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4/24のゆる〜く気になる記事 自社株買い

4/24の日経新聞に「自社株買い、初の10兆円」という記事がありました。上場企業の2023年度の自社株買いが初めての10兆円超えで、2年連続で過去最高となったそうです。

ご存知の通り2023年3月に東京証券取引所から上場企業に対し、資本コストや株価を意識した経営に取り組むように要請した事が大きな背景となります。つまり、自社株買いを行うことで自己資本が少なくなり、ROE(自己資本利益率)を上昇させることになります。また、ROEの上昇に伴い、PBR(株価純資産倍率)の改善につながりやすくなります。なお、自社株買いをした企業で「自社株式を償却」する企業が増えているそうです。これは、株式が希薄化する懸念を払拭すること、流通株式比率を引き上げる事が目的となります。また自社株買いは、株主にとって一株当たりの純利益(EPS)を上げることがメリットとなります。

じゃ、企業はたくさん自社株買いをすればいいのでは?と思われると思いますが、そう簡単ではありません。まず、資金が無ければ当然行うことが出来ません。同時に、今は資金があったとしても近い将来設備投資やM&Aなど使い道がある場合や、またその時点の株価の水準も判断材料となります。もちろん、インサイダー情報も注意が必要です。

昨日の投稿も同じく「自社株買い」に関してでしたが、気になる、興味のありそうな記事を、引き続きゆる〜くお伝えしていきます。

ゆるい小話でした。

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