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【岐阜】台湾・屏東県のランタンが美濃の夜を照らす

岐阜県美濃市といえば、ユネスコの無形文化遺産に認定されている「美濃和紙」で知られる街です。また、江戸時代は商人の街でもあり、「うだつの上がる町並み」では当時の情緒を今でも味わうことができます。そんな風情ある美濃で今、台湾のやさしい灯火を感じることができます。

美濃市と美濃市観光協会は、美濃和紙と美濃市をPRするため、「美濃和紙あかりアート作品」を台湾のイベントに出展しています。その台湾のイベントとは「台湾ランタンフェスティバル」。旧正月(春節)の時期に1990年から毎年、開催都市を変えて行われるものです。

なお、美濃市の説明文によりますと「国を挙げてのイベント」「台湾国内の選定地で行われる」とあり、毎年1000万人を超える来場者があるとのことです。今年は屏東県が会場でした。

今回、美濃市で台湾のランタンを紹介する機会を作ろうと、屏東県政府に美濃市での展示をもちかけ、8基のランタンを譲り受けて、展示が行われています。

うだつの上がる街並みの「ポケットパーク」で展示されているのは、グリーンとピンクのドラゴンペアと、タマネギキャラクターのペア、そして干支です。タマネギのほうは屏東県のキャラクターだそうです。

日中に見ても色鮮やかですが、やはり暗くなって光が灯されると存在感もありますし、やさしい風合いがありますね。

一方、「道の駅 美濃にわか茶屋」にも展示がありまして、こちらは台湾といえばパイナップルケーキを思い浮かべる方も多いですよね。パイナップルと干支のイノシシ、そして点灯とかかっているのでしょうか、てんとう虫と傘です。

こちらは背後に雄大な山並みが見えます。江戸情緒のなかの台湾と、岐阜の雄大な自然のなかの台湾。ふたつの情景を楽しめますね。

これらの作品はなんと、台湾・屏東県の子どもたちが作ったものなんですって。さすが、ランタン英才教育が行われているんですね!

ちなみに、台湾の南部、高雄市には「美濃区」という地名があるとのこと。台湾にも美濃があるんですね~。

展示は5月末までの予定で、点灯時間は午後5時から9時までとなっています。

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