大学を中退した結果無職になった日②


前回、大学を中退後、無職になり、個人で仕事をして生きていく行動を起こそうと決意した記事を書いてから、二週間が経った。

(前回記事はコチラ)


その後、私は、個人でのお仕事を実際に進めている。

前回の記事をきっかけに、様々な方とコンタクトをとり、そこから仕事をいただくことができ、ここ二週間は、その打ち合わせや制作に励んでいた。


すごく驚いている。

まず、自分が書いた記事を読んでくれる方がいるということに驚いた。

次に、記事に対して、何かしらの反応をつけてくれることに驚いた。

そして、そこから実際にお会いしたり、やり取りをして仕事が始まるということにものすごく驚いた。



今冷静に、自分が書いた1回目の記事を読み返すと、完全に、見切り発車の若者としか思えなくて、恥ずかしい。

ただ、その記事を見て何かしらの反応を返してくださった方がいることもまた事実で、そこから絶対に会うことのなかったであろう人との出会いが生まれたり、自分の行動が急加速したことを考えると、素直に書いてよかったなあと思った。

そして、ネットで見かけた見ず知らずの人間に、丁寧に反応を返してくださる方々の優しさには、感謝してもしきれなくて、涙が出る。


無職になる前、自分は、社会の中で「これが私なんです。」と言えるような何かになりたいと思っていた。

うまく言えないけど、社会の中に、自分の旗を立てたかった。

学校に在学していた時、会社に属していた時も、もちろん私はこんな人間で、ここに属していて、こんな仕事をしています。ということは言えた。

けれど、それは私自身の所在や人間性を本当に語っているのではなくて、どこかに属さないと自分の存在を主張できないという状態だった。

社会で活躍されている、クリエイターや、経営者、様々な方を見ていると、「この人たちは、社会の中で自分の場所を作り、何かを発信している」と感じ、尊敬すると同時に、自分の所在のなさに苦しい気分になった。

会社を起こしていたり、作品を制作して発表していたり、旗の具体的な立て方は様々だけど、どの方も、どこかでリスクを背負って、その上で自分自身で行動を起こしていることは確かだと思う。

何より、そんな人たちは、生き生きしているように見えた。



自分は、今回の記事をこの場に書いたことで、とても小さい旗を社会の中に立てたのかもしれないと思った。

自分はこんな人間で、こんなことがしたくて、こういう行動を起こそうとしているということを、文字という形にして、社会の中に発信した。

それは、とても小さい行動だけど、自分自身の所在を本当の意味で表す行為で、だからそれに対して反応を返してくれる人がいる。

そもそも何も表現しなければ、「私」という存在は社会に認識されないのだから、人に反応をもらうことも、気づいてもらうことすらできない。


だから、今回、記事を書いたことは、自分にとっては大きな行動だったのかもなぁ、と今更感じている。



「まず行動を起こしてみることが大切」ということはよく聞くし、自分も今回、見切り発車でも動き出してみてよかったと痛感しているけど、それよりも、「行動して、何かしらを社会の中に発信し、自分の所在を明らかにする」ことが、noteから仕事につながった経験から学ぶべきことなのかもなあと感じた。


先日、友人が初めて弾き語りのストリートライブをやるということで、新宿に観に行った。

友人は、アンプやスピーカーを用意せず、ギター1本でライブを始めた。

しかし、新宿の喧騒や、隣でバカでかいスピーカーを使い、ゴスペルを歌う三人組イケメン男性ユニットの声にかき消され、彼の歌は歩く人たちの耳に届いていなかった。

私は彼の音楽が大好きで、なんだか歯がゆい気分になった。


きっと、彼は音楽で、社会の中に自分の旗を立てようと行動したけど、それが人の目に止まらなかったのだと、感じた。

ただ発信するだけでなく、それが少しでも社会に届くような工夫や、場を選ぶことが、(彼の場合はギターをアンプに繋げばいいだけだと思う笑)自分を社会に認識してもらうには必要なのかもしれないと思った。

だから、私自身に関しては、たまたま選んだnoteという場が少しでも人の目に止まる場所で、ラッキーだったというだけだと思う。

そして、そのような「場作り」をしてくださっている、noteの制作陣のみなさまには、とても感謝しているし、素晴らしい活動だなあと思います。

本当にありがとうございます。



ここから先、今進んでいるお仕事を鋭意制作することはもちろんだけども、「自分自身がやりたいこと、社会に発信したいことはこういうことなんだ」

ということを明確にして、まぐれでなく、意図して自分の旗を社会の中で掲げたい。

それができないと、仕事を取ってくること自体が目的になってしまい、個人で仕事をする本質的な意味がなくなってしまう気がする。

なんでも仕事がしたいですという気持ちや、スタンスはそもそもの機会を作るために必要だけども、そこで得た機会から、自分のやりたいことや付加価値を付ける仕事に繋げることが、本当に自分らしく、生き生きと生きるためには必要だと思う。



ということで、次の目標は、「自分の旗をしっかりと掲げること」です。

次回に続きます(⌒▽⌒)
(お仕事のご依頼も引き続き渇望しておりますので、よろしくお願いいたします、!!)

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