廻す仕事と創る仕事

小さい頃、『創る仕事』がしたかった。
人類の生存するフィールドを少しでも拡大する様な仕事。
知られていなかった物を知る仕事。
無かった物を創る仕事。

社会人になると、『廻す仕事』に明け暮れた。
もっと効率的に。
もっと便利に。
もっと簡単に。
もっと、もっと…

23年走り続けて、最後にたどり着いたのが
『もっと利益を』

これじゃない、と気付いた時には踏み出す勇気も無けりゃ、守る家族もあり、背負った信頼も裏切れない。

毎日、自分の気持ちに嘘をつき、背負った信頼を裏切らない様に下げたくない頭を下げ、やりたくないことをやり、酒を飲んで軽口を叩いて家に帰って家族と一緒にいる事で幸せを感じる。

でも、『これじゃない』

若い頃に夢描いた、憧れた大人は『これじゃない』
分相応、と言い聞かせて眠る。
目も悪くなってきて頭もハゲてきた。

年収は1,000万を超え、それなりの役職も得た。でも『これじゃない』

そう言う気持ち有りません?

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