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【「副業の先に何があるの?」を話してきた】前野隆司さんのアカデミズムと島田由香さんのグローバリズムに乗っかった日

こんにちは!
トナシバ編集長の佐野です。

なんと、トナシバメンバー、イベントに登壇させていただきました!
(告知は忘れていました)
主催のWork as Life研究会様、ありがとうございました!

五十嵐さん

五十嵐:
あ、私がレポート書きたいです~お任せください~!

おぉ、ということでここからはトナシバのFW・五十嵐がお送りします!訪問日記を執筆以降、攻撃力が高まっています。

テーマは「副業の流れから見る次の社会デザイン」

がっつりしたテーまでした。こちらです。
【副業解禁の流れは続くのか】4つの視点から読み解く「次の社会デザイン」

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スピーカは―豪華です!ここぞとばかりにアカデミズムとグローバリズムに乗っかってきました!

前野隆司さん

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幸福学の第一人者。著書に『幸せのメカニズム』(講談社現代新書)、『脳はなぜ「心」を作ったのか』(筑摩書房)など多数の著書を持ち、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授です。

「社会デザイン」という大きな流れを考える中で、「それは私たちを、人を幸せにするのか?」という大きな視点を投げかけてくださっていました。

島田由香さん

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ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス株式会社 取締役人事総務本部長。 世界こどもサミット共同発起人(Co-Founder)。

副業の流れも社会デザインも、私たちの頭上を通り過ぎるようなものではなく、「私たちがどうしたいのか?どんな一歩を踏み出したいのか?」という意志の大切さを発信してくださっていました。No More 観客。Wanted 当事者。(おそらく英語は間違っています)

(ちなみに島田さんは慶應義塾大学卒業後、パソナ入社というご経歴をお持ちです。トナシバ編集長の佐野の大先輩でございました。改めてご挨拶を!)

イベント実況はこちら~副業解禁の流れ、続くんですか?~

当日はtwitterで実況していましたので、こちらから内容のハイライトを見ることができます。レポートの概要はこちらをご覧ください。

資本主義、そろそろ疲れてきませんか?

前野さんからは学問の見地、島田さんからはグローバル企業の現場の視点、そしてトナシバからは副業や社員シェアリングといった次の働き方・人材活用の観点が交錯したディスカッションとなりました。

結局「副業の先に何があるのか?」の答えですが、「それを決めるのは私たちであり、私たちには決められる意志も力もある」だったように思います。ほら、実況もそんな感じ。

武井からは「株式市場の限界」という問題提起をしています。

松井からも副業解禁の流れがありつつも、「成果出せば週3でも良いと言っている企業は少ない」という現場を観察した目から、冷静に今の副業市場を観察します。

島田さんからも「資本主義に対する問題意識」と、新しい指標である「ウェルビーイング」という考え方が話されました。島田さんご自身も、自分のチームから実践を始めているようです。大手グローバル企業を動かすのは、想像以上に大変そう・・・。

前野さんは資本主義の原動力でもある「マテリアリズムの限界」について言及してくださっています。「幸福度とマテリアリズムは反比例する」、つまり物質の豊かさと精神の豊かさは必ずしも比例しないという研究結果があるそうです。

いよいよイベントは終盤に!というところで武井、お手洗いだってよ。

しかも休憩に入る直前でした。あと3分我慢できんのか。しかしここでWork as Life研究会の会員であり、この日の司会である桐林千登勢さんの人間力が発揮されました。お手洗いから戻ってくる武井を見て一言。

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~武井さんが席を立ってくださって、休憩を取ることを思い出しました~

こういうのですよ、トナシバに必要なスキルは。「もう飲んじゃったよ~」とか言ってる場合じゃないんですよ。

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(左が松井、右が武井。カメラ目線なのは松井ですが、なぜかFacebookで顔認証されなかったのも、松井でした。ザッカーバーグが何かを察したのでしょう)

「副業の先に何があるの?」なんて聴かないでおくれ。それは、私たちの「関係性の武器」で定義できるんです

ここまで読んでくださった方は「おいおい、やっぱり抽象論だけの空中戦かよ」と思ったからもいらっしゃるかもしれません。

実際に実況にいただいたコメントには、冷徹な視点も届いています。く、やるな・・・。

善意に満ち能力もあり前向きな、オルテガの言う精神的貴族みたいな連中だけならそういう理想社会もありかもしれんけど、悪意を持った人間や能力が劣ったり怠惰な人間が混じればそんなもの崩壊するぞ…

攻撃の手はさらに強まっていきます。twitter怖い・・・。

意識高い系による戯言、譫言にしか見えない。 法令にせよ契約主義にせよ、「信頼」だとかいう一面酷く脆く簡単に踏みにじられるものに頼ることなく人々と集団を守る為のものだ。「信頼」で置き換え可能などと考えるのは歴史と人間性への省察がまるでない証拠でしかない。 それに、今問題となっているブラックバイト(飲食店などで多数の学生アルバイトに過大な業務を負わせ、その責任感と仲間意識を利用して過重労働を強いる)なども、まさに「信頼」を逆手に取った搾取そのものだ。
だいたい、この手の「キラキラした理屈」は、結局はそれに幻惑された若者達を安く酷使して儲けたいだけ、人件費というコストを削りたいだけの資本家、使用者側に都合のいいものでしかない。こんなもんに騙されちゃ駄目だ。

ただ、トナシバはこういった「この問題にはどう対処するの?」という指摘や「意識高い系だよね」という批判も飲み込んでいくのです。
そして私は思うのです。こういった冷徹な視点は私たち人類は(主語でかい)何度も立ち向かってきました。オルテガ(名著に『大衆の反逆』があります)を持ち出すまでもなく、ホッブスが『市民論』や『リヴァイア』で問いたように「万人の万人に対する闘争」状態を目の当たりにし、私たちは人間の悲しさを何度も見てきましたよね。それは政治や経済という大きな流れだけでなく、会社や家庭といった日常の空間でも散見されます。

この時に「これが現実だよね」と現状維持で生きる道もあります。でも、前野さんは「幸せを歩む勇気」に火をつけてくださったように思います。

島田さんも「自分で定義して良い」という力強い言葉を送ってくださっています。「何が幸せなの?」も自分で定義して良いし、「どんな社会にしたいの?」も自分で定義して良いと背中を押してくれました。ラララ アケスケに DIVE!(突然のB'zの名曲「DIVE」」)

確かに一人で動くのは難しい。でも、武井が良いこと言いました。終盤になってお酒が抜けてきたのでしょう。「関係性」が人間の最大の武器かもしれません。

そして松井、すかさず「関係性」を作り始めました。島田さんのユニリーバで、トナシバ実現!なるか!乞うご期待。続報なければ松井のせい。だからFacebookで顔認証しないんですよ。(ページ上のくだりを参照)

副業の流れを進めるのも止めるのも、資本主義とは違う経済の流れをつくるのも「No More 傍観者。Wanted 当事者」ということなのでしょう。(英語あってる?)それは全て私たちの意志にかかっているんじゃないかな~。

「今どうなのか?」という現状分析はもういらないかもしれないですね。「私たちはどうしたいの?」という意志が求められているように思います。

でも一人の孤独な戦いにはならないでしょう。私たち人間は関係を築くことでここまで歴史を積み重ねてきました。だから、この先も関係性を武器に共に社会をつくっていけるはずです。「今はこうだし、過去もこうだったんだから未来も同じなんだよ」という考え方は退けます。

と、難しいこと言ってきましたが、前野さんの問いかけで締めくくりましょう。深いかつ、シンプルな問いに回帰するのです!

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前野さん:
いやーみなさん、幸せですか?幸せならいいや(笑)。

五十嵐は、幸せです!

本日のトナシバビリティーポイント

トナシバビリティーに溢れたゲストと司会に囲まれたイベントでしたね~。これからもWork as Life研究会さんとご一緒したように、目指す先が近い方々とコラボしていきますよ♪

あ、トナシバメンバーはいつでもイベント登壇しますので、お声がけください!このページからどうぞ。「五十嵐さんにお話して欲しいんです!」という指名もお待ちしていますよっ!

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(構想・執筆:五十嵐政貴、編集:佐野創太、デザイン:誰か助けてください)

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