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本整理、14日目。世渡りや人間関係を上手く進める方法。

◆読んだ本

人を操るブラック洗脳術(内藤 誼人)

人を操るブラック洗脳術

◆目的

性悪説 寄りの著者。
これまでと違う切り口を期待。
別視点の心理術を得ることで
世渡りや人間関係における知見を
深められると考えた。

自分と他者を
よりよく動かすため
読んでおく。

◆考えと結論

自分と他者がどう思考し、
どう行動してしまうのか把握して
本質的な言動で人生を洗練する。

結論、
多数派の人間心理はほぼ決まっている。

◆やる/意識すること

・相手を納得させる方法。
 格言らしく見えるものをデッチあげて伝える。
 「これは古代モンゴルの逸話だったと思うのですが」
 という枕詞をつけるとより一層効果がありそうだ。
・自論を強化するため
 都合のいい根拠だけを多数提示する。
 根拠の数が多いほどいい。
 説得力のある人は
 「なぜなら」「なので」「その理由は」という
 フレーズを頻繁に使う。
・有利になる条件や環境を事前に用意する。
 たとえば、乱雑な部屋にいるだけで
 人は血圧が高くなり、ストレスを感じる。
 ストレスにより、相手の言うことを受け入れづらくなる。
 交渉の場は、すっきり広々とした
 明るく快適な空間が望ましい。
 環境の悪い場所でのプロポーズは
 受け入れられにくいのは容易に想像できる。
・恐怖で相手を動かす。
 恐怖を抱くと人はその場から逃げ出したくなる。
 したがって、提案を容易に受け入れてしまう。
 注意点として、恐怖だけでなく、
 問題を解決する方法(選択肢)を
 提示しないといけない。
 さらには、中途半端な恐怖ではなく、
 強烈な恐怖が望ましい。
・小さなものより、大きなものに
 惹かれる潜在傾向が人にはある。
 小さな身振りより大きな身振り、
 小さな映像より大きな映像、
 小さなウソより大きなウソ。
・どんなウソでも繰り返せば本物になる。(埋め込み法)
 「お客様が好きだと仰っていましたが…」という枕詞。
・説得できない時は混乱させる。
 あえてわかりにくい専門用語を使うなど。
 注意点は、ほんのちょっぴり混乱させる点。
 相手に頭の中がかき回っていると
 思われてはいけない。
・ムチを打つ前に多めの報酬を与える。
 ただし、なんでもかんでも
 みだりに与えてはいけない。
 図に乗らない程度にする必要性。
・気楽に構えて相手の嘘を見抜く。
 嘘は仕草に出る。
 頭をいじる。
 目が泳ぐ。
 視線を下げる。
 必要な動作で現れることが多い。
・相手を見抜く方法。
 答えやすい質問を投げかける。
 自分の話を引き合いに出してから
 投げかけると相手は答えやすくなる。
 「私はミステリーが好きなのですが
  ●●さんはどんな本を読みますか?」
・本音を抜き出す方法。
 人は理解してくれることに喜びを感じる。
 話がわからなくとも、とにかく理解を示す。
・説得する方法。
 何にでも「ノー」と言う人が多数いるため
 1度や2度のノーでやめずに踏ん張ることが重要。
 「それじゃあ再来週はダメですか?」
 「3分でもダメですか?」
・危機的状況の打破方法。
 ユーモア。
 人間関係も良好になる。
 ユーモアセンスのある人は
 緊張が高まった時のガス抜きができるため
 人間関係での衝突が減らせる。
・我々は、他の人たちと同じになろうとして
 自分自身の4分の3を喪失してしまう。
 (アントゥル・ショーペンハウアー)
・世間からの目を気にするから
 パフォーマンスが出せなくなる。
 自分の本音を大切にする。
 小説家、彫刻家、画家も
 批評家を気にし出すと
 いい作品ができなくなる。
 自分を貫く。
・人は裏切るものだから予め準備する。
 変に期待すると裏切られた気分になる。
 人は他人にした施しは覚えているが、
 他人から受けた施しはほぼ覚えていない。
 そこからも考えると
 感謝や約束も頼りないものになる。
・説得する方法。
 お願い事をする場合、
 事前に施しや貸しを作っておけば
 相手は断りにくい。
 反対に、借りを作らないことを肝に銘じる。
・嫌いだからと距離を取ると
 関係が悪化する。
 人間関係を学ぶ練習にもならなければ
 相手のことも見えてこない。
 嫌いな人間の懐にこそ自分から踏み込む。
 人には「慣れ」というものが存在するから
 「ひょっとするといい人なのかもしれない」
 という「慣れ」を互いに発生させる。
 付き合いを避けることは自分の幅を狭くし、
 チャンスを潰すことになる。
 「やっぱり嫌なやつだった」と判断するのは
 試した後でも遅くない。
・相手からの歩み寄り。
 苦手な相手でも、相手を好きになってあげれば
 仕草や行動に「好き」という気持ちが表出し、
 相手からも「好き」という気持ちが返ってくる。
・人間関係の達人になるには
 ハロー効果を使う。
 どんな人にでも良いところを1つでも見つけて
 尊敬することだ。
 1箇所でも嫌いな部分があると、
 人は相手の全体を嫌いになるので注意したい。

 (ホーンズ効果)
・ビジネスや仕事は「結果」を見ることこそが大切。
 理論で攻めても、利益や成績が上がらないのは
 理論が間違っているからと判断した方がいい。
 結果から考えるクセをつける。
 英語を話せるようになっていない→英語教育が間違っている。
・相手に自分を売り込み結果を出す方法。
 ランチェスターの3原則。
 - 1点集中の徹底
 - 敵の弱い部分を突く
 - No’1主義
 シェア6.8%に満たない商品や事業は
 認知されていないため
 早々に撤退するか、
 新しいカテゴリを作って勝負する。
 例としては
 ハーゲンダッツの高級アイスクリームという市場
 ビール会社はライトビールというカテゴリを作った。
 これは個人にも当てはまる。
 営業であれば、
 「自分は顧客にとって何番目の営業なんだろう?」
 「どれくらい良い印象を残しているだろう?」
 と考えることが重要。
・経験不足を補う方法。
 空想トレーニングを重ねる。
 シミュレーションを重ねる。
 読書を「代理経験」とする。
 本が全てではないと言われるが
 あれこれと事前に想定している人の方が
 いざというときの判断力に差がつく。
・なんの毒にもならなかった人間は
 なんの薬にもならない。(バーナード・ショー)
・その他大勢ではなく(追従者)、
 世の中を動かす人(革新者)になれ。
 それか、革新者が作った動きを大きくする
 (適応者)になれ。
 他とは違うと評価される異端児になれ。
・好調の時こそ、自惚れずに
 「これでいいのか?」と自戒する。
 あらかじめ、「こうなったらああしよう」という
 シミュレーションをしておく。
 平和な時から備えておく。
 相手がこうきたら、こうしようを備えておく。
・他人には真似できない、
 圧倒的な武器を手に入れる。
 競合には真似できない力があれば
 自信も向上する。
・心配をまぎらわすには
 ウィスキーより仕事のほうが効果的だ。
 (トーマス・A・エジソン)
・努力すればするほど自己評価が高くなる。
 自分を褒めてあげたいと思うほど努力する。
 私自身、努力するというより
 「夢中にやる」方が強いと思うが。
・良いマネージャーは
 部下を動かそうとするより
 自分のことだけをしっかりとやっている。
 自分をマネジメントするという考え方。
 ビジネスはあくまで結果であるため、
 嫌われようが恐れられようが、
 成績さえ上げていれば問題ない。
 恋愛でいうところの
 「とてもいい人なのだけど…」
 「私にはいい人すぎてしまって…」
 のように、いい人になろうとしすぎない方がいい。
・部下が喜ぶ上司は「面倒見のいい上司」。
 部下がつけ上がって仕事をやらなくなったり、
 生産性が落ちてしまっては本末転倒。
 むしろ、部下がスキル向上や
 結果を出す方向へ動かす上司がいい。
・一貫性を重視する。
 相手によって態度を
 コロコロ変える人は
 徹底的に嫌われる。
 (スライム効果)
 一貫性は信頼性を得る。
 人に優しくするのであれば
 誰にでも優しく。
 人に厳しくするのであれば
 誰にでも厳しく。
・説教はしないこと。
 素晴らしい内容でも
 相手は聞かないし、覚えない。
 時間の無駄。
・無関係な地図でも
 動くための理由になるなら意味がある。
 自分が信じられる地図を持つ。
・思い込む力を使って
 パフォーマンスを向上する。
 まずは財布に大枚を入れ、
 いい靴を履いて仕事する。
 「自分は偉大だ!」と思い込む。
・自分を説得する。
 過ぎたことを口にするのは無駄。
 次に進む。
・失敗した時は自己改善にひたすら動く。
 同じ失敗を繰り返さない。
 さっさと見切りをつけて、
 何らかの行動を取る。
・何らかの努力をすれば
 思いもよらぬ役得が手に入る。
・自分を変えるなら習慣化。
 人間は習慣の生き物。
 理想の自分に近づくための行為を習慣化する。
 淡々とこなす。
 行動だけでなく、思考も習慣化可能。
 習慣化で自動的に思考や行動が
 動くところへ持っていく。
 1日1時間勉強すると1年で1つの専門家になる。
 (パブソンの法則)
・プルトニウムを変性させるほうが、
 人間の邪悪な魂を変性させるよりも簡単だ。
 (アルバート・アインシュタイン)
・そもそも他者を説得することは不可能だと思う。
 説得して変えさせることは困難であることを理解する。
・堂々と主張するから伝わる。
 信頼される。
・人生で悩みたくないなら
 事前に準備する。
 勝つ気がないのに戦争に突入するのは致命的である。
 (ダグラス・マッカーサー)
・本心ではそう思っていなくても
 それで人間関係が上手くいくのなら
 むしろウソはつくべきである。
 嘘も方便。
 人間関係を円滑にするための
 処世術/技術としての嘘。
・表現を巧みに変えれば
 嘘にはならない。
 「600人中、200人死にます」
 「600人中、400人は助かります」
 同じものを表現する際、枠組みを変える。
 同じことを言うでも、
 ポジティブな枠組みで話すことで
 相手の受け取る印象は大きく違ってくる。
・内心ビクビクでも堂々としている演技をする。
 それが真実の姿になる。
 不安な感情は指先に出やすいため、
 指先を見せないようにする。
・宣伝なくして何かを達成することはできない。
 自己アピールは思っている以上に
 周りは気づいてくれない。
 むしろ、過剰なほどに自己アピールした方がいい。
 自慢が出てしまわないように
 限定表現でアピールする。
 「僕は心理学”だけ”しか分からないんですよ」
 「マルクスの資本論は”2巻まで”しか読んでいないです」
・信頼を得る方法。
 できる約束だけする。
 できない約束はしない。
・バカに感謝しようじゃないか。
 連中なくして、残る我々の出世はあり得なかったのだから。
 (マーク・トウェイン)
・評価して貰う方法。
 人間の評価は比較の中で生まれる。
 仕事ができない人間と一緒にいれば、
 相対評価で上に見られる。
・成果を出す方法。
 創造的模倣。
 盗むことに遠慮してしまうなら
 2つ以上のものを盗めばいい。
 所詮人間の考えることには限界がある。
 すべての文化は模倣から生まれた。
・恐怖は単なる本人の思い込み。
 恐れなければ恐怖は瞬時に消え去る。
 先にマイナス要素を思い込むと
 本来の実力を発揮できなくなる。
・悪い噂が立たぬように行動に気を配る。
 悪い噂は大ダメージとなる。
・むしろ情報が足りない方が
 決断/判断する際に有利。
 いらない情報は捨てて、
 無意味な勉強はしない。
 人間の学習能力には限界があるため、
 好きな分野、得意な部分を一点集中で
 磨いた方が良い結果が出る。
・学問の要は活用にあるのみ。
 活用なき学問は無学に等し。
 (福沢諭吉)
・理論と現実が食い違ったら
 古い理論は捨てる。
 現実の方が正しいことがある。
・ほとんどの計画は必ず狂う運命にある。
 修正可能な計画で進む。
・予想したことはまず起こらない。
 起こるのは、たいてい、まず予想していなかったことだ。
 (ベンジャミン・ディズレーリ)
・ある考えに縛られると抜け出せなくなる。
 解けない問題と分かったら
 さっさと他人に頼る。
・相手を説得する方法。
 話の中に、自分にとって不利益になる事柄も混ぜておくと
 かえって信憑性が高まる。
 あえて欠点を曝け出す。
 「私はちょっぴり面倒くさがりですが、
  仕事は早いですよ」
・相手を説得する方法。
 「なるほど、ごもっとも」と返事する。
 「なるほど、そういう視点もありましたか」と
 驚いて見せる。
 他人に振り回される人生を送りたくないなら
 相手に理解は示すが、
 それに従わないという方法を取る。
・ウダウダ考えず即答する。
 即答で信頼を得る。
・最悪の想定で未来を読む。
 人の判断は甘くなりすぎるもの。
 見積もりや予算は最悪を想定して設定する。
・説得は
 具体的な数字を使って行う。

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