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海外イベントって、どうやって探すのか?

 海外のイベント情報を集める毎日ですが、最近はどんなイベントに参加したら良いのか?という質問増えてます。

 新型コロナウイルスが再流行の話もありますが、以前よりは海外に出ることへの抵抗はなくなって来ているので、海外イベント出張が増えているのは確かなんですが、やはり予算が限られてるみたいですね。以前ほどは出張回数が多くないみたいです。

 とはいえ、新しい市場を開拓していかないと会社の、そして日本の未来がないということで、以前参加したことのあるイベントではなくて、新しいものを探す企業が増えています。

 皆さん色々と情報を集めているのですが、如何せん日本語での情報が不足しているので大変そう。

 中には未だにオンラインでいいだろうという人もいるのですが、そんな意見はサラッと聞き流したほうがいいです。企業としての情報収集って情報のサプライチェーンの上流にある訳で、ここで集める情報って実際に見て触ったものでないと、下流にいくに従って薄まるので、純度の高い濃い情報を集めないとお仕事にはなりません。なので現地参加は必須です。

◆最近炎上していた港区の修学旅行の話

 格差とか貧困とかをネタに盛り上がっていますが、この企画は素晴らしいことです。”オンラインでも海外のこと学べるじゃないか”なんて言う方もいますが、実際に行くのと見聞きするのは大違いです。私が学生の頃と比べると日本人の海外訪問欲が低下しているのは間違いなくて、それは外のことを知らないから。早いうちに少しでも体験させて未来の経済を背負う人材を育成しましょう。

◆海外イベントの探し方

 前置きが長くなりましたが、本題。

 最近相談が増えてる良いイベントの探し方ということで、イベントグローブのコラムを投稿しました。

 コロナの流行以来、海外のイベントに参加する機会が激減したのですが、それでもどのイベントが面白いか(ポテンシャル持ってるか?)の情報って、見つけ方はあるのです。

 特にカンファレンス系のイベントって分かりやすい。

 登壇者のバランス、これがかなり重要です。
 例えばマーケティング系のカンファレンス。イベント自体のスポンサーになりえないユーザー企業とかが登壇してたら、これは要チェックです。
 ユーザー企業というのは、そのイベントに協賛しているスポンサー企業のサービスを買う立場の人間。こんな人が、わざわざ登壇して話すのは業界のためになるお話しかないのです。

 逆に登壇者がイベントのスポンサーや出展企業ばかりだったら、あまり期待しないほうが良いかもしれないです。だって主催者にお金を払って登壇枠を購入している可能性があるから。(もちろん、純粋にタメになるお話ができるからスピーカーとして選ばれてることも多々あります)。
 某広告代理店が担いでいるアメリカ発のマーケティングカンファレンスなんかが典型ですかね。

 まずはスピーカーリスト見てみましょう。そして、そのイベントの業界が提供するサービスのユーザー企業からのスピーカーが多ければ期待大。

 ところが、スピーカーリストが見つからない場合もあります。

 まだ次回開催の登壇者が決まっていない場合もありますが、もし前回開催のリストがあれば、そこがヒントです。

 もし、まったく登壇者リストを掲載していない場合はどうするか?

 そんなイベントはスルーしましょう。

 これが良いイベント探しのもうひとつのポイントですが、主催者が伝えるべきフレームワーク、「いつ」「どこで」「誰が」といった、参加者が必要な情報をサイトで提供できないのであれば、同じことが会場で起きると思ったほうが良いです。

◆おすすめのイベント

 良き主催者は、必ず参加者が必要な情報をすべて提供しています。
 最近で言えば、ロイター(Reuters Events)のサイトは、すべての情報を提供していて、参加する人の目線に立ったサイト作りをしています。

 あと、今年は参加できなかったのですが、6月にパリで開催されたViva Technologyのスピーカーラインナップは実に充実していました。もちろんCESSXSWも素晴らしいスピーカーはたくさんいたと思うのですが、全体を俯瞰して見たキュレーターとしての肌感覚では、Viva Technologyが秀逸だったと思います。

 来年こそは、なんとか調整して参加したいなと思います。


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