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釣行記-40【東京湾ナイトシーバスその3】

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どうもこんにちわ。釣行記の第40回目です。結構最近の話です。親しい人に「あんた生霊飛ばしてる?それとも飛ばされてる?」と明後日方面からの詰問を受けて面食らっています。

えーとですね、今回はですね、とある人に、「大丈夫ですよ、みんなやってるから」とか「釣り具も高くないですよ、レンタル10回使ったと思えば買ったほうがいいですよ」とかの詭弁だけで構成された口説き文句により悪の道に迷い込んでしまいそうな、パワフルな新人さん2名をお招きしての練習会です。

事前ブリーフィングで、「せめてルアーだけは買っておいたほうがいい」という、冷静に考えると反証しまくれそうな気はしますが、そこに込められた大いなる意志を根拠とした説得力に従い、初シーバスなのにお二人はルアーを2個持参しての参戦。なんかすごい。そして購入されていたルアーは確かこれ。

大丈夫です、やってる人はみんな持ってます。

大丈夫です、僕なんて全サイズ持ってますし、色違いもたくさんあります。

そしていつも通り根岸湾を目指します。出航前に実は釣れちゃったりもしています。

最初のポイント、中場所、くらいで、魚影はそこそこ。ただ、叩かれまくってると思っていて、実際、根岸に行くと必ず撃つポイントですから、スイッチ入らないと食わない中級者向けポイント。ぼくは、まずはヨワヨワなエリテンをキャスト。バイト発生。とてつもなく小さなナノスズキ、とでも言えばいいんでしょうかね。引っこ抜こうと思ったら、ルアーが引っこ抜けました!!

ところで今回楽しみにしていた新兵器がこちら。

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めがねにクリップで固定するライトです。夜釣りの際、ラインを結び直したりするときに明かりが必要。登山用のヘッドランプなんかポピュラーなんですが、頭が痛くなるのでぼくはあまり好きではないため、便利なの探していましたところ発見。だがしかし、正直、使い物になりませんでした。光量が少なすぎ。。諦めて片付けます。

で、次にいきます。タンカーを打ちます。即バイトあり。が、また引っこ抜ける。エリテン、本来フックは3本付いているのですが、この前折れちゃったので2本でやってました。だからなのでしょうが、フックアウトしやすい。なのでルアーチェンジします。ガルバ73S。

73S、83S、ストロング、スリム、と今では4種類ありますね。大丈夫、全部持ってます。73Sとスリムは在庫もたくさんあります。

と、再びバイト。「どうですかー?大きいですかー?」と船長が声をかけてくれます。「そうでもないですねー」とへらへらしなが引っこ抜いたらタチウオでした。。。この種の方々、口は小さいクセして牙があるので、フツーのフィッシュグリップでは掴みにくいのですよね。しかも血の気多いから暴れるし。諦めろっつーの!!しゃーないので、ペンチで口を持ち、写真を撮ろうとしたら脱走。さよなら。

とりあえずぼうずじゃなくなったので、以降は新人さんの支援に重点を置きます。他の業界で言うと、「大丈夫だよ、最初はお試しで無料なんだよ」こう言って量を増やしていく作戦です、多分。

が、今回は全体的に厳しめ。居着きのをぽちぽち拾うのが関の山、的な海の状況でした。バイトもちっさい。ゆえに緊急ミーティング開催です。
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1)少し遠くまで行って頑張る
2)近場で粘る
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大きく2案でした。1)の場合、根岸から羽田あたりまで行くことになるのでプチ遠征。当然時間も伸びる。2)だと確実性が下がる。ではどうするか。1)を基本路線として、新人チームがキャッチしたところで次を考える、とても妥当な案に落ち着きます。

出航前、「3時間?5時間?うーん、5時間だと長くないですか?飽きますよ、自分」とおっしゃられていた新人パイセン、ここまで来ると俄然やる気で「釣るか釣れないか、釣れないなら死ぬ」とまでは言ってはいませんでしたが、ハンターというか漆黒の意志を宿した殺し屋のそれに似た眼差しになっておりましたので、次に向かいます。

次のポイント、中場所の大チャンスポイント。こういうところでさっさと釣ってしまい、場を荒らす、というのがぼくのいつものパターンでして、今後、厳に慎もうと思います。

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しかも小さいし。

見切り早めで、ぱすぱす撃っていきます。すると、新人パイセンに異変が。。。

ここまで、アドバイスをお伝えするというか、OJT的に進行してましたが、お伝えすることは「もっと竿しならせてルアー飛ばしたほうがいいですよ」だとか「あの障害物のすぐそば、30cmくらいそばに落ちるように狙って投げてください」だとか、もう正気とは思えないというか、「あんたさ、教える気ある?あんたが言うこと、できるならとっくにやってんじゃん。できないから聞いてんだよね?あ??どうなの?違うの??」と、ぼくならこう愚痴ってしまいそうな、やる気を根底から疑われるような提言しかしてなかったのですが、やはり強い人は「運気」的な何かをお持ちなのでしょうね。ヒットさせました。

ぱいせん「え?引っかかったかな?でも動くな、これ。」と初めてガンダムに乗ったアムロのような感想で引き上げてこられます。見事53cmのシーバスをキャッチ。ルアーはロリベでした。ローリングベイト。

残るはもうひと方、とある会社の日本法人のプレジデントです。でもそこはやっぱりプレジデント、次の次のポイントくらいで無事にキャッチ。大きく、重く、酷く硬質な肩の荷が下りたような消えたような、そんな錯覚を晩夏の夜に感じることが出来ました。ありがとうございましたー。

総括
・あんまり釣れなかったね。ポイントごとにカタく攻略は出来た気もするものの。。。
・ロッド、もう少し弱い奴がいいかな、と思い始め。。。危険だ
・夜の穴撃ち、もっと練習しないと




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