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シーズンⅡ「阿蘇いち」を走りました。

どうやって阿蘇へ行こうか…????

今回も愛知県から出発です。
どうやって「阿蘇@熊本」まで行こうか…。経験が無いので悩みます。
 ①小牧空港⇔熊本空港(飛行機)⇔道の駅あそ(チャリ)【阿蘇いち】
 ②名古屋⇔博多⇔熊本(バス)⇔道の駅(チャリ)【阿蘇いち】
 ③名古屋→博多→熊本(バス・新幹線)⇔道の駅(チャリ)【阿蘇いち】
  →熊本空港→小牧空港・セントレア(セントレアの場合チャリ帰宅)
 など、いろいろと考える…
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 直前にならないと天気がまとまらない、宿が取れない
 11月初旬に、タイミングが合い、行くぞ!!!となった瞬間…
 阿蘇噴火… おいおい… 出発3日まえだぞ…

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気を取り直して…(リスケジュール)

DAY.1 : 11/27 小牧空港 → 福岡空港 → チャリで移動開始 → 熊本のAZホテル
DAY.2 : 11/28 阿蘇いち (AZホテルに戻る)
DAY.3 : 11/29 熊本空港 → 小牧空港へ

直接熊本空港に飛ばなかったのは、ビジネス客が多いのか???
すぐに小牧→熊本便が埋まってしまい、予約が取れなかったから。
また、どうせなら、九州を満喫しようという謎のおごりがあったからです。
…後程地獄を見ますwww

ネットから飛行機を予約。
DAY 1 は、自転車で走れる時間帯を少しでも長く確保する&寝坊防止w
DAY 3 は、ホテルでの起床失敗を恐れ、多少ゆとりをもった時間に設定。

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飛行機に自転車を持ち込むのが初めてなので、いろいろ調べていたところ
事前に運搬枠取りをした方が良いとの事。
FDAに電話をして、手荷物預かりでの依頼をする。
スタッフ「お客様!! 行先が熊本ではなく福岡になっておりますが!」
   俺「ああ、福岡から自転車で熊本まで行くんで大丈夫です」
スタッフ「っっつつつつ!!!」

 電話の向こうのスタッフさんのオーラがこんな感じで伝わってきました…

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そんなこんなで事前準備はOK(のはず)、
直前でジャイアントストアにディレーラーハンガー予備を買いに行きました

DAY.1 : いざ。九州へ。

いきなり、チェーンオイルとタイヤシーラントが手荷物検査でNG。
いずれも、MSDSみたいな物性表があればOK。自分の準備不足。
(こいつらは空港でお留守番となりました)

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小牧空港から乗ると、自家用ジェットみたいで好きです。

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なんだかんだと飛行機で福岡空港へ。1時間ちょっとでしょうか。
早いですね、新幹線よりもずっと早い。
さて、手荷物(手渡し)でお願いした輪行袋の受け取り…っと。

…っっっって!!
「こちらを上に」って、そうじゃない、そうじゃないよwwww
まあ、ディレーラー側が天を向いているのでいいんだけれど…
そうじゃないよwwwww

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そんなこんなで福岡空港。
チャリが入った服をを肩にかけ、フロアを歩くオッサン。
着替える場所を探します…。
 トイレで着替える→チャリどうする?
 チャリを組み立てる→着替えどうする?
出発前から疑問に思っていた事が現実に…。どうする!?
 ↓
空港交番の前でチャリを組み立てさせていただきました。(お礼)

出発!!!(普段着で)

どこか、お金を払って着替える場所を確保できないかと走り出す。
レンタカー屋さんや、大きめのコンビニ、などいろいろ考えたが
なかなか良いところが無い…
サイクルコンピューターの案内がおかしくなりつつ(マテ
多少道がズレながら走っていると、小高な丘で行き止まり…?
建築施工している大工さんの脇を通り、その先の階段を下りる。
そこは、地域の公民館&図書館でした。
多少の申し訳なさをもちつつ、ご挨拶し着替えさせていただきました。

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今回は以前の勤務先でもあった工場の近くを通り、「肉の青木」に行く。
涅槃像を尋ねたかったのですが、気づけず通過してしまった。
なにかしらチェックポイントを発報するなど気付けるような設定にしたい。

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当時よく利用していた桂川駅。
ずいぶん様子が変わっていました。

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DAY.1 のピーク、肉の青木(笑)
遅めの到着ですが、楽しく焼き肉ランチをいただきました。

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ここから地獄。
写真がありません。(撮影するガッツもないwww)
唯一撮影したのはこんな感じ。

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なんとかってうどん屋さんを目印に曲がるのですが、町が寝ている(笑)
まだ20時前ですよ。
えーっと、どんなルートだったかというとこんな感じ。

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えーっとですね…
真っ暗で、なんの光源もない。照明もない。
あるのは自分のチャリの明かりだけ…
(写真はGooglemapよりお昼の写真)ここを真っ暗で走る恐怖w

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途中でサイクルコンピューターのナビゲーション機能は働かなくなるし…
町は完全に眠っているし…
今なにかに襲われたら完全に終了…、そんな中の九州移動でした。
空港からまっすぐに走っていればよかったのですが…
盛大に寄り道したのがダメだった…。反省。

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DAY.2 衝撃のルートミス

先ずは、下の画像を見ていただきたい。
なにかルートがおかしいのです。
スタート/ゴールは画像左の「AZホテル」です。
サイクルボール「阿蘇いち」のスタート/ゴールは画像中央右寄り⑧記号の
「道の駅あそ」です。
全く、事前調査が足りなかったのですが…
ミス1 もっと、道の駅の近くで宿を取ればよかった!!!
ミス2 スタートしていきなりカルデラを登っている。(性癖のひと?)
そんなこんなで、全体にヘタレパワーライドになっています。
今回は本当に出し切りました…もう何も残っていない感じでした。

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サイクルボール(阿蘇いち)スタート地点へ。

いきなり道を間違えるところからスタート。
カルデラを登ります。これで200~300mくらい余分に登っています。
(´・ω・`) ただでさえ昨夜エネルギー使いすぎてるのに何やってるのか…
とはいえ、朝から絶景&暴風の歓迎を受けてテンションが上がりますw

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道の駅へ向かう途中に発見。
狙っていた宿、あそ兵衛
今度来るときは是非お願いしたい。

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道の駅へ到着!!
くまモンがお出迎え…。
ここでホットドックをいただき、サムサム言いながらスタートです。

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サイクルボール(阿蘇いち)いざ阿蘇山クライム

いよいよ本日のメイン、阿蘇山クライム。
少し前にシクロで登ってるお兄さんを追いかけながらボチボチ登ります。
約650mほどのアップでしょうか…頑張ります。
(ここで気づくべきだった…阿蘇いち 1980mUPって事に… 終わらない)

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ボチボチと登っていると視界が広がり、ずーっと絶景が続きます。
なにこれすごい…、本当にすごいしか言葉が見つからない。
季節が冬だからか?標高が高いからか?紫外線の影響???
とにかく景色と、景色の色合いがすごい。
(牛さんが道路にはみ出てたり、いろいろすごかったです)

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河口近くのロープウェイ乗り場手前で引き返すことにしました。
新しくできたばかりの施設は見てみたかったけど、
放送で通行禁止と流れていました。

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サイクルボール(阿蘇いち)エネルギー切れ

登ったら下ります、ウインドブレーカー、グローブなどを装着して備えます
途中で登ってくるライダーさんに挨拶しつつ、速度が出過ぎないように注意
して下ります。
調子に乗って帰りは病院経由とか勘弁です。

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阿蘇山頂での昼食はあきらめ、下山して食事をとる事に…
一度チェックポイントで昼食が取れるところを見つけたのですが…
なんか急に入るのを躊躇ってしまい…先を急ぐことに。
(朝の遅れ:カルデラ登り:を相当気にしています)

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とはいえ、身体に力が入らない。
おかしいなぁ…、ハンガーノック気味になっていることにも気づいてない。
救われたのは「あげパン」屋さん。

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おじさんとしゃべりながらパンをいただく。
ここでバイクの尾根遺産にも声を掛けられて談笑しながら休憩。
あげパン食べてから約90分後に急に足に力が戻り、エネルギー切れを自覚。
半周終わったところのコンビニで大量買い込みをすることとなる…(マテ

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走行中、そろそろ阿蘇はもういいwwという気分になる(笑)
景色は素晴らしい、そうじゃない。
そうじゃないんだ…
もう登りたくないwwwww
もうお腹いっぱいなんだよwwww、まだ半分ってどういうことだよwww

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コンビニでは、多少の配慮で「アジフライ」など直接の肉よりも
魚をご所望することが多くなってきた。
え?揚げ物?、この際、油ならいんですよ、たぶん。知らんけどwww
食べないと走れない。今日が1日目ではない、2日目だったんだ。
昨夜の食事で回復しきれなかった、これは反省。
そういえば昨夜は何食べたんだ…?オニギリ…サンドイッチ…あかんわ…。

ここでバイクのお兄さんと談笑する。
お兄さんは「え!!阿蘇登ってきたの!!」と珍獣を見る目でこちらを見る
ええ、それが正しいリアクションでしょう。

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そして再び走り出し、カルデラを登る。
展望台に到着し、コンビニで買った菓子パンを少し食べて休憩。
色々な角度で阿蘇を見る。さっきあの火口近くに居たんだなぁ…と
考えながら、残りの身体エネルギーを考え、カルデラ走れるかなぁ?と
少し不安になる。陽が落ちると急に寒くなる。
寒さが一番の怖さだった。

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サイクルボール(阿蘇いち)根性で乗り切れ!

カルデラの登ったつもりで、あとは平たんだろうと思ったが…
結局地味に登らされていた(笑)

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そして、むしろなぜ自転車できてしまったのかとオートポリス。

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トイレ休憩が出来るスペースを見つけ、暖かいコーヒーを買う。
食事はできなかったが、こういう所でエネルギー補給しないとまずい。

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そしてカルデラも後半戦…そろそろ陽が落ちてくる
時間との闘い。

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カルデラからの急降下、最大速度で走ってる最中に油断した。
残り時間を気にしてしまったのだろう、ここでチェーンが外れる。

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本当に危なかった。
約70km/hで走ってる最中にチェーンがクランクに2回転ほど巻き付いている
リアディレーラーのテンションで違和感に気づき、足を止める事が出来た。
もしここで踏みさらし、チェーンをせん断してしまったら、ここでDNF。
阿蘇いち終了の危機でした。
また、切れたチェーンがホイールに巻き付いたとしたらと考えると恐ろしい
自転車を安全な場所へ移動して焦らず復旧。
ホイールの回転力を受けて、チェーンが押し出されてしまうんだろうな…
【要は速度超過が一番の原因です】

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チェーンを復旧したその先は、今朝の絶景スポットでした。
朝焼けから夕焼けの阿蘇を思い、(道を間違えたと気づいてないので)
ゴール後に、夜、もう一度ここを通るのか…と覚悟を決める。

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チェックポイントというので撮影(笑)

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ここで、衝撃の事実に気づく。
道の駅でご飯を食べたい…、ホットドックのお姉さんに、帰ってきたら
またいただくと話をした。何時までやってるのか… 18:00か…
ん…。道の駅も18時…!?
サイクルボールのトレジャーボックスもしまわれてしまうのでは…
残り時間は1時間… 間に合うのか!?!?!?!?!?
残るチェックポイントは1つ、力を使い切らない範囲でペダリングを
強くしていく。
ダンシングを混ぜながら終わらないインターバルトレーニング…。

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(急いでるのに写真撮る余裕はある)

周囲は真っ暗、道の駅までの最後の直線を振り絞って踏み込む!
17:50分に到着!!!!
間に合った!!!!!
間に合ったよ!!!!
頑張ればできるんだ!!!!!



チェーンついて放置かよ!!!!
俺の熱い思いとカロリーを返せwwwwwwww

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サイクルボール(阿蘇いち)間違いに気づいて…

ゴールし、安心したのか少し気が抜ける。
残り5コース。
友人からお勧めラーメンなどの情報を得ていたが、20:00に到着できるのか?
またカルデラを登る、そのエネルギーをどこでどう補給しようか…
など、まとまらない考えを抱えながらとりあえず走り出す。
また、あそ兵衛を通過する。なんだか恨めしく思う(笑)
もうここでゴールしていたらどれだけ楽だったか…
そうは現実うまくいかないので隣のコンビニでエネルギー調達。
こういう時はおにぎりがいい。
もぐもぐしながら、帰りはサイクルコンピューターではなく、
スマホのGoogleMapに任せる事とした。

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しばらく進むと、今朝カルデラから降りてきた交差点に到着。
ここを曲がり、カルデラを登ればホテルへ帰れる。
下り路面の凍結が怖いなぁ…と考えていた。
ところが、Google先生はまっすぐ行けという。
正直、Google先生のナビはアレがアレな感じでアレなので期待はせず
とはいえ、疲れていたので任せる事とした。どうせ登ると諦めていた。

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ところが、いつまでたっても登りが来ない。
それどころか徐々に下り勾配がきつくなっていく。
え?
道は太く2車線に。
構わず路肩を下るチャリ…。
なんていうか…、こんなルートがあったんですね。完全に自爆です。
サイコンルートは自分で決めた。

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なんだかんだで走っていたら、ホテルの目の前の道だったというオチ。
もう少し冷静にルートを決めましょうといういい教訓になった。
ブルベとか走る方からすれば雑魚みたいなレベルではありますが
ダイエットから始めたおっさんが、2日連続で160km、計320km走れたのは
大きな成長であると思えました。
(肝心のダイエットは進んでいませんが…)

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DAY.3 : 帰る

ホテルから熊本空港へタクシーで移動。
空港でひと悶着ありましたが…
(スタッフさんが自転車用の箱を持ってきてくれたんだけどロード用…)
クロスバイクはハンドルが広いので分解しないと入りません…

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無事に帰ってこれました。

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オチ

アソスのジャージに、10年前富士登山で使ったリュックから色移りして絶望

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