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2022 住友生命Vitalityレディス東海クラシック

国内女子ツアー、住友生命Vitalityレディス東海クラシックが9/16〜9/18にかけて新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県 6502ヤード/パー72)で実施された。

最終日、ルーキーの尾関彩美悠が2アンダーの70をマーク、通算13アンダーでツアー初優勝を挙げた。

終盤、一時は尾関、吉田優利、後藤未有が11アンダーで並び、白熱した展開となる。17番では後藤がピンに絡む絶妙なショットで、バーディチャンスを迎えた。当ブログ主は後藤がこのバーディパットを決めてそのまま逃げ切り優勝するのではないかと思ったが、無情にもパットはカップをを外れた。後藤は続く18番のティショットを池に入れて優勝争いから脱落した。

一方、16番パー3で吉田が長いバーディパットをねじ込み、抜け出すかと思われたが、尾関も負けずにバーディパットを入れ返し、最終18番へ。そして尾関がラフからピンを刺す見事なセカンドショットでバーディを奪い、勝負を決めた。流石は昨年11月のプロテストトップ合格しただけあり、その片鱗を見せつけた。吉田は残念ながら今季5度目の2位で、思わず悔し泣き。昨年の西郷真央状態になってきた。

尾関は2003年生まれの19歳で渋野日向子と同じ岡山県作陽高校出身。先週の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」を制した川崎春花に続き、2週連続で19歳が勝った。

渋野ら1998年生まれの黄金世代 が一世風靡して以降、1999年生まれの稲見萌寧、2000年生まれの古江彩佳、西村優菜、吉田優利らが活躍したのも束の間、今年に入ってからは2001年生まれの西郷真央、山下美夢有が台頭したかと思えば、2002年生まれの岩井千怜が現れ、その後間髪を入れずに2003年生れの川﨑、尾関が頂点に立つという、まったくもって新陳代謝が激しいというか、若手の成長が著しいというか、層が厚いというか、日本の女子ゴルフ界は今凄いことになっている感がある。今季も終盤に入るが、次は誰がヒロインになるのか、予断を許さない。

さて上位選手の結果は、1打差の通算12アンダー2位に吉田優利。通算10アンダー3位に後藤未有、通算9アンダー4位タイには有村智恵、永井花奈が入った。 山下美夢有が通算8アンダーの6位タイとなり、11試合連続でトップ10入りし、ついにイ・ボミの持つツアー記録に並んだ。

なお、世界アマチュア選手権で優勝し、話題を集めた馬場咲希は多くのギャラリーを引き連れたが予選通過ならず。前週優勝の川崎も予選落ち。ディフェンディングチャンピオンの西村優菜は調子がイマイチで、今季初の予選落ちを喫した。ファンとしては残念。次週の復調に期待したい。


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