今から10年前、僕は中学1年生でした。

激動の中学受験を勝ち抜き、見事第一志望に合格。華々しく中学生活をスタートする予定だった。

塾の頃からの友達も数人おり友達作りや部活選びもスムーズに進んだ。順風満帆な中学生活をスタートしたはずだった。

ところが待っていたのは期末試験。小学校の頃は学校で3本の指に入るくらい賢かった僕は、中学の同級生が賢いことをわかりつつもなんとかなると思って臨んでしまった。
結果は散々。賢い同級生が多かった。というより賢い同級生しかいなかった。

今まであまり勉強で挫折をしたことがなかった僕は初めて挫折した。得意だと思っていた勉強で初めて悔し涙を流した。

2月には中学受験に合格した嬉し涙を流した12歳の少年は、7月に勉強で挫折して悔し涙を流す13歳の少年になっていた。

そんな当時の僕に言いたい。

「勉強だけじゃないぞ！賢いだけが偉いんじゃない！友達大事にする！たくさん経験する！そっちの方が大事だよ！」

勉強ができていいことはたくさんある。でも、そだけじゃないのは自明だ。友達や家族に助けられ、部活を頑張り、さまざまな経験をして今の僕がある。

itakotoの社長に就任したのも実は中学の先輩のおかげだ。勉強を頑張るのをやめてはいけない。でももっと大事なこともたくさんあるから、視野を広く中学生活エンジョイしてほしい！

頑張れ伊賀少年！