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初学者向けのオフショアゲーム021-【釣り具の寿命】

どうも。

形あるものはいつか壊れたり無くなるのは仕方ないことですよね。当然、釣り具にもそれがあると思います。ありはしますが、それが少しでも先延ばしにできるようになった方がいいと思いません?そう思わない人もいることでしょうけれど、僕はそう思います。

そこで釣り具の寿命が少しでも長くなるような工夫について考えてみたいとと思います。

リール

淡水ならそれほど気になりませんが、海で使ったら絶対に洗ってください。洗わないと明らかに寿命が縮むと思います。

洗い方は様々だと思いますが、ドラグを締め込んで、冷たい流水にあててハンドルをくるくる回して潮を落とすのがいいと思います。理由を説明しますと以下です。
・ドラグを締め込む理由→湿式ドラグの場合、締め込まないで流水にあてると油分が流れ出してしまう。乾式ドラグの場合、濡れて乾くまでにカビの原因になったりするため
・冷たい流水を使う理由→お湯だとグリスやオイルが溶け出してしまうため
・ハンドルを回す理由→潮の固着を防ぐため。スピニングリールのローター部分やラインローラー、ハンドルノブなど、海水に直接触れる可能性が高い部分は固着しやすいので丁寧に洗い流してください

また、いいか悪いかはわかりませんが、村田基さんだったかどなたかはバケツなどに水を貯めてしばらくドボンしておくみたいですね。こっちの方が効率的に潮を落とせる気がします。乾燥に自信があるのであればやってみてもいいかもしれませんね。

いずれにしろ、寿命が来てしまうと修復に労力がかかります。

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オーバーホールは結構高いですよ。。。

ロッド

雑に扱うとかなりの確率で錆びます。

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丁寧に扱っても錆びます。これは露出してるのでまだ対応可能です。

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ガイド付近は取り返しがつきません。

陸に上がったらなるべく早いタイミングで、なるべく暖かい流水をかけて潮を落とすのがいいと思います。ただ、場所によっては水道が無いところもあるかと思いますので、あらかじめポンプを持参するのも手だと思いますよ。

錆びによるガイドトラブルがあれば苦い思い出しか残らなくなる気がします。

また、トルザイトリングを使用したガイドの場合、リング抜けが発生するようです。釣ってる間に発生して、リングをロストしてしまうとこれまた大変なので瞬間接着剤を携帯しておいた方がいいようです。

それとロッドの寿命ですが、ハリやコシが無くなる、というものもあるようです。ぼくはそこまで使い込んだことがないのでわかりませんが、カーボンファイバーであれば、繊維のどこかが切れてしまい、当初のハリやコシが無くなることもありえると思います。こればっかりはどうしようも無い気がしますが。。。

ライン

PEラインですが、可能であれば使用後は一旦空スプールに巻き取ってから水につけておいて潮抜きするのが良いみたいです。PEラインは数本の繊維が縒り合わされて生成されているケースが多いです。イメージは下記。

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きちんと潮抜きしないと、固着した潮の結晶が繊維に入り込み傷つけることで、切れる遠因になっているように感じます。これはごく些細で、主な原因は毛羽立ちなどなのかもしれませんが。。。余裕があればやっておくに越したことはなさそうです。

ルアー

こちら、リールやロッドとは別の天命が働いている気がします。それはロスト。根掛かりやリーダー切れでのロスト、高切れでの投身自殺などです。いずれにしろ悲しいですね。。。リーダー切れの時の手に伝わる音、絶望に音があるとしたらあんな感じでしょうね。

また、塗装が剥げたり、クラックが入ったりもルアーの寿命を縮める要因です。

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もの凄く釣れるけどもの凄く短命、というウワサなローカルスタンダード社のダイブベイト。周囲では実際に釣ってぶっ壊している人多数です。これを見るたびに落語の「短命」を思い出し複雑な気分になります。

根掛かりは仕方ない(のか?)として、傷やクラックは気にしない人と気にする人がいますね。ぼくはそこそこ気にします。プラグであれば傷は勲章と思いますが、ジグなんかは色によって釣れ方に差が出る時もあるため、できれば購入時の状態に近い方がいい気もします。

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少し左寄りですが中心部分にある傷とリア方面の傷は咬み傷ですね。勲章といえば勲章。

こうした向こう傷はよく使うルアー、よく釣れるルアーほど増えますが、多少は緩和してあげたいものです。いずれ根掛かりでロストするとしても、です。そうしたわけで、コーティングすると多少はましになります。

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こちらにどぶ漬けして乾かす、を何度かやるとまぁまぁ頑丈になります。面の皮が厚くなる、という症状でしょうかね。タングステンジグは塗装のノリが悪いのか剥がれやすいため、当初のカラーを維持したい人は使うと良いと思います。どうせロストすると思いますが。

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乾燥中の例。アワビシートを貼ってコーティングするとより釣れるようになる気がします。いつかはロストしますけどね。

おわりに

古くなったら捨てるしかない、というのは仕方ないのかもしれませんが、そうだとしても、せっかく縁があって一緒に遊んだ道具なのだから長持ちしてほしいですよね。そう思います。

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