選挙でのSNS活用覚え書き

参院選2019で候補者のSNS運用をしたので自分用覚え書き(Twitter編)

選挙でネット、特にSNSが活用できるようになりました。まだまだ効果を発揮し始めたばかりなのでネット選挙の事例も少ないです。2019年の参議院選挙でSNSを担当しましたので、今後のためにネット選挙の効果やメリット、注意することなどを記録しておきます。

候補者によって方針は異なりますが、基本的にツイッターで会話はしません。「いいね!」とRTのみ。ほんとはコメント返しできると理想でしょうね。

SNSが選挙に大きく影響を与える時代になりました。選挙の神様と言われる藤川晋之助先生も「今回の参院選でSNSが選挙に大きな影響を与えるようになった。無視できるものではない。選挙は新しい時代に入った」とおっしゃっていました。今回の参院選2019では東京維新陣営にいらっしゃいまして、ご存知の通り、東京維新は音喜多さん、柳ケ瀬さんが当選されています。

効果なし、逆効果

・対抗相手の攻撃をする、特にイデオロギー的な点を

・抽象的で勝ったあとの景色が見えないツイート

・「実現できるもの」と「行動するだけのこと」がごっちゃ

・ネガティブな投稿はリムーブ率が高い

・「○○」か「△△」か?みたいなツイートはエンゲージメントが低い。まれにこういうのが大好きな政党があります。当然、無党派層獲得には失敗しています。組織層を固めるには有効かもしれないが、広がりは生まれませんね。

効果あり
・ポジティブキャンペーンに徹する

・著名人が応援に来たことを利用しない。「○○が応援してくれている私を応援して下さい!」みたいのは共感を生まない。著名人が属しているクラスタに自分の政策を読んでもらったり、選挙自体に興味を持ってもらえるようなツイートにする。ふだんリーチできない層にリーチ出来るので使い方によっては有効。友人を利用するのは無党派層の方から見ても不愉快じゃないかな。

感じたこと

・コンテンツの質に目が行きがちですが、コンテンツと時間軸のマッチングやチューニングの方が重要

・動画はYouTubeに誘導するのとTwitterに埋め込むのを区別する

・ハッシュタグのクリック率はとても低い。けれどもツイートの文面に強弱をつけるのにはとても便利。SEO対策的にも重要。だいたいgoogleでも1ページ目にきます。「 #参院選 ○○選挙区」とか。

・フォロワー数は気にしない、一般の方はあまり政治アカウントをフォローしないので。フォローしてない方のタイムラインに出現する方法を考える。

・クソリプがたくさんつくので、あまりに卑怯なものや公平性を欠くものは通報する

・しっかりとした批判や質問には丁寧に答える。正しい批判は自分に不利なものでも有権者に見える形にしておく。自分に都合の悪いものを隠すのはタイムライン的には美しいかもしれないけど、候補者の姿として美しくない。誰にとっても素晴らしい候補者はいないのでリアルな姿を見ていただいて判断してもらえばいいのではないでしょうか。

・使ったクライアントはSocialDog

・選挙期間初期に質問コーナーを行なう。できればYouTubeで。YouTube→FB→Twitterの順で効果的。有権者の方との交流も大事ですが、「候補者のどこに疑問があるのか?」「候補者の政策の中で何に興味があるのか?」などがわかります。そこをクリアにしていくのが候補者を正しく選択していただくにあたり重要。選挙終盤には、この質疑応答で作った回答がツイッターの投稿ネタにもなる。

・ツイッターでとても熱心に応援してくれる方がいるので、「○○チーム」みたいな感じにできるといいですね。今回の参院選では、自然と「○○チーム」ができました。当選後は、「○○チーム」勝ったぞー!ってつぶやいてくれて、ちょっと泣きそうになりました。うれしいですね。

・候補者には重要政策が10本くらいはあると思います。選挙序盤は、優先順位をつけずにまんべんなくツイートで流します。毎日、投稿時間やハッシュタグを変えていきながらエンゲージメント率をチェック。選挙の残り一週間になったら少しずつ有効な政策に絞っていきつつ、その政策のツイートの切り口を増やして、大量に投下。

・選挙用のランディングページがあるならばほどほどに誘導する。基本的にリンクのクリック率は高くない。SEOが弱いならSNSを使わないとホームページを見てもらえない。

・ツイッターで応援してくれる方はワンイシューであることが多い。動物愛護や環境問題、子育てなどに関わる人たちは政治にコミットしてないことが多い。こういった社会課題に前向きに取り組んでいる方に政策を届けることが大事。政治で出来ること、候補者ができることを知ってもらう。とてもアクティブな方が多いし、RTやコメントをしてくれるときに、とても素晴らしい、共感を生む文章を書いてくれます。

完全な個人的な考え

ここからは個人的な考え。極端なので賛同できない方もいると思います。また、運用スキルがないので効果が出ていないということもあります。

・FB広告は投票行動には必要ない(うまい人がやれば効果的かも)。私もアフィリエイトの時は多用してます。選挙では難しいな、って感じ。

・ツイッター広告も結構難しい。自分のタイムラインに現れてもスルーしてませんか?

・演説で話した言葉をそのまま文章にすると反応がいい。変に整えない。

・写真もあざといのは使わない。候補者も撮られていることを意識していない画像が反応よい。

・今回の参院選2019でもっともTwitterを効果的に使った候補者は鈴木宗男さん。ご本人はガラケーユーザーなので自分ではTwitterができません。秘書さんや支援者さんが鈴木宗男さんの話したことを打っているそうです。Twitterはあくまでツールなんだ、ということなんでしょうね。れいわやN国などもうまく使っていると思いますが、政党の制限がある中では真似できませんから。山田太郎さんもすごかったですがワンイシューで攻めて、属性もしっかりしてるので誰でも真似できるものではありません。

※私は褒めてはいますが関係者ではありません。

続きはこちらから→ 参院選2019で候補者のSNS運用をしたので自分用覚え書き(Twitter編)/選挙クラウド




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ADK

選挙専門の傭兵軍団。ポスター張りからSNS運用まで議員事務所が手の回らないところをお手伝い。
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