見出し画像

FTインプレッション-036【'14カルカッタコンクエスト201をHGにしてみました】

もくじ
https://note.mu/tonuma/n/n30e1d1920c69

どうも、こんにちわ、ぼくの釣り具紹介です。今回は愛しのカルコン201。

こちら、ナイロン糸巻き量が、12lb-180m、14lb-150m、16lb-130m。。。とのことです。でもこれって、バスやる人で、ナイロンしか使わない人ならピンとくる数字ですが、PEしか使わない人には、はて?となる表記かと思います。正確ではないけれど近似値を出してみます。参考サイトはこちら。

ナイロン12lbの直径が0.57です。PEの直径で0.57だとおおよそ12号で150lbです。「それを使って何を釣るの?」と言った感しかないですね。

このリールで使うラインはPEならおおよそ1.2-2くらいだと考えますと、カルコン200番にはPE1.2号(24lb、直径0.191:ナイロンの約1/3)が537m、PE2号(40lb)が423m入ることに。本当か?この計算。多分間違えてる、はず。ざっくりした感覚で行くと、PE1.2で200mくらいかな〜←てきとう。

注記:(ほぼ)正確にはPE1.0で432m、同じく1.2で360mのようです。ていうか、下記サイトで計算してみてください。

まぁこれだけの糸巻き量があれば、深場のタイラバくらいまでは対応可能なんじゃないですか?10kgくらいまでの魚であれば、糸巻き量的にはカルコン200番があればだいたいなんとかなるのではないでしょうか。釣ったことないのでわかんないですけどね。

そして実際に'14の201(ノーマルギア)を使ってみた感想ですが、思ったほどキャスト時の飛距離は出ないな、ということ。そのため、ポン付けパーツをいくつか追加したりしました。

これとか。効果は。。。

これとか。飛距離関係なくね?

タチが悪いことに、クランク85はノブが好きな形状と違うため、カスタム対応になってしまい、値段が高くなってしまうのです。そんな歴史を経て現状の最終形態がこちら。

画像1

人造人間というかフルチューンのミニ四駆みたいになってきましたね。仕方ないですね。そして右下にギアが写っていますが、これは当初のノーマルギアです。どちらかというとローギアですね。そして本体には新たなハイギアが入っています。今回はこのハイギアへの換装についてご説明します。

カルコン100および200のハイギア化、あるいはローギア化は簡単だよ、みんなやってるよ、とネットで見ると書いてありました。タイラバの際に一番使うリールが101HGなのですが、シンカーの重さごとにタックルがあった方が便利で、その際、巻きの感覚を揃えるために201もハイギア化することを決断しました。簡単だよ、みんなやってるよ、って書いてあったからです。

ざっくり情報を集めると、ドライブギアとピニオンギアを交換すれば出来るよ、とのこと。なので買いました。

画像2

上が本体から外したノーマルギア、下がハイギア。ハイギア、凹んでるのが気になりますね。まぁ細かいことは気にしないでやっていきましょう。

で、組もうとしましたが、あれ?部品が?足りない?

画像3

できねーじゃん。39から46までが無いとダメ。つまり必要なパーツは
・39スタードラグ板
・40ドラグ音出シラチェット
・41スタードラグ座金
・42スタードラグ座金
・43スタードラグ座金
・44ドラグ音出しピン
・45ドラグ音出シバネ
・46ドラグバネホルダー
・125ドライブギア
・129ピニオンギアの 10種類。

現状ではギアの外枠のみで中身がない状態です。

そして41のスタードラグ座金は3枚必要なため、追加パーツの合計金額は7,600円になります。結構するな。。。

画像4

愚痴っても仕方ないし、部品が揃いましたので組み始めます。途中の注意点を一つ。

画像6

中心部にプラスのビスが4本ありますが、上の方で二つ接近して設置されているビスは11時側の位置のものだけ外せば分解できます。他3本はパーツ表で言う所の3本ある75で、クラッチ部分のプラスチックパーツを固定するためのビスですから、外さなくて大丈夫。というか外さない方がいいです。ていうか外さないでください。外して進めると、作業中にくしゃみや大きなおならが出てびっくりした場合にパーツが離散して大惨事になりかねません。

画像6

そして一気に分解します。こっからが少々苦戦しました。

組み上げセッション1)ハンドルを巻いても巻き上げれない問題発生。
129のピニオンギアを換装しておりませんでした。。。

組み上げセッション2)巻き上げ時に異音発生問題発生。
44ドラグ音出しピン、45ドラグ音出シバネ、46ドラグバネホルダーを、42スタードラグ座金の上から設置したため、過干渉となりました。ゴリゴリ音がします。正解は44,45,46は最初にドライブギアに設置し、その後39以降のパーツを取り付ける、でした。ここ、注意です。

組み上げセッション3)クラッチを切ってもラインが放出されない問題発生。
使い物になりませんw

「やれやれ・・・」と思いながら4回目の分解。原因は130のクラッチヨークの向きが上下逆になっておりました。ピニオンギアがノーマルの場合、上下逆だと組めないのですが、ハイギアのピニオンギアの場合、上下逆でも組めてしまうのです。ここ、要注意です。

で、完成。疲れた。

画像7

フリダシに戻った、感がありますね。

そして実際に使ってみましたが、'15から実装されたエキサイティングドラグサウンドも有効で、軽やかでリズミカルな感想音を奏でてくれます。なくてもいい機能ですが、あったらあったで便利です。ていうかあったほうがいいですね。聴覚でも状況把握できるのは便利。

また分解し、パーツを入れ替えて気づいたことがあります。ぼくの'14カルコン201は、ノーマルの状態でスプールを外すためにパーミングカップ側のブレーキを外すと、再度組み込む際にスッキリはまらない事象がこれまで発生していました。シマノの人に聞いたところ、'14カルコンではよくある事象らしく、ハマるスイートスポットがとても狭い、とのこと。が、ハイギアに換装しましたら、なぜかこの問題も解決されました。38のローラークラッチインナーチューブも換装した影響な気がします。

少々苦戦しましたが、新たな改造を施された201(実はハイギア、羊の皮を被ったオオカミ)は、用途が増えそうな気もします。でもキャストする場合は201DCもあるので、相変わらず悩ましい存在になりそうな気もします。そうはいっても使ってあげないとね。

カルコンズの用途としては、ルアーの重量ごとに
--
2-8g:ノーシンカー、スモールプラグはBFS
8-20g:トップ、その他は101
15-30g:スピンテールジグ等、シーバスは201
28g〜:ビッグベイトは301
--
的な住み分けです、いまんとこ。でも、結局、キャストする時は、BFSと201DC、301でやってるので、この勢力図も変わらず、201(偽りのPG)はバーティカルのリールになりそうな予感。まぁいいですけどもねー。

追記)
気づいちゃったのですが、'15の200番以降はドラグ音がします。101はしません。させたい!!ここでわかっていること。
・101はBFSと同サイズ
・BFSハードゲイはドラグ音あり
ということは、101にドラグ音を発生させたいのであれば、BFSのギア周りを買えばオッケーですね。逆に、ドラグ音とローギアを秤にかけて、ローギアをとるのであれば、BFSに101パワーゲイのギア周りを移植すればいける、と。なるほど。念のため確認。

カルコン101HG
(ギア比、ドラグ、スプール、巻き上げ長、ハンドル長、ベアリング数)
6.8 4.0 36/21 77 42 12/1
カルコンBFS
6.8 4.0 32/21 68 42 12/1
カルコン101
5.2 4.0 36/21 59 38 12/1

微妙に違う。が、これはアレですね、スプール径の違いだから、構造的にはハマるはず。そして一巻き52cmとかなりの管釣りマシーンになる、はず。今度やってみようと思います。101のローギアセットを買ってBFSに移植、余ったBFSのギアセットを101に移植、予定。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?