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エネルギーフリー社会の実現で、自由で豊かな新しい未来を創造する



コミュニティ単位で電気の地産地消を実現する

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(114)

<株式会社Looop>
 2011年4月に設立され東京都台東区に本社を置き、再生可能エネルギーを「発電から供給まで」一貫して手掛ける電力会社で、「Looopでんき」というブランドで家庭や法人向けの電力販売を行う、資本金約40億円、従業員約290名、売上高約660億円(2022年3月期)の新電力ベンチャーだ。

「風力」


太陽光や風力、水力などの再生可能エネルギーを利用した電源開発や電力販売を行っており、Looopの電力は、再生可能エネルギーの割合が100%で、CO2排出量がゼロ。また、Looopは、コミュニティ単位で電気の地産地消を実現するプロジェクトも進めており、再生可能エネルギーの自給率を高めることを目指している。
 コミュニティーの事例では、2019年より、さいたま市浦和美園地区でスマートシティさいたまモデル構築事業において、脱炭素循環型コミュニティの先進モデル構築を順次進めている。 また、千葉県銚子市の地域新電力「銚子電力」の運用サポートなど電力事業における利益の地域還元の取り組みにも参加している。

「太陽光」
「水力」

そもそも再生可能エネルギーとは、非化石エネルギー源のうち、エネルギー源として永続的に利用できると認められたエネルギーのことで、特徴として、「枯渇しない」・「どこにでも存在する」・「CO2を排出しない」という3つの要件を満たすもので、自然エネルギーの「太陽光」・「風力」・「地熱」・「水力」および、自然エネルギーではなく、動植物に由来する森林の間伐材や、食品廃棄物などを原料としてつくられた「バイオマス」エネルギーを言う。まずは、しっかりと学んでおこう。

「地熱」

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★ 2011年3月に東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市・気仙沼市へ、創業者の中村創一郎氏が赴き、複数の施設へ独立型ソーラー発電セットの無償設置を実施したボランティア活動がきっかけとなり、会社を創業した。2013年に台風被害を受けたフィリピンの離島で太陽光パネルを設置したとき、無電化地域を一夜にして電化地域に変えることができる再生可能エネルギーの可能性を再認識し、同年「エネルギーフリー社会の実現」というコーポレートビジョンを策定した。
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◆ ビジョンに向けたイノベーションの始まりとして、自然エネルギーの本来の姿を具現化する「那須高原プロジェクト」を推進。栃木県の「那須の森」の中につくられた、太陽光発電所を兼ねた宿泊施設「Looop Resort NASU」を創った。自然と一体となる宿泊体験を通じて、アウトドアで遊んだり、森の生態を観察したりしながら、自然エネルギーについて学ぶ場となっていおり、会社の保養所としての活用だけでなく、貸別荘、貸しホールとして一般にも開放され、地域活性化を目指している。

「Looop Resort NASU」
「Looop Resort NASU」

❤ さて、2016年の電力自由化以降、事業撤退する新電力は少なからずありましたが、2022年度に撤退や新規申し込み停止をする事業者が相次いでいる。帝国データバンクの調べによると、2021年4月までに小売電気事業者として登録されていた新電力706社のうち、2022年11月時点で倒産は22社、撤退は33社。新規申し込み受付などの停止をしたのは91社に及んだ。
電力調達価格の上昇で収益が激減したのが大きな要因だが、新電力の事業モデルによって大きな差異が生まれたのだろう。

同社が2020年に始めた、太陽光発電設備を0円で設置できる電気料金プラン「Looop未来発電」も2022年4月に個人からの申込みを停止した。画期的で面白い再エネ普及モデルだったが・・・ん~とても残念だ。(2023年8月現在)
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社Looop コーポレートサイト
https://looop.co.jp/
◎スマートシティさいたまモデルの推進
https://www.city.saitama.jp/001/009/004/007/index.html
◎再エネで日本のエネルギー自給率向上とコスト低減に向けて事業変革
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000058095.html
◎太陽光発電設備が0円で設置できるLooop未来発電とは?
https://selectra.jp/energy/kaisha/looop/mirai
◎那須高原プロジェクト | 自然エネルギーの本来の姿を具現化する
https://looop.co.jp/topics/project_210419

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