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180928,29 Reincarnation

VIXXのReincarnationという日本アルバムが発売されました。わたしは恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、日本で著名なひとたちに曲を書いていただいているようです。どうりで仕上がりがかっこいいわけだ…。発売に合わせて怒涛のリリイベが組まれていました。その一部自分がみたいものを「みにいった」という日記です。

28日は仕事がとんでもなく忙しい日その3とかで、この日までに終わらせなきゃならないことのめどが立っていなかったので諦めていた。まあ本当に運があったらいけるかなくらいの気持ちで出社して、仕事の量と、それを終わらせて欲しいと〆切3日前に頼んでくる会社について考えて泥水に足を浸している気分になった。それでもその前2日間+残業、28日の午前中かけて終わりが見えて、昼休みには前々から午後休をもらいたいとこそこそ言っていたのを覚えていてもらえたからツイッターで優先観覧券を探していた。えんくんが踊るのをみるのはこれが最後かもしれない。どきどきしながら取引相手にDMを送り、気づいたら14:30に会社を出てお台場に行くことにしていた。お昼ご飯に食べていたお弁当は味がよくわからなかった。ご飯が炊けてないと持っていったどら焼きは半分残して、普段お昼休みは携帯いじったり寝たりしているのに、この日は対応中のメールの返事なんか打っちゃったりした。浮かれていたし、焦っていた。

内容はReincarnationと향で、みてる間中心臓の辺りがぐしゃぐしゃと痛かった。いつも通りにえんくんはかっこよくてきれいでしなやかで、この世でいちばん良質な素材でできたひとだった。みながら両手を組んで、何度も何度も泣きそうになったけれど、その度に彼の像がぶれてしまうので泣くのを我慢した。パフォーマンスのクオリティなんか、どんな舞台でも変わらないひとなので何も言うことがなくて、わたしがどう思ったか書くだけである。書きたいだけ。ホンビンくんはそうだなあ、MCのとき気が散ってて髪の毛いじって遊んでて子どもみたいだった。年上なんだけどな…。レオくんの日本語聞いてぎゃはぎゃは笑って、でもパフォーマンスはぴしっときめていて相変わらずおもしろいお兄さんだった。

この日VIXXをみるまでに、途方もない不安にぎゅうぎゅうと押されていたからすごく印象に残った現場だった。会場で自分とはまた立場が違う人たちが前に並んでいるのを見て、わたしは特に気に病んだりすることはないのかもしれないとぼんやり思ったりした。お疲れさまでした。

29日のリリイベは、8/24の大阪行きの新幹線の中で発表を目にしてからホンビンくんの誕生日だけど出勤日であることを確認し、行くかどうか直前に決めるしかないと頭のすみに置いてあった。とりあえずハイタ券1枚を手に入れてから考えようとタワレコで予約して、受取指定したコンビニのイートインコーナーでスクラッチ部分の文字を読まないようにして削ったらNが出た。呆れた。なんでこういうときは運がいいのか。でも自分で引いたからには行く気がしていた。運が結果を左右する主な要因になる問題に直面すると、毎回「まあなるようになるだろう」と思う。それは行けたときにもそうでなかったときにも、自分が納得できる過去になる。こういうイベントのときだけではなくて、受験も就職もそうだった。自分の人生らしいけれど、何でもどこか他人事でなんとかなると思っている節がある。

本当に今回はついていたとしか言えなかった。当初行く予定ではなかった友だちがうっかり渋谷でCDを買い、ハイタに行くと決め、さらに交換やら何やら色々してくれた。いつもありがとうございます。アイドルからしたら1秒で忘れられる会話であったとしても、こちらにとっては好きなひととコミュニケーションを取るという経験ができて、単純なので今後への光が見えた。光というのは私生活とかおたくのやり方とか包括的なもので具体的にはありすぎるから書かないけれど、たぶん人間として「いる」には大切なものなのだと思う。こうして細々光をかき集めて今日も生きている。今日歩くこの道は次の推しに続く道と思いながらPCとにらめっこする。

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