・他にも書かなきゃいけないこととかやらなきゃいけないコトとかあるんだけど、早めに書かないと最終日の配信に間に合わないから…

・私は明日のアーとかのサブカル演劇は行くけど、変なコンテンツ（オモコロ等）に変なハマり方（自ら選手権をする等）をしていたせいで、オタクオタクした演劇は意外と通ってなかった。

・なんか「違う」じゃないですか、アニメでゲームで声優がってわけじゃないし、舞台に立っているのがアニメアニメマンというわけじゃないし。

・あとさ、ロフト9とかなら2000円なのに、演劇ってセブンとかで色々取られて1万ぐらいする。やってるレベルが違うから当たり前なんだけど、これ全通とかしてる人いるんですよね。

・↑こういう値段はたきまくって来ている人とか、演者さんの追っかけもいて…なんかブロマイドも飛ぶように売れてそれが◯◯◯◯◯で転売されて経済が回ってて…みたいなこと考えちゃうと、なんとなく苦手意識があった。

・でもカリスマ（トンチキコンテンツ）のさ、舞台化ってさ、こう演者が〜とか、そういうの全部置いていってくれそうジャン？女性コンテンツ特有の「キャ〜」みたいなの無さそうジャン？

・実際、不安要素は全部一曲目の「何？」に塗りつぶされた。
本編に見た目が似ている人々が横に並んでガニ股でなんか知らん曲歌ってる。いつも雑ポリゴンでしか見てないから、単純にキャラクターがｚ軸とｙ軸にも動けるからっていうのもあるけど、例えば身長差とか、体の動かし方とかそういう解釈の見どころが多い。
　まぁ、曲も原作のPVと様に各々が己について歌って、サビでキャラ無視音頭を踊るところまでは同じなので、内気なキャラもヤンキーも平等に奇天烈をさせられていたが、原作ファンからしたらこれがカリスマのトロだと感じているので、嬉しかった。

・まず、家の内装が出てきた時に家具としてポールダンス用のポールが鎮座していて良かった。これの持ち主以外も家の中で走ったり、暴れたりするときにポールを使っていたから、常にパパがリビングに置いたぶら下がり健康器みたいな使われ方されているのだろう。

・本編は新規のお話というよりかは、YouTubeで初心者向けの回とか、ファンからの人気の高い回をピックアップしてやろう！っていう内容だった。

・演者さんがこのキービジュアルでもかなり近いのに、森羅万象からよくこのメンバーを探せたねってレベルで、声とかも原作に似せていてくれて、よく知らない俳優さんがやられているからという不安要素は一切消えた。

・だから、普段は四角で囲われたアイコンと音声でしか聞けなかったやりとりが高解像度の目の前に繰り広げられて、声を出していない人の行動（解釈）を得ることができる。
なるほど、これが2.5でやる優位性。アニメやPVでは切られてしまう推しだけを見ることも俯瞰して全体を見ることもできて、これは楽しい。

・勿論、推しも俯瞰も同時に見て…となると大変だ。しかも当たり前の事だけど、毎回生身の人間が演じるものだから、毎回一挙手一投足同じわけではない。だから、（チケットはほぼ売れてしまっているみたいだが）お金も時間も湯水のようにはたいて何回も視たくなるのはこういういうことなんだろう。

・あと、キャラクターが色々な融通が利く画面越しにいるわけではないので、笛をピーピー鳴らすうるさいキャラに鼓膜をやられたり、やんちゃなキャラがドタドタしてるのが座席まで伝わってくる。　ボイスドラマだと各々が各々の煩さにイライラしているときがあるので、これが日常は確かにそうだよなと思わせてくれる。

・カリスマ（コンテンツ内のキャラクター）はよく視聴者（やファン）のことを認知しているけど、舞台でも我々が観劇している事実も組み込まれていて良かった。我々は見ているのか、見せられているのか。そういった問題を提示したまま、奇妙な振りと茶番を見せつけられて、最後まで宙ぶらりんにしたままカリスマ達は各々の部屋に帰っていく。
　カリスマのそういうところが、舞台という相互型エンターテインメントに上手くかみ合っていていると感じた。あと個人的にテラさんと目が合って指さししてもらえて、嬉しくてちょっと泣いた。頑張ってチケット当てて行けて良かった～～～～～～～

・終わった後気づいたけど、ディズニーランドとかのキャラクターショーもそうだ。別に着ぐるみ＝声優＝キャラクターが成り立っているわけではないが、クオリティさえあれば、それがイコールニセモノに繋がらずに、もっと別の並行宇宙的な世界観に連れて行ってくれる。勿論それでも苦手な人がいるのは分かっているが、食わず嫌いはするべきではない。
　我々オタクは所詮、解釈という養分を勝手に啜って蠢いてる生き物でしかないのだから。

これは帰り一緒に行ってくださった方とセクシーだからという理由だけでサイゼで注文したチョリソー。Ecstasy…