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ちょっと俯瞰して物事を考えること

日曜日に謎の熱が発症し、初めて連続で三日間も学校休んでしまった。
久しぶりの登校は少しドキドキした。
休んでしまった子供たちもこんな気持ちで学校に行っているんだろう。
学校に着くと学年の先生やクラスの子供たちが自然に話しかけてくれることで、すっといつも通りの日常に入っていけた。

朝、学年の先生から昨日の職員会議の事について話があった。
どうやら僕らのグループで提案したことに対して理解されないことがあったらしい。
しかも、反対したのは、グループで検討していた時に参加していた人だったらしい。
その提案には、多くの人数の人が知恵を働かせ、時間をかけ練り上げてきたもんだった。
だからこそ、僕が初め聞いたときには、「なんで検討の場にいた人間がストップをかけるんだ。」とイラッとしてしまった。
ただ、ここでイラッとしたことを、そのままぶつけてもうまく進まない事は、多くのイラッとをそのままぶつけてきた経験から学んでいた。

そこでまずはその会議に参加していた他の人にもどんな状況だったのかを聞いてみることにした。
同じ話でも、違う人に聞くことによって認識が変わる場合は多くある。
何人かに聞いていくうちに、その提案に対して反対したのではなく、理解できていない点が多くあったのではないかと推測することができた。
同じ検討会議に参加していたのだから、理解できていないのであれば、その時にちゃんと確認して置いてくれよ。と思ってしまう。
しかし、丁寧にもう一度理解してもらうことで先に進めるのではないかなと考えた。

このように考えたことを一緒に提案を練ってきた先輩に伝え、先輩からその人にどこが心配なのか、まずは聞いてもらうことになった。

僕が職員会議にいたらどうなってたんだろうと少し考えてみた。
何でわかっていないんだと、怒りの感情がわき、それをぶつけてしまっていたかもしれない。
しかし、今回たまたま休んだおかげで、いつもよりその状況を俯瞰して考えることができた。
ちょっと離れたところから考えたことで、相手はなぜそのような反対する意見を出したんだろうと言うところに注目して考えることができた。
組織を動かしていくときには、相反する意見を出した人のことを理解しようとする姿勢がもっともっと重要なのかもしれない。
頭ではわかっているけど、心がコントロールできない時もある。そういう時は今回のこの件を思い出すと、うまく自分がコントロールできるかな…

でもでもやっぱり思う事は、一生懸命考えてる人たちが考えたことを、明確な理由がなく(よくわからないからとか)、邪魔をするのはリーダーとしてはしては完全な失策だと思う。
今読んでいる『教育のプロがすすめるイノベーション』にも次のように書いてあった。

それができないと言う人は、それをしようとする人を妨害すべきではない。

『 教育のプロがすすめるイノベーション』より

間違いない。邪魔は良くない。

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