『モノ』から『コト』へ、と言う幻想を捨てましょう

少し前から、『モノ』から『コト』へ、と言う思想がビジネスの場で持て囃されています。

『モノ』?『コト』?
なんじゃそりゃ?

そんなの言い方次第だと思います…

タブレットをどう売るか?!
『モノじゃ無くてコトを打ち出そう!』
『タブレットを買ったらどう言う変化が生活に生まれるかを想像させて購買意欲を高めよう』

『スマホに変えたらどんな毎日になるか、想像してもらおう!』

通信業界では日夜こんな事が言われています。

モノを売るんじゃ無い、コトを売るんだ!と。

コト商品は簡単に言えば『そこに商品が介在しないもの』と考えられます。『旅行』や『学び』等の『体験』です。
が、『旅行用品』や『通学用品』を販売する事はコト?モノ?モノでしょう…

飲食も、食べ物だけでなく店づくりや世界観などを『コト!』として打ち出していますが、それは『モノ』を売るための周辺環境の整備だけであり、最後は『モノ』です。

こう考えると『コト』消費ってなんでしょう…

各種の『体験型の商品(乗馬、農業、陶芸、絵画等)』はどうか?
体験を通じて会員を獲得したいのであれば、これはモノ?コト?

切り離して考える事が出来ないものを、成功した方達が敢えて言うなら、という事で言いだしたことを、成功していない人達が『これだ!』として持て囃してしまう。

結局は『モノ』を売るための『コト』
消費者から見れば『コト』をする為の『モノ』

分けて考えず、販売戦略の連なる一体物として双方を考えるべきですね…

#モノ
#コト
#販売戦略

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