古舘伊知郎オールナイトニッポンGoldより

5月の古舘伊知郎オールナイトニッポンGOLDより個人的メモ。

古舘伊知郎のオールナイトニッポンGOLD - オールナイトニッポン.com ラジオAM1242+FM93 ニッポン放送
https://www.allnightnippon.com/furutachi/

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・利他主義は合理的な自己主義
有名人のボランティアは売名行為と捉えられがち。メディアに反応するよりも、肯定して一緒にこちら側に巻き込むほうが価値がある。たしかにそうだ。

・医療崩壊と経済崩壊どちらを取るべきか
医療機関の崩壊を防ぐために、ステイホームして、感染しないことも重要。しかし、経済を殺さないために、一定の経済活動も重要。どっちか一つではなく、両方維持しないと結果としては、疫病で死ぬか、経済的困窮で死ぬか、たどりつくことになってしまう。どちらも防がなければならない。

今後世界は、医療崩壊を防ぎつつ、経済活動を開放していくフェーズにシフトする。ベーシックインカムも長期的な国の維持や税収基盤がないと存続は厳しい。国民全体が生活保護を受けるようなスタイルになり、資本主義にあった経済競争が起こしにくく(観念的に拒否される)、ジリ貧になる。しかし、国民の生活を最低限保障することは憲法で定義されている。

医療に関する部分は、皆保険もあって、国が主導して補償していくものだと思っている。経済はどうだろうか。自己責任の反面で資本主義は成長してきた。国が補償すべきものなのだろうか。すべてを補償することはできないが、死ぬことはないように経済的困窮者も生活保護でカバーすべきだろう。すべてを補償することはできないが、国民生活を補償することは日本国としての役割だろう。

経済が部分的緩和フェーズになったときに、次の感染流行をいかに抑えるかがポイントになるだろう。どこまで財布が持つか、延命できるかが重要な局面だと思う。

無制限QEで財政支出しつつ、経済活動を補助して、段階的、資本主義の縮小に入らざるを得ない気がする。

・政権批判の重要性
緊急事態だから批判ではなく、寛容せよという文脈も理解している。しかし、この緊急事態がすぎれば、批判はスルーされる。結果容認されたような風潮になりかねない。だからこそ、軌道修正のために批判は必要だ。もちろん批判だけしても前進しないので、自分なりの解決策を持って、反論すべきだ。

今のマスコミがよくないのは、批判一辺倒で、解決策をコメンテーターに依存してしまっている。そして、芸能人コメンテーターは解決策を持っているわけではないので、総花的な(形式的な)コメントで番組が終わる。そういうことじゃない。政治家まではいかないとしても代弁者として、意見を投げ込む重要性を持ってほしい。

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