TA-2.2.1 (K2)プロジェクトの適切なモニタリングおよびコントロールを可能にするために、テスト時に追跡する必要のある情報の種類を説明する。
追跡する必要のある情報
* プロダクトリスク
* 欠陥
* テスト
* カバレッジ
上記から確信度合いはわかる。
リスク軽減の追跡
リスクベースドテストアプローチ時に以下を追跡する
* テストにより軽減されたリスク
* まだ軽減されていないと考えられるリスク
リスクをテスト条件に対応付けることでテスト実行時に自動的にリスク軽減情報が更新される。
欠陥の追跡
各欠陥の分類情報を記録して使用することで傾向レポートやグラフを作成できる。
テストの追跡
* テストケースの情報を記録する。
* テストケースの作成ステータス
* テストケースの実行ステータス
* テストケースの実行情報
* テストケースの実行結果(スクリーンショット、関連ログ)
カバレッジの追跡
テストケースをテスト対象の要件と対応付けることで追跡できる。
部分的に作成したテストケースを全て実行した場合、テストケースのカバレッジは100%となるが要件のカバレッジは100%とならないため、注意してコンフィデンスの尺度とすること。
練習問題
テストプロジェクトの適切なモニタリングとコントロールを可能にするためにテスト中に追跡されなければならない情報の種類を最も正しく説明しているものはどれか?
A) 適切な手順を踏んでいることを確認するために各開発者によって埋め込まれた欠陥情報を使用する。
B) より効果的になるための動機付けに使用するために各テスト担当者が合格したテストケースの数を使用する。
C) 特定の時点における合格および不合格のテストケースの割合に対する実行済みテストケースと未実行テストケースの数の関連性はあまり高くない。
D) 製品のリスクだけでなく、欠陥、テスト、カバレッジの追跡と測定をする。
正解:D)
A) テストのモニタリングとコントロールの観点から見ると、個々の開発者のパフォーマンスは範囲に含まれていません。
B) テストケースの合格数、失敗数はテスターのコントロールが及ばない他の要因により影響を受けるため本説明は適切ではない。
C) 進行状況を正しく把握するには、合格/不合格/未実行の数が重要です。
D) これらはシラバスに記載されている5つの項目のうちの4つです。
TA2 リスク分析によって提供された情報に基づいて、テスト活動の的確な優先順位付けを 行う。
出典:Sample Exam - Question ISTQB Test Analyst Syllabus Advanced Level Version 1.2
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