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無電化地域の電化と技術移転による事業開発



ミャンマーの無電化地域で電化を熱望する住民との話し合いから、同国内の電気技術発展を支援

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(99)

<紀南電設株式会社>
 1947年に創業。1968年に設立し、和歌山県御坊市に本社を置し、電気設備工事、太陽光発電設備工事、電力工事、電気通信工事、管工事、機械器具設置工事、貯水槽清掃、消防保守点検など、幅広い分野で事業を展開。資本金9500万円、従業員数61名の電設業だ。

県内の道路・トンネル・サービスエリア等のインフラ電気工事、変電設備の電力工事、インフラ設備の電気通信工事、建物の管工事・貯水槽清掃や消防保守点検などの広範囲の工事を実施。 また、産業用太陽光発電設備工事も小規模から大規模まで県内随一の実績を誇っている。

同社はミャンマー連邦共和国のヤンゴン市内に2013年に開設した支店を拠点に、太陽光発電を利用した電化小学校を建設するため、同社が発起人となり、和歌山県下で募金活動を行った。多くの有志や賛同者の協力を得て、2014年3月に建設に着手し、同年6月に無事完成した。

学校の太陽光発電設備

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★ ミャンマー政府から、技術移転と人材育成のため、和歌山県及び同社に支援要請があり、JICAの「草の根技術協力事業(地域経済活性化特別枠)」採択で2014年12月~2016年12月までの事業期間で、ミャンマー国ヤンゴン市内の無電化地域2村・347世帯に太陽光発電設備とLED照明を設置して電化するとともに、設置や管理をするための技術者の育成や地域内で設備を適正に運営するためのリーダーを育成した。

村に灯りが点った
集会所で灯りの元 テレビを見ている様子
村の変電設備

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◆ 同社は2012年からミャンマー地域開発局等と無電化地域の現状などの意見交換を続けており、無電化地域で電化を熱望する住民との話し合いなどを行い、同国内の電気技術発展のため、2013年6月にヤンゴン市内にコンサル業務を担当する支店を開設し、2人を地元雇用するなど地域密着の取り組みを続けた事で、和歌山県と同社がJICAに同事業を提案し、同社を事業実施団体として事業採択されたという経緯だ。

❤ この事業を足掛かりにして、現在は、本業の工事関係では、ミャンマーに進出した日系企業からの工事や慈善事業に関連する工事を行うようになった。また、現地での日本語学校の運営やミャンマーへの企業進出のサポートなど、同社の経験を活用したビジネスも手掛けていたんだけど・・・

つい先日、私が所属のNPOの関連でミャンマーへのアプローチが前へ進んだので、同社に問い合わせしたところ、コロナ禍でミャンマー事務所を閉鎖したようだ。
ん~残念 (;´∀`)

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎紀南電設株式会社 コーポレートサイト
https://www.kinandensetsu.co.jp/
◎紀南電設 ミャンマーに太陽光発電設置(日高新報)
https://hidakashimpo.co.jp/?p=26150
◎草の根技術協⼒(地域経済活性化特別枠)事業概要
https://www.jica.go.jp/Resource/partner/kusanone/country/ku57pq00001nfavz-att/mya_05_t.pdf

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