共通テスト 情報 プログラミング対策「順次繰り返し文」繰り返し処理②
【動画】共通テスト 情報 プログラミング対策「繰り返し処理②」
共通テスト情報Ⅰ プログラミング対策講座
今日の授業では繰り返し処理②(順次繰り返し文)について説明していきます。
共通テスト対策参考書
繰り返し処理(文字起こし)
今回は順次繰り返し文について説明していきます。
繰り返し文のうち,変数宣言と値の更新を繰り返し条件の中で行い,決められた値になるまで繰り返し処理を行うものを順次繰り返し文といいます。
これを共通テスト用プログラム表記で表すと
処理の大まかな流れは
① 〈変数〉に〈初期値〉を代入する。
② 〈変数〉の値が〈終了値〉よりも小さければ③の処理を行う,
大きければ,繰り返しを終了する。
③ 〈処理1〉と<処理2>を実行し,〈変数〉の値に〈増分〉を加え,②に戻る。
具体例で説明していきます。
iを1から5まで1ずつ増やしながら,
変数iの値の表示処理を繰り返す場合のフローチャートはこのようになります。
共通テスト用プログラム表記では
iを1から5まで1ずつ増やしながら繰り返す:
と書きます。
はじめの1は初期値、次の5は終了値、最後の1は増分となります。
PyPENで動かしていきます。
実行します。このように1~5まで順番に表示されました。
前回の条件繰り返し文は変数の宣言と変数のカウントアップ処理を別に行う必要がありましたが、この順次繰り返し文では1行で記述することができます。
いまはカウントアップの処理でしたがカウントダウンを行うことも可能です。
初期値を5、終了値を1 増やしながらを減らしながら変えて
iを5から1まで1ずつ減らしながら繰り返す:と書きます。
実行します。
このように5から1までカウントダウンの処理になったことがわかります。
では確認問題です。
次のプログラムの実行結果を答えてください。
では処理を追っていきます。
1行目で変数kazuに0を代入します。
2行目で変数iに1を代入します。
3行目は0+1を計算し、計算結果の1で変数kazuの値を更新します。
繰り返しの2周目は
今の変数iの値である1に2を足して3に更新されます。
3行目は1+3を計算し、計算結果の4で変数kazuの値を更新します。
繰り返しの3周目は
今の変数iの値である3に2を足して5に更新されます。
3行目は4+5を計算し、計算結果の9で変数kazuの値を更新します。
変数iの値が終了値の5に達したので繰り返しを抜けて4行目で9が表示されます。
よって答えは9です。
今日の授業は以上です。
次回は配列について説明していきます。
最後までご視聴ありがとうございました
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