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親になる審査は、自分で通さないといけない

ローンでお金を借りるのには審査がいる。家を借りるのにも審査がいる。でも、なんで子どもを産むのに審査はないんだろう。

子どもはそんなに簡単に産むもんじゃない。

ゴタゴタな家庭で生きてきたからこそ思う。中絶って選択肢もあっただろうから、私の父親も母親も覚悟を決めて私を「産む」って答えになったんだろうけど、容易な覚悟で、私を産まないでほしかったとも思う。

家族のことで、こんなに苦しい思いも、辛い思いも、したくなかった。こんなに泣きたくなかった。

何が不幸で、何が幸せなのかを決めるは自分だ。

3000万円貯めてから子どもを産むとか、親になる審査は自分で通さないといけない。どんなに仲のいい友人も、親も、アドバイスはくれるかもしれないけれど、結局は自分の判断である。親になる審査は、年齢よりも、お金や人格が判断基準になりそうだ。

子を持つということは、自分の人生+αの責任を担うことで、100年の人生を負わせることだ。そんなに責任のあることを、2人の子どもが欲しいからとか、年齢だからとか、親に孫の顔を見せたいからとか、できちゃったからとか、容易なもので決めるもんじゃない。

子どもを育てるって、とっても素敵なことだし、ハッピーなことだけど、それだけ重大なことなんだよ。子どもを育てるって、大変だと思う。産み落とされて、小中高大行かせて、就職して、はい終わりってもんでもないんだよ。

血を抜きたい。何も姓を名乗らずに生きたい。家族のしがらみから身軽になりたい。なんで私にはこの人の血が流れているんだろう。こんな人の血が通っている自分が気持ち悪い。目の前にいる親が、隣にいる親が、靄みたいな黒い塊に見える経験をしたことがあるだろうか。心が、頭が、ぎゅーっと締めつけられるんだよ。

親の愛も、人の愛も、私にはわからない。「まだわからない」って言ってもいいけど、これから先わかるようになる保証もない。一生わからないかもしれない。ただ、あ〜こういうことなのかって、ふとわかる瞬間が来る気がしている。

親を見ても、山ちゃんと蒼井優を見ても、映画を見ても『愛がなんだ』って思う。愛ってなんなんだ。

たくさん泣いたら、山ちゃんと蒼井優が笑わせてくれました。山ちゃんって、すごく気遣いができて優しくて謙虚な人だね。笑いって、やさしさを生む。真面目に努力してたら、いいこともあるのかな。

久しぶりに会った弟のカバンからチラッと見えた、就活用のモチベーショングラフに、人生で一番落ちていたときに「離婚」って書いてあった。なんとも言えない気持ち。

親が子どもを幸せにしなきゃいけないって、思い込みすぎているのかもしれないけれど、無力な子どもに翼をさずけるのは親の役割もある。教育の役割もある。私が学びを支える上で、できることはやろうかな。

泣きすぎて頭がいたいです。

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