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スターマン 2025~27 宇宙史の夜明け 【Bowie は知っていた】


地球に落ちてきた男

30年来のフリークだったデイビッド・ボウイではあったが、

David Bowie=ジョン・レノン同様親日家でもあった

2016年1月10日の彼の死と同時に、僕の中での幕はいったん閉じた。

というのも、遺作となった『ブラックスター』のプロモーションビデオを観るにつけ、裏になんだかオカルトっぽい禍々まがまがしさがあるような印象を受けたからである。
「ああ、やっぱり最後の最後でこれ(終末論的な世界観)か・・・」

もっとも彼が”魔人?”アレイスター・クロウリーを生み出した「ゴールデンドーン(黄金の暁団)」という結社に傾倒していたことは、比較的有名な話だし、事実、初期の『ハンキードリー』というアルバム所収の『クイックサンド(流砂)』という楽曲の冒頭に、ゴールデンドーン崇拝的な歌詞があったりで、まあ、「そんな気がしていた」だけの話ではあるが。

もちろん、それが「悪い」わけではない。
魔術にしてみても、とかく「黒魔術」が一人歩きしがちだから闇のイメージが付きまとうが、魔術自体が「悪い」ものでもない。
よく見極めてからでないと軽々に答えを導くことは危険なんで、いったん棚上げした格好である。

事実「黄金の暁団」自身は、神智学とも紐づけられるような秘教体系を持っており、かの有名な詩人のイェーツも深く所属していたことは知ってはいたものの、結局のところ”連中”のお家芸である「乗っ取り」にあった”魔術クラブ”か、くらいに踏んでいた。ブラバツキー夫人の偉大な功績を、闇側にすり替えた勢力のそれである。

著名なポップスターのほぼすべてがイルミナティに絡めとられているわけで、正直ボウイも「結局それかよ」と半ばあきらめかけていたわけである。

その中で、ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンのように、あからさまに”反体制”的なパフォーマンスや歌詞でやっちゃうとどうなるか?

もっとも、ボウイ自身も「グーグルはイルミナティそのものだ」という遺言を残すほどであるならば、翻って、彼は「反体制」だという見方も大いにあり得る。
また、彼は「ロックはいつだって悪魔の音楽だ」と語っており、むしろ自身ロック畑に身を置きつつ、それを客観視(悪魔と対峙)している節もある。

そういえば今更ではあるが、彼のアルバム『ダイヤモンドドッグス』所収の『1984』は、まんまジョージ・オーウェルではないか?(少なくともこのアルバム自体はディストピア社会に向けての彼の絶叫ともいえる「警告」であることは間違いない。イントロの「これはもはやロックンロールではない! ジェノサイドだ!」というナレーションのなんとカッコいいことか・・)。

核戦争後の近未来世界をテーマにした『ダイアモンドドッグス』は、あまりにもヘヴィーだ。

となると死因の「肝がん」ももしかして・・・などと勘繰りたくもなる。(そんなことは朝飯前ですからね)

その人物が白なのか黒なのかは、なかなか単純に判断が付きにくい。
まして世界的なインフルエンサーともなると、さまざまな確執や世論をおもねって、表裏の顔を持たざるを得ない場合も多い。

さてまあ、前置きはこのくらいにして、単なるボウイフリークの回顧談なんてどーでもいいことでしょうから。
ただ、いくら贔屓の人物であろうが、いくら大物ポップスターであろうが、単なるその辺のガラクタならば、ここにわざわざ項を立てて云々しませんね、僕は。

ところが、まったく意外な方面からそのデイビッド・ボウイを評価する声が上がっているんです。


【カウントダウン】2027年のエイリアンメッセージ

その方は、ウェイン・ハーシェルさん(南アフリカ在住)。
まずは、彼の瞠目すべき業績に触れてみたいと思います。

彼は、天文や世界各地の古代遺跡に隠されたレコード(記録)を読み解こうと世界各地を回り、その実証データを基に、出版など精力的な活動をされている方。
その方面の識者はもとより多くの読者から厚い支持を集めている。
代表作はこの『HIDDEN RECORDS』(隠された記録=残念ながら邦語訳は未刊なようです)。

『Hidden Records』=解説に、ロバート・ボーヴァルの
オリオンの謎』を発展拡大した考古天文学の書とある

さて、そのハーシェルさんの熱烈な支持者であるハンガリーのマートン・モルナール・ゲブさんが開設した『Ancient Star Maps』というサイトに、その研究成果が披露されています。
このサイトは、有志による次のような高邁な目標を掲げています。

Ancient Star Maps は、著者ウェイン ハーシェルの発見をサポートし、文化をワンネスに導くための高揚する知識を明らかにすることに特化したサイトです。
ここでのリリースは部分的に彼の研究に基づいて構築されているため、彼の 3 つのサイトと彼の著書「The Hidden Records」でカバーされている基本を知っておくことを強くお勧めします。ウェインは、私たちは星から来た人々の子供であり、太古の昔におうし座のプレアデス星団の近くにあった太陽に似た3つの星系から私たちの太陽系に植民地化した宇宙旅行人類であると理論づけていますが、大惨事がここ地球と火星での彼らの文明を終わらせました。そして逃げることができなかった人々は生き残った。技術を失い、狩猟採集民に成り下がった人々は、数千年後に祖先が再び訪れ、エジプトのような高度な精神文化を築きました。しかしその後、地上の人類は誘惑に陥り、権力への欲望に導かれて貪欲と暴力の社会を築き、私たちの平等な起源に関する知識を星々から隠しました。

・・・しかし時代は変わり、21世紀の人々は忘れていた過去に「目覚め」ました。

Ancient Star Maps』のサイト紹介文

ゲブさんは、ELTE大学(ブタペストきっての名門校)で自然科学と地理学を学ぶ傍ら、このサイトを運営しているそうです。
それは、どのキーワード一つ取ってもわくわくするような内容であるにもかかわらず、大変に平易で、好奇心をそそる語り口で説明されています。
(「日本の起源」についての記載もあり)
日本語訳でも読めますからぜひ一読されてみてください。

ウェイン・ハーシェルさん
マートン・ゲブさん

さて、ウェイン・ハーシェルさんは、ついに最終段階へ到達してしまったようです。
なぜ最終段階かというと、もはやそれまでの「論説」や「考究」つまり「学問のための学問」というものではなく、結論が向こうから現実のものとしてやってくる日を確定してしまったからです。

世界がカウントダウンをして、マヤ暦に記録された文字が成就する 2012 年の宇宙の使者イベントを待っていた間に、予期せぬことが起こりました。私たちは、気づかれずに本当の到着日を知らせる宇宙訪問者イベントを起こしたのかもしれません。2011 年のある時点で文字通り一夜にして、訪問者の身元と出身地、そして暗号化された未来の日付を含むメッセージを伴うエイリアンの「人工物」が発見されました。これは、米海軍がUFOとの遭遇で最も多忙な時期に起こった。

HERSCHEL'S ATLANTIS

それは、まさにボウイの言う

「スターマン」との邂逅の日(ファーストコンタクト)

です。

スター訪問者の到来

時は 2027 年で、あなたがテレビを見ていると、信号が曖昧になり始めます。その後、画面に珍しい見た目の人が立っており、これはほとんどの人さえ知らない隠れた世界危機中の緊急メッセージであると主張しています。
彼によると、このメッセージは地球に近い宇宙の位置から放送されているという。
彼は、自分は私たちの世界の人間ではなく、全世界があらゆるチャンネルでこのメッセージをライブで受信していると主張しています。
その人物は自己紹介をし、自分がどこから来たのか、そしておそらく私たちの祖先と同じ人間の系統の祖先であることを説明します。・・・(後略)

ウェイン・ハーシェル『隠された記録』の著者

いわゆる「ファーストコンタクト」にかかわる確信めいたこの表記はどうだろう?
それはまるで1977年、イギリスの南部テレビ局放送中に起きた「電波ジャック」事件が、その予行練習であったかのような気持ちにさせる。

コンタクトは、おそらくは2025年を通過した数年後にやってくるだろうと、僕も感じていたものだから、なんとも符合する。

そこには、この地球の支配層の「悪」が全世界に向けて露呈されるという「予言」もあるが、実は「2012年世界の終末」という古代マヤ歴の日付とその意味は大きく違っていたとも(マヤ人は「終末」ではなく、「目撃」と「使者」と言ったのだ)。しかも、その論はハーシェルがアトランティスの遺跡を調査中に奇跡的に獲得した物的な証拠と、それに基づく解析から割り出された日付が、

2027年


であったことに基づいている。
端的に言えば、それはプレアデス人がわれわれ人類に向けて一夜で表したメッセージそのものであった。
彼の近作『HERSCHEL'S ATLANTIS』では、その日(ファーストコンタクト)までのカウントダウンタイマーが刻一刻と稼働している。
それはアトランティスの日であり、
プレアデス人の帰還の日である。

太古のアトランティス大陸はスペイン~ポルトガルにあった
=アトランティスの調査にはひどい妨害が待ち受けていた

『神々の指紋』のグラハム・ハンコック氏らが投げかけてきた超古代へのサジェスチョンは、まさにこの著作(理論)によって、それらに明快な解答を与えるものともいえる。
ハーシェルは物的証拠をもとに、当時、ヨーロッパ大陸から分離していた現在のスペインのバスク地方、ポルトガル周辺を「アトランティス大陸」であると特定した。
これは、「大西洋に沈んだアトランティス」を説いたプラトンが正しかったことを証明することでもあった。

そこにはプレアデス、そしてオリオンの大星団の痕跡が存在する。
これは、僕の情報源のいう「アトランティスはもともとプレアデス星団にあったもの」を地球の大西洋上に転移したものという説もうなづける。


それはすべて意図されていた

さて、デイビッド・ボウイだが、あまりそちら(ロック)系にお詳しくない方でも、その中性的な容姿と宇宙的な世界観、カメレオンのように常にメタモルフォーゼするキャラクター・音楽スタイルはご存じかもしれない。

そのボウイについて、ハーシェルさんはこう語っている。
全文をご紹介すると冗長になるので、かいつまんでここに引用します(太字=Monikodo)。

デヴィッド・ボウイの預言的メッセージ

70年代に歌い始めて以来、彼は常に宇宙をテーマにした歌詞の選択を好んでおり、誰もがよく知っている有名な一節があり、ある曲では火星の生命『Life on Mars?』について疑問を呈しており、私のお気に入りのスターマンのトラック (和訳)には 次のような言葉が使われている。

「スターマンが待っている」空で
彼は私たちに会いに来たがっている
でも彼は私たちの心を吹き飛ばしてしまうと思っている
空にはスターマンが待っている
彼は私たちにそれを吹っ飛ばすなと言った
彼はそれがすべて価値があることを知っているから
彼は私に言った:
子供たちに失くさせてください
「子供たちに使ってもらいましょう。
子供たち全員にブギーをさせましょう。」


宇宙のメッセンジャーの出現

「スターマン」の歌詞に見られる力強い言葉は、隠された記録のメッセージの基礎だけでなく、ファースト・コンタクトについても示唆しています。
彼は、私たちの世界が混乱と苦しみから逃れ、文明化できる可能性があることをほのめかしています。

彼が最後にリリースしたビデオと曲「BlackStar」は彼の「スターマンの予言」をさらに新たなレベルに引き上げました。

Black Star には、非常に目を見張るような壊滅的な大惨事を示唆するトーンがあります。ゾンビのような恐ろしい震えに見舞われる人々から、ボウイには人類がゾンビになるかもしれないという直観による何らかの洞察が働いたのではないかと私は考えています。
これは、こじつけでしょうか?

人類が数世代にわたってGMO食品を与えられた場合、ビデオに見られる震えるゾンビのような症状を示す子孫が生まれるというのは、突飛すぎるでしょうか?
科学者たちは発表された論文で大規模な癌腫瘍の発生を証明したが、他に何を隠しているのか?

Black Starビデオ映像には暗号パズルが描かれており、Black Starが何であるかを正確に明らかにしている。ビデオ映像から再現された下の画像で、彼は本物のブラックスターが日食中の太陽と惑星であることを明らかにしました。

7 つの星。大きな主星が 1 つあり、その下に 6 つの小さな星が特定のパターンで断片化されています。

ボウイの遺作となった『BlackStar』のジャケットカバー
一つの大きな星は日食中の「太陽」を、その下の六つの星々の欠片を含めてそれはプレ
アデス星団を表している。同時にスターマン=Bowieとしてシンボライズされている。

ここでの最初のブレークスルーは、ここにプレアデス星団の潜在的な星図相関があることに気づいたハンガリーの私の同僚の研究者マートン・モルナール・ゲブによってなされました。その右側に7つの星と太陽の星、そして日食中の系外惑星。

私は彼が正しかったことに気づき、それは私が書いた方法で表現されています。

第一に、シュメールの「創世記タブレット」が、太陽と惑星を伴う星と「神」の場所を正確に描写し、
第二に、ボウイがスターマンについて歌い、シュメールの描写にスターマンと系外惑星が追加されています。

しかし、ボウイが星々の断片を使って提示した暗号のせいで、私はあらゆる可能性を試すことになり、一日中混乱していました。それからニュース報道を見て彼の名前を見て、暗号を振り返って、彼が数年前に私が発見したヘブライ語の星図であるソロモンキー暗号パズルのような星を使用していることに気づきました。

ボウイは自分自身を「スターマン」として擬人化

デヴィッド・ボウイは、自分自身をスターマンとして擬人化する七つの星の暗号を自分の名前に置きました。彼は、他の古代の星図に見られる人類の青写真メッセージとしてのオリオン人です。
彼は少し前にも映画『地球に落ちてきた男The Man Who Fell to Earth』でこの役を演じていたので、驚くことではありません。

おそらく彼は、このウェブサイト上のすべての私のケースで秘密の星図を示している霊的な賜物や秘密結社の会員によるものであっても、秘密の知識を支持しているのでしょう。彼は、カルトゥジオのオーダーのような伝統に従って、プレアデス星団を 1 つの星で示しています・・・6 つの小さな星と 1 つの大きな星

ボウイの予言と意図の源は?

彼が超能力者だったことをほとんどの人が認めている。彼は非常に多くのUFO目撃情報を見て、人生を変えるようなUFOコンタクティ体験をしたため、「スターマン」(という概念)と宇宙論に執着したという人もいます。

しかし、最も懸念される最大の懸念は、彼がイルミナティか秘密結社であり、破壊的な性質のメッセージを提示しているかどうかです。名声と富を持つほとんどの有名人は秘密結社の会員に招待されており、彼も他の人たちと同じように従ったのだと思います。彼は隠された真実の記録も見ることができたと思います。しかし、彼の反抗的な性質が彼を高く保ち、毅然として立っていたようです。もし彼がこのような状況に陥ったとしたら、彼は抜け出す方法を見つけたと思います。

今、彼が最高の反エリートであるというあらゆる証拠を真剣に考えてみましょう。デヴィッド・ボウイは、君主制から最高位の騎士位というエリート社会の勲章を授けられようとしていた。
彼は女王に、この儀式とステータスをどうするか、そしてその可能な条件を伝えました。

私はそのようなことを受け入れるつもりはまったくありません・・・それは私が人生を費やして働いてきたものではありません

それは彼が人生をかけて取り組んできたものではない。この引用はなんと素晴らしいことでしょう。彼は、エリート教団の最善の利益にならない探求に積極的に取り組んでいると述べている。

これは、私がこれまでに 35 の強力な事例を示した人類から隠された秘密の星図を使って、ここでの彼のメッセージを解読する上で重要です。歴史上の君主制の前任者によって隠された、人類の起源の秘密の記録。彼は人類の起源の場所を星図に描写し、それを正確に示しただけでなく、シュメールのタブレット のように、プレアデス星団を持つオリオン座の「スターマン」として自分自身の名前を擬人化しました 。

・・・(後略)

ウェイン・ハーシェルの『預言』より
ニコラス・ローグ監督『地球に落ちてきた男』のエンディングシーン
=デイビッド・ボウイは主役の異星人を演じた

やや持ち上げ過ぎかな、とも取れるハーシェルさんの「ボウイ讃歌」は、もちろんよくあるミーハーなそれでも、ロックおたくのそれでもない。むしろ、ボウイが死を前に、公然と、しかしひっそりと世界へ向けて提示した暗号が、この地球の未来を書き換える星々の座標軸であったことの発見と、彼に対する畏敬である。

「いやいや、ボウイさん、最期に実ににくいことをやってくれたじゃないか!」

そっと、誰も知らない秘密に舌打ちをする。

それにしても・・・

「それにしても、もう残り少ないではないか」


不和・不満だからこそ創造するんだ!

ちなみに、

この方はプレアデス星系の「ニューリラ」という星から来た。


仲間からの疎外感
社会からの逸脱感
理解したうえでの渇望感
理解されない空漠感
共感への違和感

それら不和の感覚を抱えて生きる
スターシードの方々。
それらは、実はあなたのこの地上での創造の原動力だ。
しかし、
あなた方の自意識は、まだ甘いのかもしれません。

トップスターの座に上り詰めたものは、
常に「評価の対象」になる。
本当のところは理解されず、
的外れなところで共感を呼んだり、騒がれたり

闇に忖度したり
ファンに媚びたり
そうせざるを得ない立場に立つ
そんな気はさらさらないのに・・・。

その凍り付くような孤独感はどんなものだろう?

文字通りのスターマンは、
皮肉なことに
名声の裏で
その名声の依って立つ支配者エリート層へ牙をむく
それはさながら自傷行為である。

なるほど、
ロックンロールの自殺者」か。


おまけ

デイビッド・ボウイの最高傑作については各論ありますが、僕は迷わずこの『LOW』を挙げます。歌(言葉)は極端に排除され、インストロメンタルが多いのですが、それが逆に「情念」に訴えかけるような説得力のあるものになっています。ロック史上の一つの金字塔と目する方もおられます。

1月8日:David Bowieの生誕日に



東洋哲学に触れて40余年。すべては同じという価値観で、関心の対象が多岐にわたるため「なんだかよくわからない」人。だから「どこにものアナグラムMonikodo」です。現在、いかなる団体にも所属しない「独立個人」の爺さんです。ユーモアとアイロニーは現実とあの世の虹の架け橋。よろしく。