトとのトレードもありだったかなど思いました。ただクエロ以外でジオリトのトレードに漕ぎつけられたかは分からないのでこれしかなかったという見方もできますね。

欲を言えばミドルトンも欲しかった。

ムーアが帰ってきたものの双璧をなすデベンスキーがケガで離脱、バークマン(バックマン表記よりバークマンに合わせました)も離脱、ソリアーノとウェブが良い時は良く怪しい時は怪しいながら怪しい時が増えてきてブルペンへの不安が増してきたので。

デトロイトでのタイガース戦を終え、ここから勝率5割超えのチームとばかり対戦が続く正念場が続きますが、これから戻ってくるドルーリーと戦い、そこを乗り越えてトラウト、オハッピーが帰ってくる頃にポストシーズン争いでリードできるよう頑張ってほしいと思います。

それでは今回はこの辺で。

みなさん、ごきげんよう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?