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業界の規格外のサービスを生み出し続けるサービス業



顧客満足度ブッチギリの金融機関のCSV

★今日は共創の時代・・・ソーシャル・インパクト(3)

<株式会社大垣共立銀行>
岐阜県大垣市に本社を置く地方銀行だが、大規模な金融制度改革・通称「金融ビッグバン」(1996-2001)前夜の1993年に46歳という全国の地銀最年少で就任した頭取が、自らを金融業ではなくサービス業であると標榜し、言葉だけではなく 「地域に愛され 親しまれ 信頼される銀行」 という基本理念を掲げ、規格外の施策を実践し続ける金融イノベーター企業だ。

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頭取就任翌年の1994年には365日年中無休のATMを導入。その後もコンビニサービス型店舗や年中無休の窓口営業店舗、ドライブスルーATM、フィットネスジムとコインランドリーを持つ店舗、移動店舗など。さらにキャシュカードも通帳も不要な手のひら認証ATMの導入や、ローンサービスでは不妊治療ローン・離婚関連専用ローン・シングルマザー応援ローン・介護ローン・資格取得などの「デキルを増やす」ローンなど 、また事業者向けにも様々な提案型ローンが・・・
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ドライブスルーATM
フィットネスジムとコインランドリーを持つ店舗

そのユニークなアイデアや実行のための法規制や慣例などを、自社への取り入れ手法を考え組み立て直し試行錯誤しながらプロジェクトを進めているのは、コンサルでも何でもない・・紛れもなく同社の銀行員だ。 そこには独特の研修制度がその後押しをしている。あらゆる異業種に1年間修業をするという社員公募型研修制度の存在だ。 コンビニエンスストア業・ホテル業・TV放送局・他 様々な業種で学びながら自社を外部から見つめ直し、研修から得たアイデアや疑問、経験を自社のサービスにフィードバックする。金融業種の均一的な価値観をブチ壊し、社員の多様な価値観を尊重するとともに多様性がぶつかり合うことで新しい規格外のサービスを創造することに繋がるのだろう。 顧客・地域・社会と対話しながら新しい価値を創造する「みんなでつくるビジネスモデル」を実践し続けている。

その評価は毎年のように各界で高く評価され表彰され続けている。

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この取り組みから「イノベーション」と「ソーシャル・インパクト」と「サスティナビリティ」を見つけ出してみよう・・・私は社員の多様性の尊重という「サスティナビリティ」の位置づけにドキワクする・・・

何故 他行にはこんな取り組みができないのだろうか・・・
自社の位置づけの「思い込み」を再点検すべき時代なのかもしれない
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎大垣共立銀行
https://www.okb.co.jp/
◎大垣共立銀行の評価沿革
https://www.okb.co.jp/about/evaluation.html
◎OKBスタジオ(大垣郭町商店街の一角に開設した情報発信拠点)
https://www.okb.co.jp/personal/okb_studio/


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