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おかん留学/思わぬ大トラブルが

今まで優しく愉快な友達に恵まれて楽しくマルタで暮らしていましたが、神様はちゃんとみていて、それなりの試練を与えてくれるものだなと感じています。

大音量!ルームメイトのいびき&歯軋り

フランス人の24歳の女の子がルームメイトとしてやってきました。彼女は大学を卒業した後、法律を学ぶ学校に通っていると言っていました。おそらく賢いんでしょうね。

ちょっとシャイな感じで、おとなしそうに見える彼女は夜になると豹変します。イビキの音量が半端ないです。そして「そんなに歯軋りしたら来月には奥歯が全部削れてなくなっちゃうよ!」と思うような激しい歯軋り。その音は私たちの部屋を突き抜けて、廊下まで聞こえます。

そんな彼女(イビキちゃんと呼ぼう)と同室になってしまった私。毎日眠れません。寝れても結局朝の3時とかに起こされます。これが毎日続いています。


学校にSOSを出す

イビキちゃんがきて、たった3日で私の体調はズタボロになりました。「How are you?」の返事はいつも「I'm fine」だった私が「I'm not good」に変わりました。どんな環境でも眠れると思っていたけど、そんなことはないですね。速攻で「部屋を代えてください」と学校に問い合わせました。そしたら「今は空きがない」と言われ却下(涙)。私はイビキちゃんと5週間も一緒に暮らさなければいけなくなりました。

起きている時は普通の子です。背が高くてスラッとしているおしゃれな子です。友達とかと出かけたりする姿は見たことがなく、いつも家にいます。そして寝るのが早い。夜の8時台に寝てしまいます。そしてあのイビキ&歯軋りタイムが始まるのです。だから私はイビキちゃんより先に寝ることができないのです。


イビキの原因は、まさかのコロナ

私の我慢も限界になってきて、思い切って、イビキちゃんに打ち明けました。「あなたはイビキと歯軋りがすごいよ。どこか体調が悪いとかストレスを溜め込んでいるとかしていないか私は心配だわ」と言う、この遠回しで、やんわりとした言い方で伝えてみました。「うるさいんだよ!」とは流石に言えなかった日本人。

そしたらイビキちゃんがイビキをかくようになったのは去年10月にコロナになった時からだと言いました。コロナになって熱が出て、頭はハンマーで殴られたように痛くて、喉が腫れて痛くなって、そこからイビキをかくようになったようです。そして「ごめんなさい。あなたに迷惑をかけてしまっていて本当に申し訳ない」と言われてしまうと、私は「Don't worry」と言うしかないのでした。全然Don't worryじゃないんだけどね。

恐るべしコロナ。コロナでそんな後遺症が出てしまうとは、ほんとコロナにはなりたくないなとさらに思ってしまいました。

私なりの問題の解決策

耳栓を買いました。ま、耳栓ごときでは解決しないけど、気持ち音量が減ったように感じます。今はスマホと同じくらい耳栓が大切。なくては困る存在です。耳栓ってイヤープラグっていうんですね。勉強になる〜。

イビキちゃんと暮らすのはあと4週間弱。年越ししたのに、毎日カウントダウンしています。終わる頃には歯軋りも小鳥のさえずりに聞こえるようになるといいな。

そんなイビキちゃんの名前はまさかの「マエバ(前歯?)ちゃん」。いや、オクバ(奥歯)ちゃんだろ!って突っ込みたくなる名前です。このギャグ、日本人にしかわからない〜。


クリスマスと正月をマルタで過ごして

イビキちゃんがきたのはクリスマスの朝。そうです。イビキちゃんはサンタクロースからのプレゼントだったんです。ありがたく今は受け取っています。

そんな私のクリスマスと正月は楽しくマルタで過ごすことができました。家族に会うためにクリスマスや正月に一時帰国する人もいましたが、帰国せずマルタに残るロンリーフレンドらとパーティーしました。
クリスマスは各自が5€くらいのプレゼントを買って交換をしよう!と言うことになり、それもすごく盛り上がりました。結局クリスマスは12人、正月は15人のロンリー仲間とどんちゃん騒ぎでした(←家に帰りたくないから)

余談ですが、こういった飲み会などで役立っているのは私の占いのスキルです。どこで聞きつけたのか「私の手相をみて」と行列ができるくらいです。なかなか好評で終わった後はみんな感謝の熱いハグをしてくれます。占いの勉強しておいてよかった〜。
逆に役に立たなかったのは、せっかくアニソン歌えるように練習したのに、カラオケは行かないですね(若い子は行くのかもしれないけど)。みんな歌うよりダンス。歌う人もいるけど、人の歌なんて誰も聞いてません。自分が気持ちよく歌うだけです!😁

スリーマにあるチャーチ・オブ・アワー・レディー・オブ・マウント・カーメルと言う教会


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