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生々流転(乃木坂46)

インターネットを徘徊してたら、2020年に乃木坂46台湾公演での高山一実と齋藤飛鳥のインタビュー記事を見つけた。

「私もアイドルのファンだったので、どんなグループにもファンが特に愛している黄金時代があるのは、すごく分かります。乃木坂で言えば、まいやんがいた時代なのかもしれません。でも、あの頃は良かったよねと言われるようになったら、グループはおしまいです」

高山一実

「昔のライブ映像を見返すこともありますし、1期生がみんないた頃のことが無性に懐かしくなることもあります。今回だって、去年の台湾公演を思い出して、寂しい気持ちにもなった。でも、昔に戻れますと言われたとしても、私は戻りますとは言わないかな」

高山一実

 「そうなんですかね?私は普通のように感じます。うちのメンバーの皆は、自分に対しても人に対しても、すごく優しい人たちの集まりですけど、それでも『私たち、今いい感じだねー』みたいな空気だけは決してつくらない」

齋藤飛鳥

インタビューでは二人共が「今に満足したらグループとしておしまい」と言っているのが興味深い。

「私は私なりに、今の自分を受け入れるためにはどうしたらいいか、考えていきたいです。これからも、乃木坂46をよろしくお願いいたします」

齋藤飛鳥

最後の挨拶を見てると、乃木坂メンバーって自分のことよりもグループのことを考えているなといつも思う。

3月5日のNHK「シブヤノオト」で新しいフォーメーションで披露された乃木坂46の29thシングル「Actually…」を見て聴いた。
新センター五期生ちゃんが披露したときに感じた違和感を、なぜか今回は感じなかった。初めて聞いたときの最初のサビまでの新センターちゃんの声を強調した歌や、新センターちゃん中心に組み立てられたフォーメーションが変わったからなのか、違和感よりも「乃木坂」感を感じたことを正直に告白します。

決して新センター五期生ちゃんが悪いとは言うつもりはないけど、なぜかそう感じたことは事実で、その理由について整理できてない。

それは山下美月と齋藤飛鳥というエース級の二人がWセンターを務めたからなのかもしれないし、歌自体がこれまでのようなパート割ユニゾンになったからなのかもしれない。カメラワークが変わったからという人もいる。でもよくわからない。

新フォーメーションをみるとこれはこれできれいにまとまっているけれど、従来のセンターの場所は開けてある気もするし、新センター五期生ちゃんにはこれまでのいろいろな出来事にきちんとけじめを付けて元気に活動再開してほしいなと思います。

生々流転(せいせいるてん、しょうじょうるてん)
世の中の全ての物は、次々と生まれては時間の経過とともにいつまでも変化し続けていくという意味。

2012-2021 四字熟語辞典オンライン

それにしても短期間でここまできちんと形にして披露した乃木坂のメンバーのみならずスタッフ全体の力量はなかなかスゴイもんがあるなと思いました。

「シブヤノオト」を見てて個人的にはうれしかったのは、同郷の和田まあやの姿が見えたこと。

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