12月も終わりに近づき、いよいよ2023年も締めくくろうとしています。2023年はChatGPTをはじめとした生成AIが注目された年となりました。
今回の記事では、一足早く2024年のマーケティングトレンド予想５選を、海外最新情報とともにご紹介します！ BtoB企業でもすぐに活用できる内容となっておりますので、ぜひご覧ください。

１.コネクテッド（CTV）広告

コネクテッド広告（以下CTV）とは、インターネットに接続しているテレビ端末のことです。これは、NetflixやHuluなどのオンラインストリーミングサービスが接続されているテレビが該当します。そのため、CTV広告とは、これらのサービス内で流れる広告を指します。

PR Newswireによると、テレビCMの広告費は非常に高額であるため、予算の限られた企業は活用するのが難しい状況でした。
一方、CTV広告はテレビCMとは異なり、予算をテレビCM広告よりも安価に抑えられます。。また、多くの媒体は番組の続きを見るためには課金しなければスキップできない仕様になっており、広告がスキップされにくいという特徴もあります。テレビの視聴率は年々下がっている一方で、アベマTVのようなネット番組やTVerなどの大手テレビ局の見逃し配信チャンネルの需要は伸び続けています。これらの理由から、現在海外では、徐々にCTV広告の勢いが増しています。日本でも、これからBtoB企業による活用が広まる可能性のある広告といえるでしょう。

アメリカの大手BtoB支援企業Demandbaseでは、BtoB広告主向けCTV広告ソリューションを発表。

２.UGC（User-Generated Content）

UGC（User-Generated Content）は、ユーザーや消費者が自ら生み出すコンテンツを指します。具体例として、BtoC企業で一般的な「口コミ」を想像していただくと分かりやすいでしょう。消費者はブランドコンテンツよりも、他の消費者からの本物の写真、ビデオ、レビュー、体験談をはるかに信頼する傾向があります。UGCマーケティングは、この消費者心理に着目したマーケティング手法です。

IBMやZoomなどの海外のBtoB企業では、製品に関する情報をユーザー同士で共有できるプラットフォームを提供しています。UGCを活用することで、コミュニティ内での自社製品の認知拡大や、製品へのエンゲージメントの向上が期待できます。この手法は今後も注目され、BtoC企業だけでなくBtoB企業でも効果的なマーケティング施策の一つになると予測されます。

３.モバイルファーストマーケティング

BtoB企業はデスクトップのデザインを重視する傾向がありますが、2023年のデータからも明らかなように、デジタル広告の50%以上がモバイルに掲載されており、モバイルデバイスからのアクセス数が増えている傾向があります。

このデータから、BtoB企業でも、アプリを含むモバイルを活用したマーケティングの需要が高いことが分かります。

Salesforceは、モバイルアプリを開発し、顧客がどこにいてもダッシュボードやレポートを確認できるようなシステムを実現しました。

「B2B mobile first marketing examples」で検索をしてみると、海外BtoB企業のモバイルマーケティングを活用した事例が多く出てくるので、参考にしてみてください！

４.ビデオマーケティング

2023年と同様に、2024年もTikTokやYouTubeショートなどの短編コンテンツの優位性が高まると予想されています。HubSpotの調査によれば、現在ショート動画を利用しているマーケターの90％が、2024年も引き続きショート動画（15〜60秒の動画）への投資を行うと考えているそうです。

ショート動画は主にモバイルでの閲覧用に製作されており、これまでBtoC企業向けのコンテンツとされてきました。しかし、日本でもBtoB企業がYouTubeに進出する傾向が強まり、またモバイルの普及が進む中で、BtoB企業でもビデオマーケティングの活用が増加していると考えられます。

５.メールマーケトレンド「GIF、絵文字」

最後に、メールマーケティングの中でのトレンドについてお伝えします。
先ほどご紹介したショート動画の需要が高まっていることもあり、メールマーケティングでも画像が動くGIFの活用が注目を集めています。GIFは、強調したい部分に活用されることが多いです。また、絵文字を件名や文章内に使用することにより、文字だけでなく視覚的にも魅力的なメールを作成できます。

日本ではまだあまり見られる事例ではありませんが、ニュースレターや告知メールに取り入れると、静的なメールボックスの中で目立つことは間違いありません。

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