この1週間で、次にいつ会うかわからない別れを2回した。

こう書くと寂しいけれども、実際は「久しぶりの再会」が2回あったのだ。

デンマーク留学時代の友人が、家族旅行で日本に来てくれた。別れ際に、「またね」と言ったけれども、もう二度と会うことはないかもしれない。実際、留学先で出会った人たちは、もう死ぬまで一生会わない可能性の方が大きい。「会いに行くね」と気軽に言える距離じゃない。

彼女と次会うのは、いつになるのかわからない。でもそれって、彼女が遠い地に住んでいるからだけでもないよなぁと思った。

毎日会う同僚とも、いつも会う大学時代の友人とも、「またね」はもうないかもしれない。今日会うのが最後になるかもしれない。

そう思ったら、毎日の誰かとの出会いが愛おしくなってきた。