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「結果は出るのを寝ながら待つんですよ」~プロセスを楽しんでいると結果も人も集まってくる~

こんにちは!
トナシバ編集長の佐野です。

ここ読み飛ばすとこ~いじる愛と技術とは何か~

突然ですが「いじる」って勇気がいりますよね。(しばらく『いじり論』を展開しますので飛ばしてください)愛と技術がなければいじめになってしまいますから。

「いじる愛」とはすなわち「あなたが好きなんだ」という心構え。
「いじる技術」とはすなわち「良いところに光を当てる」観察力。

この愛と技術なくしていじりは成立しません。そう、いじるとはいじられた側が「あれ、私って好かれている?」と嬉しくなるものであって、「みんなの笑いのために我慢しよう」という犠牲心ではないのです。いじりとは弄られる側がおいしい思いをするのであって、いじった側が楽しむものではないのです。

だから先週のnoteは私としてはちょっと気がかりでもあるんです。トナシバメンバーの松井をコンテンツの犠牲にしてしまったのではないかと・・・。
>「あなたは何がしたいんですか?」と営業パーソンに聞く顧客の真意とは~営業先にトナシバいかがですか?~

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松井 健太郎とは!トナシバをサッカーチームになぞらえたら、MF(ミッドフィルダー)。この人がいないとサービスはおろかMTGすらまとまらない、始まらない、そして16時から酒を飲むメンバーが現れる。トナシバ唯一の良心。

気になっていたので、松井がFacebookでシェアした投稿を見てみました。「いじられちゃったワロス」なテンションを期待したんですが。

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ちょっと怒ってません?「これはまずい」と思って恐る恐る付いていたコメントを覗いていみたんです。「え、松井さん大丈夫?」、「ちょっとやりすぎだと思う」というコメントが溢れているんじゃないだろうか。

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なんだ、どこでもいじられてんじゃん。世間の声は「いいぞ、もっとやれ」でした。

そのMTGは面白いのか?結論より過程に重きを置くべき理由

ということでようやく本題です。本文の内容をリードしないリード文になってきたのは最近の悩みです。

トナシバの愛すべき「いじられスマート」な松井ですが、実はブログを書いておりまして。ここから何か新しい松井のいじりポイント、ではなくて新しい人材活用や組織運営のネタを探していたんですね。

そしたらありました。「なんか会社、つまらないんだよね」と思っていた時期が私はあったのですが、その時に必要だった視点が書かれていました。
仕事を楽しくする工夫と努力

ちょっと引用します。もちろん、本人の許可は取っていません。安心してください。勝手にちょっと編集しています。

ある事業で、今後の大きな指針について検討していた時に気づいたことがあった時の話です。
「どうやったらうまくいくか」「どうやったら効率的に進むか」「どうやったらきちんと決まるか」という視点で考えていた時に、「●●さんに話聞いてみたら面白いかも」って意見が出たんですね。最初は、「それ、時間掛かりそうだし、徒労に終わりそうだし、、、」と一瞬思ったんですよ。
でも、よくよく考えたら、話を聞くことで新しい発見があるかもしれないし、より面白い展開が描けるかもしれない。
それに、結果的に進展がなかったとしても、この検討のプロセスが(時間は掛かるかもしれないけど)面白くなるかもしれないですよね。だから「プロセスが面白くなるなら、やってみた方が良いな!」という結論に至ったのです。

「何のメリットがあるんですか?」、「エビデンスはあるんですか?」、「数値化できますか?あなたの主観ですよね?」が口癖の(聞いたことない)結果主義の松井が、結果ではなくプロセスに意味を見出したのです。

この「結果ではなくプロセスに意味を見出す」は、実は仕事を楽しむ一つの方法ですよね。ビジネスにおいては「目的と手段を混同させてはいけない」、「結果のでないプロセスに意味はない」という発言が説得力を持ちます。例えば評価面談の時にも「結果は出ていません。でもこれだけ頑張りました。評価してください」は「ありがとうございました」と門前払いを食らうこと間違いないです。

もちろん松井も結果が大切であることは分かっているから、プロセスに意味を見出したことをブログに書き留めたのでしょう。

実は結果は「出すもの」ではない。結果は「出るもの」だった

ということで、ちょっとインタビューしてみました。

――「結果よりプロセスを大切にしてみる」が松井さんから生まれたのは意外でした。
松井:
僕も自分で驚きました。よくよく考えてみたら、「どうやったら良い結果が出るか」はこれまでもよく考えていたんですけど、「どうやったらこのプロセスがより面白くなるか」をあまり考えられてなかったことに気づいたんですよ。
――プロセスを楽しくするという考えに至ってから、変化はありましたか?松井:
「どうすればプロセスを面白くできるか」を考えること自体が、既に面白いんですよ。
――でも、結果を求めなくなることで、結果が出なくなるのでは?という恐れはありませんでしたか?
松井:
意外とないんですよね。特にトナシバは事業の撤退基準に「メンバーが飽きたら終了」があるように、「楽しさ」を重視してもいます。言葉遊びのようですが、「楽しんだその結果として、結果が出るものなのでは」と考えるようになっています。
――結果を出すことに囚われず、「自然と結果が出る」状態とも言えそうですね。
宮先:
つまり自然(じねん)ってことですね!結果は出すものではなくて、出るものだと。そういうことなんだよ。
――(どっから出てきたんだ)

松井インタビューなのに宮先が要点をさらっていきました。一度「結果を出さなければ」という強迫観念から離れて、「結果を出すまでのプロセスを楽しめないか」と考えてみる。そうすることで仕事の熱を取り戻せて、結果的に出したい結果に早くたどり着けるかもしれません。

「優秀な人を採用したい」。そのためには「楽しんでみること」を始める

松井の話は宮先に遮られながらも続きます。良かった、折れないハート。「プロセスを楽しむ」ことはチーム作りにも繋がるようです。

松井:
目の前のプロセスを面白くすることを考えながら、トナシバも仕掛けていきます!それに、楽しんでいる人たちの周りには「私も一緒に動きたい」という人が集まりますよね。そしたら最初に考えていた結果よりも、はるかに大きな結果を生む可能性が高まるんですよ。
――最初に設定した結果が通過点になるかもしれないんですね。
松井:
そうなんです。結局、最初に設定した結果は「これくらいならできるかな」というちょっと「置きにいった」結果であって、あまり「何が何でも結果を出したい!」と自分を駆り立てるものではないことが多いんです。
――上司が部下にストレッチ目標を設定するように、自分では自分の少し上の目標は見つけにくいかもしれないです。
松井:
プロセスを楽しんでいると外の人がやってきて、「もっとできるよ」とか言うじゃないですか。最初の仲間内だと「それは現実的にちょっと」とか言っちゃうんですけど、「プロセスを楽しんでいる」×「外の人が混ざる」と「え、やれちゃう?ていうか、やってみる?」となるんです。
――プロセスを楽しんでいると人が集まってきて、さらに大きな結果を作りたくなるというサイクルが生まれるんですね。
松井:
ほら、イノベーションが生まれるのは中心ではなく周辺からって言うでしょ?明治維新も幕府からではなく、地方から動きが起きたように。だから私たちも「結果を生むためには結果を見つめる」といったこれまで中心的な考え方から、「プロセスを楽しんで結果的に結果を出す」という周辺に追いやられていたプロセスの楽しさを取り戻してみるのもありですね。

プロセスを楽しむことはチーム作りにも影響することから、さらにはイノベーションの話にも展開していきました。これ以上話させると「松井さん、実は賢い人?」と思われていじりの攻撃力(?)が低下する恐れがあるので、ここで終了。

お知らせ~「うちの会議、面白くしてくれませんか?」~

この記事を読んで「おぉ!うちの会議を!面白くしてくれ!人が集まって、結果も出るんでしょ!?」と思ってくださる人がいたら、お気軽にお声がけください。結果偏重のMTGをプロセス重視の語らいに変えるために、トナシバメンバーのあなたの会議に訪問します。

なぜ「よしブレストしてアイディアを出そう」とメンバーに言っても恐る恐るしか意見が出ないのか。なぜ1on1をしているので突然の「びっくり退職」がなくならないのか。なぜ新規事業立案の制度があるのに応募数が増えないのか。

それは会議自体が、1on1自体が、新規事業立案の制度自体が「面白くない」かもしれません。

ま、トナシバを呼ぼうとしてくださるあなたは、既に面白い人だと思いますが。

本日のトナシバビリティーポイント

ということで、本日のトナシバビリティーポイントをまとめます。「プロセスを楽しむこと」の効用ですね。AIが記事のポイントをまとめてトナシバビリティーポイントを自動生成してくれる未来を待ちます。

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(執筆:佐野創太、編集:トナシバ、デザイン:誰か助けてください)

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五十嵐が旅行かな?温泉に行ってきたようです。そう、五十嵐は既にプロセスを楽しんでいたのである!

五十嵐:
ここサウナである!

※東京巣鴨の極上癒し温泉「SAKURA」はこちら

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