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Leica Q3を買ってしまったのでレビューしてみる

やあ、僕です。
久々にオートフォーカスを手にしました。

Leica Q3

まだまだ入手困難(2024/01現在)ですが予約していたものが入荷しました。やったね!
購入に際してかなり悩みましたが、28mmでスナップしたかったのがまず一つ。あとはポートレートで日常感ある撮影したかったのですが、マニュアルだとどうしてもズレる、のでAFがある機材でGRと迷いつつ、どうせいくならどこまで行っちゃえ、的なノリで買っちゃいました。

一番の悩みは実は案件撮影。かなり変則な理由ですが。
メイン機材はLumix S5iixなのですが、予備機が最近の悩みでした。案件の割合的にブツ5割、人物3割、イベント2割、みたいな感じですが、ブツの撮影は予備機なしだと怖すぎてやりたくない。E-P7を予備機にしていたのですが、最近APS-C以上みたいな指定が多いのでSONYを買い直すか迷っていた時期でした。完全に余暇の範囲でやる安定もしない案件ですが、流石にM11で行くのはなあ(Leica fotosを使用してやってやれなくはないのだけれど)、みたいな感じでした。チェックとかはないのですが、指定を無視するのはアレなので用意だけはしておきたいなと思っています。
スナップ兼用、ポートレートの時に役に立って、案件の予備機にできる、そんなニーズを満たすのは君、君に決めた!ちょうど色々あって金銭もあったのでまあいいか!というノリでGOしてみました。

僕なりの視点でのレビュー:強み編

僕アンケートで、買い戻したいカメラNo1はGR3、No2はQ2な気がします。古い写真見直すとQ2の写真がお気に入りに結構あって、なんでやろなーと考えたことがあります。
専用設計ならではの解像感はやはりさすがですし、

とにかく写してやる感が強い気がする

小回りが効くのも然り。
あとは結構決断に響いたのはクロップ運用。

圭祐さんの焦点距離運用が面白いなと思ってたんですが、FujiのX100Fにテレコン運用で35mmと50mm?を行ったり来たりして歩ってらっしゃいます。
そんな姿を見て、Q3は電子クロップで28mm〜90mmまでいけるので、重いズームレンズ持たなくてもいけるんじゃね?と思ったわけです。しかもセンサーはM11と同じ高画素なので、電子クロップでもあまり気にならない。

何より何より、ある程度限定とはいえ防塵防滴!!
これも食指が動いた理由の一つで、僕の機材である程度過酷な環境で行けそうなのはS5iixだけです。他は防塵防滴?huh?みたいな感じな上、特にM11はメインレンズが宮崎レンズというのもあって雨天の時に使うのは真面目に怖い。ならS5iix使えばいいじゃん?というのが正論なんですが。まあそこは欲ですよね。

あと、リアルタイムLUT(Pana S系)やフィルムシミュ(Fuji)と、昨今のトレンドでもある撮って出しにかけるふりかけ的な部分、Leica Lookが搭載されています。これのCNTがめっちゃ気に入っていて、スナップはほぼこれ撮って出しで動けるようになりました。これは便利。

僕なりの視点でのレビュー:弱み編

M11で散々酷い目にあったのでかなり警戒して操作していますが、今のところサクサク快調です。

結構欠点ないんじゃね?と思っていますが、細かいところで色々ありました。

上記、Leica Lookですが、2024/01現在、細かいパラメータ操作はできません。
Leicaの場合、コントラストやシャープネスといった数値を二段階くらい弄れるというものです。基本で搭載されているjpeg設定は操作できるのですがLeica Lookでは無理そうです。フィルムシミュの楽しみは自分なりのカスタマイズ性にあるのですが、そこはまあLeicaらしい色味とパーターみたいな感じでしょう。個人的にコントラストだけでも調整したい・・・

あと電子クロップの時はモニターにクロップ枠が表示されるのですが、ファインダーの時はクロップした先だけ表示して欲しいと思ってます。

そう、SDカードもシングルスロットなのがちょっと恐怖です。内部ストレージ内蔵のM11と違ってRAW+jpegをSDカードに入れます。万が一SDカードが飛んだときに全てがなくなる恐怖がある。

そしてそして、シャッター音、お前だけはダメだ・・・

ぐらい?
カスタマイズ性が低いのは相変わらずなんですが、そこもまあLeicaらしいといえばらしいのでしょう。
あとはまあ価格ですが、これはそもそもLeica価格なので仕方なし。アクセサリー類もそれなりにするので要注意です。今回は予算もあったのでサードパーティー、JJCで揃えてみました。

Q2からの進化

モニターが動くようになったり、AFの精度が上がったりと結構な変更があり、巷では好評なようです。
撮ってる感じ、描写はQ2から正統に育ったなあという感じで気持ちよく撮影できます。解像感はほんと気持ち良いです。

バリアングルモニターは構図が広がりますし、AFが特にいい。
Q2はやはりZ軸の移動に弱かった印象がありましたが、Q3はしっかり拾ってくれます。Lマウントアライアンスのおかげでしょうか。

質感はやはり最高で、開封からしっかりと素晴らしい体験を提供してくれますし、電源を入れた後に至るまで、やはりLeicaと思わせてくれる演出があります。そういった部分に価値を見出せれば、良い買い物ではないでしょうか。

さて、これは買いなのか

体験以外で買いかといえば、それは悩むと言わざるを得ません。
友人Mさんの名言ですが、いうてセンサーサイズやレンズの違いを見分けるのは困難だし、やる必要がそもそもあるのか?これ結構響きました。
いつか文章にしようと思っていますが写真に、機材が貢献できる部分ってとても限定的だと思います。そこを楽にできる機能もたくさんあって、今回はそこを目当てで購入しているのですが、そこに振り幅を振るか否かは各人が考えることでしょう。

レンジファインダーの写真撮影の感覚や、AFの安心感。撮って出しならLeica Lookからフィルムシミュ、さまざまなところで現代のカメラは撮影者をアシストしてくれますが、写真のほとんどはそこに至るまでのリサーチだったり、考え方だったり、もっと深いところだと生き方だったりするわけです。なのでフィルムからやっている人の写真ってすごいとか、かっこいいのかなあと最近思っています。積み重ねてきたスキルってこういうところ、哲学みたいなところにも影響するんでしょうね。
なのでコスト的に考えれば、そもそも選択肢から外すべきだと思いますし、コスパという意味合いでも悪いでしょう。

そこを無視してでもGOする理由は僕の場合は上で述べたとおりです。
数字的な比較で言えば、コンデジでこの画素数は他にはないです。スナップや街歩きだと軽さはやはり正義で、僕は昨今ここを重要視しています。昔はGFX持って歩ってたのにね!
あとはハード面での防塵防滴。ここはある程度は信頼できると思っているので、雨天時に持ち出すコンデジとしてはいいのではないでしょうか。

総括的には、メインカメラとして使うコンデジ、的なニーズであれば買って後悔することはないと思います。専用設計はやはり強い。








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