今年大学を卒業した僕が、新入生に伝えたい本当のこと

はじめまして。
初めてのnoteの投稿なので、少し緊張しています。とんふぃです。

僕はつい先日、大学(正確には大学院)を卒業したのですが、せっかく新年度なので、自分の学生生活を振り返り、「知っておきたかったこと」をまとめてみました。
こうやって教えてくれる先輩がいたらなぁって思いながら書いたので、新2,3年生にも当てはまることが多いかもしれません。

一応、大学生がしそうなことは、起業以外、インターンや留学・旅、学生団体、ビジコン等々ほとんど手を出したので、そういった経験を踏まえて書きます。

大学生活なんてあっという間!

新入生の皆さんは、きっと新しい生活に胸を弾ませていると思います。
ですが、大学生活なんて本当にあっという間に終わってしまいます。
僕は大学院と留学も含めると、7年学生を続けましたが、本当にあっという間でした。

4年間というのは、たったの1424日(あ、もう3日終わったから1421日か)。
この内、大学の授業があるのは、平日5日×15週間(半期)×8半期(4年)=600日。

みんなが「学生生活」と呼ぶのは、「授業がある600日」と「授業がない800日」のこと。こう思うと、学校で学ぶことと、学校の外で学ぶこと、どちらも本当に大切だと実感しませんか。

飲み会・コールが嫌なら帰っていいから!

新歓期といわれる今の時期は、たくさんのサークルの先輩たちが飲み会に誘ってくれたり、お花見に連れて行ってくれたりしてるよね。
僕は本当にこういうのが嫌いだったんだけど、友だち付き合いやサークルや授業のこと知りたかったこともあって、嫌々ながら参加することもありました。

だけど、今思えば、本当にどうでもいい。帰っていいよ。
そういうやり方でコミュケーションを取るコミュニティに自分が合わないなら、自分が合うコミュニティを探せばいいんだ。
保証します。必ず合うコミュニティはあります。

毎年のように、新入生が新歓や合宿で急性アルコール中毒で亡くなっているニュースを見て、そういうことしてるサークル全部潰れてしまえばいいのにと思っています。
未だに大学生アンケートで「アルハラに遭ったことがある」でYesが50%近くいくなんて、本当に…(ごめんなさい最後はただの愚痴になりました)。

楽勝単位なんてとらなくてもいい!

僕が1回生のころ、周りの雰囲気につられて欲しがっていた、先輩たちも嬉しそうに語ってくれる「楽勝科目・単位」の話。

こんなのほんとどうでもいいよ。
どうせ単位なんてくれるから、勉強したら(勉強したくないなら学生やめればいいからさ)。
入試よりも難しい科目なんてないしね。笑

それよりも、ある特定の分野・科目について人生をかけて研究している先生たち、その分野の本を書いている先生たちに半年~1年間、学ばせてもらえる機会なんて人生で二度と訪れないから。
だから、自分が興味ある授業から順番に取って行ってね。

楽勝科目とかになると、授業行かなくなったり、寝てるだけになって、振り返ってみたら自分の人生がただ無駄に削られてただけになるからさ。
ちなみにオススメは、哲学系、情報学系!あと、各論的な話よりも総論的な話をしてくれる授業が、概括的な世界観を知ることができて面白いと思います。

貯金はしなくていい!

もしみんなが小学生や中学生に、「お年玉って貯金した方がいい?」って聞かれたら、何て答えるでしょうか。

「貯金なんてしなくて、何か好きなことに使ったほうが良いよ」
って僕は答えたくなります。そのうち、入ってくる額は大きくなってくるので、ありがたいお金をそのありがたさのうちに使う方法を学んでほしいからです。

同じ感じです。
大学生のうちのバイトで稼ぐことができるお給料は、社会人になってもすぐに稼ぐことができます。
なので、常に貯金0はさすがにまずいかもしれませんが、そんなにたくさん貯金をするより、時間がある学生のうちに、自分に投資して下さい。
世界一のお金持ちの一人、投資家のウォーレン・バフェットも「一番の投資先は自分だよ」といっています。
留学したり、人に会いに行ったり、イベントに参加したり、株をしたり(最後のは本当に投資だね)。

斜に構えず、意識を持つことに自信を持って

大学生たちの間で跋扈する、「意識高い系」という言葉があります。

僕はこの言葉がすごく嫌いです。何か問題意識を持ち始めた子たちが、一歩踏み出すことをやめさせてしまうから。
体育会系の子たちが寝る間も惜しんで練習していることはすごいこと。
だから、分野は違えど、問題意識を持って頑張る子たちをバカにするのは良くない。

新入生の皆さんも、斜に構えず、何かしたくなったら周りの声も気にせず、一歩踏み出してください。
一歩踏み出さなかったときの、自分自身への損失、そしてこの社会への損失を考えてみてね。
いつも後悔するのは「やらなかったこと」です。

気づいた人には責任があります。

仲間をいつも大切に

最後に、「仲間」を大切にしてほしいということを。

当たり前すぎるかもしれないですね。
だけど、「友だち」ではなく、「仲間」を大切にしてほしい。

自分の周りの友だち6人を思い浮かべると、その子たちは自分の鏡であるとともに、自分がいまいる”現在地”を教えてくれます。
自分の周りにいる子は、これからの4年間でどんどん変わっていくかもしれないし、ずっと一緒かもしれない。

ダンバー数という概念があります。
どうネットワーク形成しても、人生で一定の緊密な距離感を保って付き合える人の上限数は150人程度だという概念です。

だから、「友だちを選べ」とはいえないけど、「こいつは仲間だ」と思った人を大切にしてください。そして、尊敬し合える関係を作り続けて下さい。

僕は卒業した翌日に、そういえる子たちとお酒を飲みに行き、彼らと学生生活を過ごせたことを誇りに思えました。

みんなも4年後にそう思ってくれることを願って、終わりにしたいと思います。

読んでくれてありがとうございました!

追記:あえて更に言うなら…

たくさんの人に読んでいただき、嬉しいので、あえて付け足すなら何かを考えてみました。
「大きく失敗しても良いから修羅場を経験してみること」
かもしれません。
僕もたくさん失敗して、迷惑かけて、周りの人に助けてもらいながらなんとか今があります。失敗できるうちにたくさん失敗してみること、大事です。
そして、一度修羅場を経験すると、同じくらいの修羅場はもうなんとも思わなくなっていくので、そうやってどんどん限界値を高くしていってほしいなと思います。

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