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年中休業なのにコロナにかかった!(2023年8月26日~9月1日)

23年8月26日

前夜のZOOM飲み会ではコロナに罹患した人がおり、彼が今週ずっと具合が悪かった話を傾聴する。
熱はおさまったようだが咳が残ってつらいらしい。
それからなぜかしゃっくりがよく出てしんどかったと言っていた。
しゃっくりに対する薬はないみたいで、気の毒。

FBを読んでると身の回りにもコロナにかかった人が多いようだ。
3回かかった猛者もいる。
そんな話を22時から0時ぐらいまでして、我々は落ちる。

夜中に熱が出てきた。
37度台だから大したことはあるまい、きっとただの風邪だろう、と思っていたら土曜日の日中には38.5度まで上がった。
まさか、と思いながら抗原検査キットを使ってみたら陰性。
少し熱が出てきたせいうちくんも検査してみたけど、シロ。
最初の1本線だけがやけにくっきりと出る。
(FBにあげたところ、左側のは薄く2本目が出ているという指摘が。この頃からどっちか一方は陽性だったのか)

私の熱はそれをピークにすぐに下がり、37度台前半をうろうろしている。
むしろせいうちくんの方が熱が上がって、つらそうだ。

23年8月27日

私の熱はすっかり下がって36度台。
せいうちくんの方は39度ぐらいまで出た。
また抗原検査キットを使うが、やはり2人とも陰性。
「たちの悪い風邪をひいたのかねぇ」と言い合いながら、ひたすらポワロを観て過ごす。

デヴィッド・スーシェの「オリエント急行殺人事件」、その後の新「オリエント急行殺人事件」も観る。
強面で銃撃戦までやるポワロはちょっとイメージ違い。
この人の最新の「ナイルに死す」を船上の野外スクリーンで観たのがもうずいぶん前のような気がする。
ユスチノフの「ナイルに死す」「地中海殺人事件」も観て、やはりデヴィッド・スーシェが一番いいねぇという結論に。

23年8月28日

あいかわらずせいうちくんの熱が下がらず、咳も出てきたので、かかりつけ医に電話してみた。
熱がある人は夕方17時以降に来てくれと言われたので、仕事を早めに終えて出かけて行って、帰ってきたら「陽性だった!」。びっくりした。
これまでは症状が出て間もないから抗原検査キットでは出なかったのだろうか。
よく効くというゾコーバ錠をもらってきた。
のどの痛みに効く薬は現在品薄だそうで、漢方の麦門冬湯エキスを、熱にはカロナール。

私もあわてて抗原検査キットを使ってみるが、今回は先輩の娘さんがシンガポールから持ってきてくれたのを分けてもらったのを使ってみた。
うわー、二重線が出た!人生初めて。

せいうちくんが私のことも聞いてきてくれたところ、心臓のかかりつけ医なので、心臓の薬とバッティングするので使えない薬もあるそうだ。
18時までの診療なのに18時5分過ぎに電話する羽目に。
幸いまだ開いていて、19時頃に来てくれ、と言う。
行ってみたら「まだ少し患者さん残ってるから、ちょっと外で待ってて」と言われ、しばらくしたら部屋を空けてくれたらしく個室に通された。
簡易ベッドや便器、紙も洗えるシャワー洗面台があるから、どうしてもの時に入院する病室かしらん。

「お待たせ~」と江口のりこ似の女医さんが来て、鼻の奥の奥を細い棒でぐりぐりして検査してくれた。
陽性だって。
全然熱もないんだが、「声が少しおかしいわね。喉をやられてますね」と処方箋を書いてくれた。
心臓の薬とバッティングしないのはラゲブリオカプセルというやつらしく、
「大きめのカプセルを朝晩に4錠ずつのんでもらいます。ちょっとつらいけど、のんでね」と言って、あとはせいうちくんと同じ漢方薬とカロナール。
腰痛と膝の痛みのためにカロナールは毎日のんでいるから、それで熱がすぐに下がったのかなぁ。

「駅前の薬局なら19時15分まで受付してくれるから、急いで行って。次の定期検診は念のため少し遅らせて、来週の月曜に来てね」と言われて、夜の街に自転車で走り出す。
なんとかセーフで、薬をゲット。
帰りにロックアイスを買って帰る。
熱はないけど気は心、せいうちくんは実際熱があるそうだから役に立つだろう。

2人して「かかっちゃったねー。でも同じタイミングでかかったから家庭内隔離について悩む必要がなくてよかったね」と言いながら、一緒にデヴィッド・スーシェの「ナイルに死す」を観る。
もう「オリエント急行殺人事件」と「ナイルに死す」は全バージョン観てしまった気がする。
ユスチノフの「地中海殺人事件」を観たので、明日はデヴィッド・スーシェの同じ作品「白昼の悪魔」を観よう。

寝る段になって、せいうちくんは横になると咳がひどくなるようなので壁にもたれて座って寝るよう進言する。
私も心肺機能が落ちている時に自然に起き上がって「起坐姿勢」をとってしまったことがあったので、横臥していると肺が圧迫されて苦しいんだと思う。
実際、座った姿勢になったら咳が止み、せいうちくんはすやすやと眠れている模様。
「夜中に目が覚めたらうさこが僕の膝の上で丸まって寝ていた。なんだかすごく嬉しかった」ってことが2回あったらしい。
私もせいうちくんとくっついていないと寝にくいみたいだ。

というわけで今回コロナに初罹患したわけだが、いつまでかからないでいられるだろうと不安にもなっていたので、今回かなり軽症っぽくかかったことは何となく嬉しい。
やっとみんなの輪に入れた気持ち。
思ったほど怖くない、とも感じた。
たまたま軽症だっただけで、重くかかればいろいろ面倒だったのかもしれないが、3類から5類になったもむべなるかな、と言う気分だ。

複数回かかる人もいるそうだから、今後も少しは気をつけて過ごそう。
何と表現していいのか、このあっけらかんとした安堵の気持ちを。

23年8月29日

コロナなんだからせいうちくんも仕事は少し休めるのかと思ったら、1日中テレワークしていた。
しゃべり過ぎて喉がつらそう。
「休めないの?」と聞いたら、
「船に乗るためにちょっと無理をして仕事を後の方に押しやっていた。その分が今、祟っている」。
それでも17時には上がって、帰港以来ずっと続いているそうめんを食べる。
2人とも船旅で思ったほど体重が増えずには済んだが、やはり完全に元に戻すには軽い食べ物にしておく方が無難。
なにより毎日こってりしたご馳走を食べ続けていたので、胸が焼けて食欲が出ないのだ。

マンガ友達のミセスAから、
「日曜劇場の『VIVANT』を4話から観始めてしまいました。1~3話がどうしても手に入りません。せいうち家ではFBを見てもLINEを見ても『VIVANT』見てる気配がないので無理かとは思いますが聞いてみます」と問い合わせがあった。

うちでは新ドラマはひととおり全部録画して、数話たまったところで「審査」にかけて録画し続けるかを決めたり、先期のドラマを丸々録画していて終わってから楽しんだりしているので、「VIVANT」も観てないけど当然録画している。
「Blu-Rayに焼けますよ」と説明したら、

「マンガも録画もなんて潤沢な!最初からせいうち家にお願いすればよかったです!」と喜びの声。
しかしこのディスクが彼女の夫経由で届くのは、月曜以降になりそうだ。
大型休暇とそれに続くコロナでの出社停止で、貸し出しマンガもずいぶんたまってしまっている。
もう10冊以上はあるだろうか。
うち3作が完結を迎えるというゴージャスなラインナップだ。
早くお届けしたい。

23年8月30日

せいうちくんが美味しい総菜パン屋さんでたくさんのパンを買ってきてくれた。
これで料理せずに食事ができる。
ミセスAに刺激を受けて「VIVANT」を観始め、その豪華なキャストに驚いている。
さすがは日曜劇場だ。

私は外出しない前提で通院日を全部来週以降にずらしてしまったので毎日ヒマ。
さすがにコロナ持ちで病院には行きにくい。
咳がぶり返してきて、せいうちくんと2人、ゲホゲホやっている。
でも味覚異常や頭が悪くなった感じはしないので、よほどの軽症だったのだろう。
息子も「よほどの軽症で、本当に良かったよ」と安堵しているようだ。

今回、様々な人からお見舞いのLINEやメッセージをもらったが、誰も「ダイヤモンド・プリンセスなんか乗るからだ」とは言わなかった。
みんな、親切だなぁ。
ダイヤモンド・プリンセスで始まったコロナにしっかりかかって帰ってくるとは我々まったくバカみたいなんだが。

デヴィッド・スーシェの「白昼の悪魔」を観る。
イギリスの退廃、殺人事件はたいがい遺産をめぐってか投資の失敗から起こっているのが物悲しい。
貴族たちは、みんなお金がないのにいい暮らしだけは維持してるから足りなくなるのは道理だ。
フランスの殺人は愛と嫉妬によって起こるが、イギリスのこの時期の殺人はほとんどお金の問題。
しかも驚くような額が動く。
やっぱり人間、働いて対価を手にしなきゃだめだね。

23年8月31日

羽海野チカの「3月のライオン」最新巻が久々に出るので、1巻から読んで予習しておいた。
その甲斐あって、大変面白く読むことができた。
松田奈緒子の「重版出来」全20巻も終了。
ネット上で「打ち切りでは」とささやかれたのに対し、フリーの編集者の夫がFBで、
「11年続いて20巻まで行った作品を『打ち切りでは』とは」と怒っていた。
これはマンガ評論家としての彼の発言か、それとも執筆者の身内の怒りか。
北野詠一の「片喰と黄金」も思ったより早く終わってしまった。
ついでに小林まことの「女子柔道部物語」も15巻で終わった。
息子が「もっと読みたかったねぇ」と残念がっていた。

少し動くとだるいのは後遺症の倦怠感のせいか。
基本寝て過ごしているので問題ない。
仕事が詰まっているせいうちくんが気の毒でならない。

忘れないうちに「クルーズ日記」を書きたいのに、起きていられないしどんどん忘れるしで焦っている。

23年9月1日

8月いっぱいと今日まで、金曜はエコ年休でせいうちくんはお休み。
コロナ罹患後の身体にはいい休養だ。
2人ともかかっているのでマスクをしっかりしてせいうちくんが食べ物を買ってきてくれる。
来週になればもう私も外出できるようになるだろう。

後遺症はほとんどないが、せいうちくんは咳がひどくて、あと2人とも内臓がもやっと変な感じがする。
これが倦怠感というやつだろうか。
食欲もやや減じている気がする。
軽症とは言え、やはりコロナ軽んずべからず。

息子の結婚式で歌う「糸」のギターレッスンも始まるし、通院がたまってしまった。
あれこれ忙しい週になりそうだ。
ギターはぽつぽつ自分でも練習しているが、一度手が忘れてしまったものを思い出すのはなかなか難しい。

この週末ゆっくり休んで、体力を回復させよう。
と言ってもとにかく寝るだけだが。
熱もないのに毎日ロックアイスを買ってきて氷枕を作ってもらっている。
暑い夜に頭が冷たいとよく眠れるのだ。
氷枕やアイシング・バッグがこんなところで役に立つとは。

船旅のことをまとめて書こうと思うのに、長いこと落ち着いて座っていられなくて、どんどん忘れてゆく。
初めての外国船ということもあっていろいろ面白かったので、きちんと思い出してクルーズ日記を書きたい。

今は「VIVANT」とデヴィッド・スーシェのポワロで生きている。
HDDに貯めてある番組にずいぶん面白そうなものがたくさんあるので、HDDがイカれてしまう前に楽しんでおきたい。

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