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共通テスト用プログラム表記「変数」 共通テスト情報プログラミング対策

共通テスト用プログラム表記「変数」

共通テスト情報Ⅰ プログラミング対策講座 
今日の授業では変数について説明していきます。

共通テスト対策参考書


変数とは(動画文字起こし)

数値や文字列などのいろいろなデータ(値)を1つだけ一時的に保管できる箱のようなものを変数といいます。
箱の名前を変数名といいます。箱に値を格納することを代入といいます。


たとえば、変数名がkazuという箱に5という数字を格納する場合は
この場合は、kazu = 5と記述します。
このイコールは、代入演算子といって,左辺にある変数に右辺の値を代入するという意味です。
数学で習っているイコールとは少し違うので、
慣れるまでは、イコールを←として考えると右の値を左の変数に入れるとイメージしやすくなります。

変数の値を表示したい場合は,表示するの括弧の中に変数名を指定します。
たとえば先程の変数kazuの値を表示する場合は、表示するの後の括弧の中に変数名のkazuを指定します。
この時注意するのが、変数名を指定する場合は文字列でもダブルクォーテーションで囲む必要はありません。囲んでしまうと変数の中身ではなく、kazuという文字がそのまま表示されます。

https://toppakou.com/PyPEN3/?code=eJwVyKEVABAABNBuiosMIBpGlhWNagLRe4IZrHOBMe6pP8WSEeDNm_uuwzrYuv3qBK5BDOc

実際にPyPENでやってみましょう。
まず、変数名kazu の後に 代入演算子のイコール 
そのあとに変数に格納する値である5を記述します。
改行して、表示するの括弧の中に変数名のkazuを指定します。

実行してみましょう。変数kazuの箱の中の値である5が表示されました。

ちなみに変数名をダブルコーテーションで囲んで実行しましょう。
kazuという文字列がそのまま表示されました。

https://toppakou.com/PyPEN3/?code=eJwdyiEOwCAMBVDPKZqq7RAcpnJ6CtlaJAYkCYKEG3CdL7ZjdJl56iW55aJIDF2wAq2fHN4-n7GhDZaP_5wOyCsVqQ

今は数値を代入しましたが、今度は変数に文字列を代入してみましょう。

yasaiという名前の変数名つまり箱に「にんじん」という文字列を代入します。

この時注意すべきなのは、文字列を代入する場合はダブルコーテーションで囲むことです。
変数名のyasai = ダブルコーテーションで囲んで「にんじん」と記述します。
変数の値を表示したい場合は先ほどの数値の場合と同じく,表示するの括弧の中に変数名を指定します。
これも変数の中身が文字列でも、変数名を指定する場合は文字列でもダブルクォーテーションで囲む必要はありません。囲んでしまうと変数の中身ではなく、yasaiという文字がそのまま表示されます。

変数を使った計算

次は変数を使った計算を行っていきましょう。
変数に数値が格納されている場合,算術演算子を用いて計算を行うことができます。

変数kazuの値を3倍して変数kazuの値を更新しましょう。

まず変数kazuに3を代入します。

そして 変数kazu の値を3倍するので
kazu * 3 と記述します。これで9という結果が得られますが、その値を変数kazu代入するので kazu = でつなげます。

3×3を計算したあと、その結果の9で変数kazuの値を更新しています。

変数kazuの値を表示してみましょう。
表示するの中に変数kazuを指定します。
実行します更新後の9という値が表示されます。


なお、PyPENは、ステップ実行ボタンを押すたびに
プログラムを1行1行実行することができ、変数確認ボタンを押すと
その時の変数の値を確認することができます。

はじめは変数kazuの値は3です。

計算処理後に変数確認ボタンを押すと、値が9に更新されていることがわかります。
皆さんも実際に動かして確認してみてください。

変数同士の代入


変数に入れられた値は別の変数にコピーすることができます。
たとえば
変数a = 1 として変数aに1を格納します。
b = a とした場合、変数aの値が変数bにもコピーされるイメージで代入されます。
変数aとbの値を表示する処理を入れます。
実行します。
このように変数aの値が変数bにも格納され両方1が格納されていることがわかります。

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次に変数同士の計算をしていきましょう。

ここでは変数nedanの値と変数kazuの値の積を求めて
その結果を変数shiharaiに代入する処理を作成していきます。

まず変数nedanに150を代入します。
変数の意味が分かるように #値段と記述しましたが、
この「#」以降の文字列は,ソースコードについての説明文であり,プログラムの動作に影響しません。
このような,プログラムをわかりやすくするためにプログラム中に入れる説明文を,
コメントといいます。

次に変数kazuに3を代入します

変数nedan と 変数 kazuの積を求めるには nedan * kazuとします。
変数の値同士を掛け合わせて結果は450となります。
その結果を変数shiharaiに代入するので shiharai = nedan * kazu とします。

変数shiraraiの値を表示する処理をいれて実行します。
変数shiharaiの値の450と表示されました。

共通テスト用プログラム表記の変数名のルール

変数名は,英字で始まる英数字と『_』の並びです。
アンダースコアを文字の途中に入れて、「kazu_gokei」という名前を付けることも可能です。
しかし、数字のみ,「_」以外の記号を用いることはできません。
たとえば123という変数名や、$kazuというような変数名はつけることはできません。

また,「kazu1」などのように数字を入れることも可能ですが,「1kazu」のように先頭に数字を持ってくることはできません。
大文字も使うことは可能ですが,「name」と「NAME」はすべて別の変数として扱われます。

最後に確認問題です。


このプログラムの実行結果を答えてください。
加減乗除の計算順序はプログラムの世界でも同じです。

※答えは動画参照

tate = 2
yoko =3
takasa = yoko
kekka = tate + yoko * takasa
表示する(kekka)

今回の授業は以上です。
次回は条件分岐について説明していきます。

最後までご視聴ありがとうございました


今日の授業は以上になります。次回は変数について解説していきます。

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