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これからの「シモ」の話をしよう。

マイケル・サンデル先生ごめんなさい。

タイトルを見て「なんてお下劣な。」とムカッとしたあなた、怒らないで欲しい。ステイ、ステイ、be calm。お願いだから銃を降ろしてくれ。そう、いい子だ。そのまま、そのまま、本文を読んでほしい。
ハラスメント大好きっ子のそこのあなた、申し訳ないが、あなたを喜ばすような内容はこの先書かれていない。でもまぁ、このまま読んでも損はないから読みすすめてくれると嬉しい。


シモの話ってどうだろう。「下」いわゆる下ネタだ。周りの人と話すことってあるだろうか?私はない。子どもが「ウンチ〜」と笑いながら言うのに「ウンチ〜」と返すことはあっても、飲み会などはっちゃける場を含めて、普段の会話でシモについて話すことはほとんどない。

理由は2つある。

理由1 人の嫌がることをしたくない

シモの話を多くの人が嫌がるから。自分の発言により人が顔をしかめるのを見て喜ぶ趣味はない。

理由2 嫌がらせしてくる人を近づけたくない

下ネタを得意とする人が周りに寄ってくるのが嫌だから。下ネタを発する人って、なぜかセクハラも得意なことが多く一緒にいると疲れる。
(例外もあって異様に面白い下ネタ遣いもいる。劇団「犬と串」など下ネタで涙腺が崩壊した。活動休止しちゃって残念。)

以上2つの理由、それらが消えてなくなった世界を私は切望している。
極端に下ネタが忌避されることなく、嫌がらせの道具として下ネタが使われることがない世界。なにも気にせずに私はシモの話をしたい。

なぜかって?
ウンチ、オシッコ、排泄の話と、女性と男性のカラダ、エロとされる話を忌避した結果、今の社会がどうなっているか見て欲しい。
オストメイト(人工肛門や人工膀胱をもつ人)が支障なく日常生活を送る権利、子どもが性教育を受ける権利、女性や男性が自分自身の身体を大切にする権利、すべてが阻害されている。そのせいで私たちの生活に実害が出ている。
そんな社会がたまらなく嫌だから、今後、私はシモの話をする。

先月起こったばかりのムーブメント#NoBagForMe もそうだよね。女性も男性も、隠さず生理の話ができる社会を目指す運動だ。


便:ほとんどが水、次に私たちの身体の一部として働いてくれた細胞たちの死骸、細菌と、私たちに食べられ血となり肉となってくれた植物さんや動物さんの残骸から成っている。

尿:水分と老廃物や不要物。尿のおかげで血液中の老廃物や不要物が体外に出され、身体の浸透圧が保たれる。

生殖器:繁殖に使う臓器。現代では人間にとって繁殖が人生の第一目的ではないため、どちらかというと悩まされることの方が多い。しかし、大切な臓器であることは変わらない。

真面目に書いてみたけれど……ぜーんぜん話してもいいでしょ。
全部大事な、自分たちのカラダでしょ。

リピートアフターミー。
ウンチ!オシッコ!チンコ!○○○(女性器名が言えない)!生理、正式名称は月経!

私もサラッと言えない単語があって、あーあ、なのだが。(女性器の名称って男性器に比べてかわいくない……なんかバカにされてる感じがするというか、誇りを持って呼べない。男が使う言葉で、女が主体的に使える単語じゃない雰囲気がある。)

どうしてもシモの話に抵抗がある人もいると思う。それは仕方がないことだ。すぐに逃げられるよう今後書くシモ系記事にはタイトルをわかりやすくつけるので、苦手な方はパッとみてスルーしてくださるようお願いします。

♡を押すと小動物が出ます。