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“東京“というユートピア、そして深夜ラジオ。

お久しぶりです。
気づけば夏休みも終盤に差し掛かり、残すところあと数日というところで一層の怠惰を極めている大学生です。

今日も深夜の自分語りにお付き合いください。


東京

日本の首都。世界的大都市。

大学進学を機に上京して一人暮らしをしている今でこそ身近な存在ですが、田舎に住んでいた中学・高校時代の自分にとって、それはもう完全に“別世界”でした。


中高生の頃はよく深夜ラジオを聴いていました。
真っ暗な部屋で1人。カーテンを開けて街灯の明かりを眺めながら。

とてもとても離れた場所からでも、東京の放送ブースと電波で繋がれている感覚がどこか嬉しく、また少しワクワクさせてくれる。

夜中に聴くラジオはまるで、とても面白くて大好きな人が自分のすぐ隣で話をしてくれているかのような気分にさせてくれるのです。

自分が住んでいた地域では、深夜0時までは地元のローカル局の番組を放送していて、日にちが明けて0時からは全国ネットの生放送が行われていました。

0時に放送が切り替わる瞬間が、当時の自分には妙に嬉しかったんですよね。
遠く遠くの大都会から大好きな人の声が電波に乗って小さな寝室に届いてくれる。

“東京“というユートピアをその間だけは少し身近に感じられる。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当にこのくらい思っていました。
人が沢山いて、なんでもある。なんでも叶えてくれる街。東京。
まさにユートピア、理想郷のような場所でしたから。

今でこそ少しその感覚は薄れてきました。
おそらく毎日のように街を見ていると、その負の側面まで見えてくるからでしょう。そんなもんでしょうね。汚い街っちゃ汚い街です。

だけどいまだにその感覚は抜けません。
大勢の“他人“に揉まれながら精一杯生き抜く殺伐とした街。
どれだけ夜が深くなろうと1日中明かりが消えない街。
それが自分にとっての東京なのです。

たとえそこに住んでいようとも、決して自分の街では無い感覚。

最近では若者の東京離れ、みたいな文言も聞こえます。
こんな殺伐として超人工密集な場所よりも田舎もほうがのんびりと住みやすい。
言われてみればそうなのです。

今やメディアや情報の流れが変わり、流行の発信地は必ずしも東京ではありません。スマホ一つで誰もがお互いに繋がれて、テレビやラジオのように、東京から全国にエンタメが一斉発信される様な時代は終わりました。

この先は一層“東京である意味“が薄れていくことでしょう。
だけど、やはり東京は自分にとって"なんでもある特別な街"なのです。

街に照らされた明るい夜空の下。
美しくもどこか寂しげな東京タワーの姿はその全てを象徴しているよう。




今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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それではおやすみなさい。✨






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