TA-3.2.8 (K3)定義されたカバレッジを達成するために、ユースケーステスト設計技法を適用して、特定の仕様アイテムからテストケースを記述する。
カバレッジ
最小のカバレッジは主要パス用の1つのテストケースと代替パスまたはフローごとに1つのテストケースを含む。
カバレッジの割合=テスト済みのパスの数/主要パスと代替パスの合計
注意事項
テストカバレッジを徹底するためには様々な代替パスを正確に定義する必要がある
練習問題1
ECサイトシステムにおいて以下のユースケース手順が提供された。
1.ユーザーはログインする
1a. ユーザーは新規でアカウントを作成する
1b. ユーザーはログインする
2.ユーザーは会員ページにて決済方法(現金、カード、代引き)を設定する
3.ユーザーは配送先に「住所と同じ」を設定する
3a. ユーザーは配送先に「別の住所に送る」を設定する
3b. ユーザーは配送先住所を設定する
4.ユーザーは購入履歴の表示(ON、OFF)を設定する
5.ユーザーは変更を保存する
5a. ユーザーは変更をキャンセルする
6.ユーザーが終了する
以下のユースケース手順をテストした。
テストケース1:1、2、3、4、5、6
テストケース2:1a、1b、2、3a、3b、4、5a
上記のテストアプローチの問題点はどれか?
A) 提供されたユースケースを100%カバーしており問題はない。
B) テストケース2は手順6が実行されていない。
C) テストケース2はすべての代替パスを同時にテストしているためエラーがマスキングされてしまう。
D) テストケース1は主要パスをカバーしているが、テストケース2は主要パスをカバーしていない。
正解:C)
練習問題2
上記のユースケース手順をテストするために必要なテストケースの最小数はいくつか?
A) 2
B) 3
C) 4
D) 5
正解:C)
練習問題3
以下のユースケース手順をテストを実行した場合のカバレッジのレベルはどれか?
* 1a、1b、2、3、4、5、6
* 1、2、3、4、5、6
* 1、2、3、4、5a、6
A) 最小限のカバレッジの50%
B) 最小限のカバレッジの60%
C) 最小限のカバレッジの75%
D) 最小限のカバレッジの100%
正解:C)
TA-3 適切なテスト技法を選択し適用する。定義されたカバレッジ基準に基づいて、 テストが適切なコンフィデンスレベル(確信度合い)を提供することを確保する。(仕様 ベース)
出典:Sample Exam - Question ISTQB Test Analyst Syllabus Advanced Level Version 1.2
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