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MS-Optics 宮崎光学 Apollon36mm レビュー

こんにちは、僕です。
宮崎さんのレンズはネット上にあまり情報がないので、何かの参考になれば嬉しいです。

宮崎光学さんってなんぞや?

個人でレンズを作成している方で、作ってるレンズは基本的に小型、軽い、描写が独特という特徴があります。そのため、海外日本問わず熱心なファンがいて僕もその一人です。個体数も少ないため、ものによってはプレミアがついているレンズもあります。
今回はそんな宮崎光学さんの最新レンズ、Apollon 36mmをレビューしてみます。

僕が使っていて素敵だなと思う点

・Leica M11のRAWは立体感出る気がしてるのですが、Apollonはそれを際立たせてくれる気がします。距離感掴むまでしんどかったです。
・寄れます。軽いです、ちっちゃいです。正義です。
・滲みもすごいので光をどう掴まえるか離すかが個性になるかなと思ってます。
・Reiroal35mmとの差が難しいのですが、ふわふわした感じが欲しい時はApollon、他はReiroalで撮影していることが多いです。

光、エモくないですか?

総評的に、いいです。
宮崎光学さんはSonnetarから入っていますが、使用頻度はReiroal35mm>Apollon36mm>Sonnetar50mm/F1.3な感じです。
35mm帯は両方滲みレンズですが、Apollonの方が暴れる感があります。浮き出すような使い方、F2〜な撮影にはApollon、絞って使う場合はReiroalかなあみたいな分け方で僕は使っています。

僕が使っていてぐぬぬな点

・めちゃくちゃ光が暴れます。長所でもあり短所でもあります。
・悪環境で怖い、宮崎さんに確認したところ、小雨ぐらいなら大丈夫とのことですがシーリングなんかはないので、雨の際はタオルを上に被せるなどして使ってます(雪撮影でも使用していますが、今のところ不具合はありません)
・力を入れると壊れそう。現代レンズのような無骨な感じはないので、フードでちょっと力を入れると歪んでしまいそうです。軽量化とパーターなわけですが。

あれ、あんまし弱点っぽい弱点がない。

光源の入れ方間違わなければこんな感じの綺麗な雰囲気に

総評

宮崎さんファンならMust Buyじゃないかなと個人的に思っています。
35mm帯の候補は、
・APOQUALIA1.3/35Ⅱ
・Apollon 1.3/36
・APOQUALIA-G 1.4/35 / Reiroal
になっています。
このうち、Reiroalの入手はかなりの運を要するので、現実的に考えると上二つ、その比較は、
・APOQUALIA1.3/35Ⅱは寄れない
・APOQUALIA1.3/35Ⅱの絞りはレバー操作なので操作しやすい、と思う。個人差あり
・描写は、APOQUALIA1.3/35Ⅱのが柔らかい印象

作例が少ないレンズなので、比較するのも難しい部分はあるのですが、色のりはApollonの方が扱いやすい印象があります。理由はわからないですけど。
僕は基本的に、光と影とか意識して撮影するので、こういう撮影が好きな人はApollon、いいんじゃないでしょうか。

以下作例

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