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バスティン・メソッドとは?

バスティン・メソッドとは?

バスティン・メソッドはアメリカのジェーン・スマイサー・バスティン先生とジェームス・スマイサー先生によって1970年代に創始、開発されました。

ピアノの演奏技術を身に付けるだけではなく、音楽のあらゆる分野を学習しながら幅広い音楽体験がなされるように構成された学習法はアメリカ国内外でも高い評価を得ており、ピアノ学習教材として16以上の国で翻訳、導入されています。

バスティン・メソッドの3つのシリーズ

バスティン・メソッドにはメイン教材としてベーシックス、パーティー、オールインワンの3つのシリーズがあります。

左からパーティーシリーズ、オールインワンシリーズ、ベーシックスシリーズ

生徒の年齢や、学習進度に合わせてシリーズを選べるようになっていますが、それぞれのシリーズに共通していることは、ただピアノが弾ける(テクニック)ことだけを目指すのではなく、ピアノを弾くための知識(楽典)や音楽をピアノで歌う力(表現力)を同時に関連させあいながら学んでいくところです。そうすることで音楽の基礎を総合的に身に付けることができます。

ピアノ学習を通して人間力を養う

バスティン・メソッドのもう一つの特徴として、著者のジェーン先生の独自の教育法があげられます。

ジェーン先生のグループレッスンの様子

生徒のことを常に第一に考えていたジェーン先生は、それぞれの個性に合わせ、その個性を伸ばすようなレッスンをしていました。
例えば、ジェーン先生は生徒たちに楽に演奏できる曲をたくさん与え、達成感を得られるようにしました(数こなし式)。
「達成感を得る」という経験は生徒たちのやる気に繋がり、より多くの曲を弾いていくことでピアノを楽しいと感じ、自然と上達に繋がるのです。

「達成感を得る」ことは「自信をつける」ということにも繋がります。小さな成功体験を重ねてピアノ学習を続けている生徒たちは、ピアノだけにとどまらず、人生の困難に出会ったときでも、自分の力で乗り越えていける人間力を培っていると私たちは考えています。

◆「生徒たち全員が、あなたの特別で大切な一人だと思って教えなさい」

ジェーン先生は「生徒たち全員が、あなたの特別で大切な一人だと思って教えなさい。(Teach each and every student as if he or she were your very best one.)」という信念を大事にされており、生徒たちのために本当にたくさんの曲を作曲されました。先ほど紹介した3シリーズにもジェーン先生による楽曲が多く掲載されています。
より多くの方がバスティン・メソッドを通してたくさんの曲に出会い、ピアノを学ぶことを楽しんでいただけるよう願っております。

Youtubeのバスティンチャンネルではジェーン・スマイサー・バスティン先生についてより詳しく紹介しております。ぜひご覧ください♬

https://www.youtube.com/watch?v=V1APkjA5EU4&list=PLUVGPEBiFduYva5hX3o7XLQPqm0Ing2SZ&index=1