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釣行記-24【エサ船ふんどし丸】

もくじというか釣行記
https://note.mu/tonuma/n/n9c3618aa34ec

どうもこんにちわ。釣行記の第24回目です。今回は釣りというメディアを使った娯楽回、そのため特別でスペシャルでちょっとだけプリミティブなゲストが参加です。

株式会社ふんどし部
https://fundoshibu.com/

会社なのに「部」というのはなんていうか禅問答のように困難な概念かとは思いますが、国威発揚を目的としふんどしの地位向上を社是として取り組む姿勢は素晴らしいと思います。そんな社是ではないみたいですけれど。そして、この会社のシャチョーさん、釣りをしてみたい、ということなので、打ち合わせを兼ねて、チューバーとともにカワハギメインのエサ釣りにGOです。

待ち合わせの場所に行きますと、ふんどし社長(以下、プレジデントF)、すでにふんどし感がアリアリ、というかもろ肌にとってつけたような法被着てやってきます。ボトムはかろうじてショートパンツですが、下着というかそのインナーは間違いなくふんどしであろうことは想像に難くないアトモスフィアを纏っております。軽く自己紹介をして、マリーナへ向かいます。

到着後、初回のボート講習を受けている間に、チューバーとプレジデントFは準備を。講習が終わって陸に戻ると、案の定、プレジデントFは正装となっています。つまり、ふんどし、です。そして諸々の釣り具や、ふんどしに詰まった夢を載せて出航でございます。

今回の海域、初めてではないのですが、時間が短いということ、後半から風が強くなる予報だったこと、この二つの理由から近場でやることを選択。20mラインを基本に、いそうな場所を探します。ぼくはパワーイソメ(細)青をカワハギ仕掛けにセットしてスタート。

チューバーとかプレジデントFはマルキューのくわせ生アサリでスタートです。

ところで、アサリには塩かけて締めるのです。ぼくの場合は、ハナマサで1kg700円くらいで買ったうまみ調味料7に対して塩3を調合した「白い粉」を使います。

こんな感じな船長がそんな「白い粉」持っていたら明らかに不審。もし海保の手入れ入ったら長時間拘束されそうです。瓜田に履を納れずというか、李下に冠を正さずというか、危ないことはよしたほうがいいのですが、この場合、刺青調のアームカバーと、エサ締め用の白い粉とのどちらが悪いのかは、仏教的な命題としてはどう考えればいいのか、そんなことを思ってしまいます。

そうこうしているうちにプレジデントFにアタリが発生。なにぶん、初体験ってことで上手くできなかったみたいです。これまた厄介な命題と申しますか、日本語の使い方の話ですが、初体験は「はつたいけん」「しょたいけん」とふた通りに読めます。前者は性的な体験を、後者は何か新しい体験をすること、が用法のようですね。プレジデントFのアタリ、もしメスの魚であったとしたら、なんていうかどっちで読んでもいいように思えます。蛇足ながら御社、貴社を使い分けできない人とか、結構疑っちゃいますね、知性ってやつを。

で、肝心の釣りなのですが、ここはチャネリングが得意なチューバーが立て続けにトラギスとキタマクラをキャッチ。続いてプレジデントFもトラギスをキャッチ。ぼくは。。。トラギスがいる、ということは砂地であって、カワハギがいてもおかしくないのですが、なかなか釣れない。エサ強し。

と思っていたら釣れましたよ、こっちも。

ほら。トラギスだけど。ワームでは多分初体験(しょたいけん)。

この後、プレジデントFがトラギス連発&まさかのホウボウをキャッチ。ふんどしが強いのか、はたまたエサが強いのかよくわからなくなってきました。よくわからなくなってきたついでに、ブイ沿いでやってる際、通常であれば遠目からプラグ投げてシイラや青物探すのに、べた付けしてタイラバ落としていたり、混乱はますます進んできていました。

時間も残りわずかになってきたためディープは見切って岸際に移動。テキサスやったりしたものの早々にロスト。「そろそろラストかなぁ。。。」というところで、特にチューバーがよくわからなくなってきていたようで、徐にふんどしに穿き替えます。するといきなりシロギスがヒット。ふんどし強し。が、まだ本当にふんどしが強いのかエサが強いのか、それを確かめたくって、サビキにアサリをつけて落としてみたらゴゴゴゴゴゴ、とヒット。

もっと動的でパワフルな感じでしたけどね。なんだろう?と思ってあげてみたら、きてました。

で、タイムアップ。

釣果は
ふんどし:4匹
エサ:7匹
なので、ふんどしよりもエサが強い、ということは数値的に立証されたものの、もしぼくもちゅーばーも最初からふんどしでエサでやっていたらこの数値も変わっていたわけで、やっぱりよくわかりません。ところで、サビキはエサなのかルアーなのか悩ましいところでした。カレーは飲み物とか、麻婆豆腐も飲み物、みたいに、どっちだよ、と。エサつけて無いので、ルアー判定してましたが、今回、エサつけちゃったので、これはエサなんでしょうね。ワームだったらルアーでいいんだけど。。なんにしろ、最近はサビキで釣ったり、リグもヘンテコなの使ったりと、オリジナルのスタイルができつつあり、釣りって自由でいいなぁ、と思う反面、固定観念に縛られすぎて釣れなくなっちゃってる人見るととても残念に思います。マゴチは専用竿じゃないと釣れない、とかアホちゃうんかと。そのうち、バスロッドで、かつサビキにバルトつけて3点がけとかしてやりますわ、マゴチは。

その後、釣った魚を食べよう、ということになり、ていうかもともとなっていたのですが、釣った魚をさばいて食べることになりました。言い出しっぺが全部やるのかな、と思ったら釣った魚は釣った人が責任を持ってさばくスタイルで、ラップバトルみたいに交代しながらさばいていきます。

ぼくはキモ&さしみ。

で、食べようか、というところで、まさかの箸が無い問題発生。仕方ないので手づかみで食べます。しかもこの時点では全員ふんどし一丁になってます。。。醤油、生魚、とくると白いご飯が欲しくなりますが、ちゅーばーが買っておいた白米おにぎりで代用。キモつけて食べたらうまいのなんの。。。

しかし、いい歳したおっさんを始め、いい大人が平日の昼間からふんどし一丁で手づかみでさしみ食べてるという絵図、不審がったマリーナのスタッフに保健所くらいは呼ばれそうで、なんていうか、えーと、ごきげんだぜ!!とでもシャウトしたくなりますね。

デヴィッドリンチの映画みたく、先の展開が全く読めない一日でした。今度、その場で調理する用にちゃんとナイフを用意しておきます。あと、興味ある人はふんどし買ってみてください。ナポリとかシチリアとかの南イタリアみたいな開放感ありますよ、きっと。行ったこと無いけどな!!

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