ベクトル。

2月12日。

神奈川県予選決勝。
準決勝は謎の胸痛のため欠席。

それまでスタートで出場していたが、控えからのスタートに。

もちろん先週欠席したことで控えなのはわかる。ただコンディションとして状態が悪いとは思わなかった。試合勘、ボールタッチの感覚、かなり感覚は研ぎ澄まされていた。
予選の初戦では前半で3点。自分の中でもかなりイメージがよかった。
先週の欠席はあったものの、試合途中から力が必要になってくると思っていた。

しかし出番はラスト5分。1‐2で逆転を許した直後。PKキーパー用に残していた交代枠での出場であった。短い時間であれ結果を残すのがFW。と言いたいところだが、試合にほぼ入れず終了。納得できる内容ではなかった。

チームの戦術は何か。目指すサッカーのベクトルは何か。コンディションのいい選手を出してその人たちに合わせたサッカーをするのか、やりたいサッカーに選手を合わせるのか。相手に合わせたサッカーをするのか。
今までのサッカー人生。監督の目指すベクトルに対して合わせてサッカーをしてきた。そうしないと試合に出ることはできないとわかっているから。

ただ今のチームに対して自分が還元できる力は何か。はっきり言ってわからない。ボールを保持するのであれば自分の強みを活かせる自信がある。戦術理解度であったりプレースタイル、周りとの共通認識も含めて。そういうサッカーをするチームと思っていたし、そこが魅力のチームと思っていた。

ただ今日の試合は全体的に憶病だった。相手の得意なロングボールに合わせてしまい、自分たちの特徴のあるサッカーはできなかった。何を努力して、どんな結果を残したら試合に出れるのだろうか?ファーストチョイスの決まっているチームなら居たところで出場機会はない。

神奈川一部。厳しいのはわかっている。まだまだ結果が足りないのはわかってる。他責にするのは簡単。ベクトルを外に向けるのは簡単。
どれだけ自分にベクトルを向けることができるか。

原因不明の胸痛をコンディション管理ができてないといわれてしまえばそうなのかもしれない。それでも必死に身体作りをしてきた中で起こったこと。未だに原因はわからない。目に見えない努力をし続けても結果が出なければ評価されない。それはわかってる。結果が出るまで努力しないといけない。

この悔しさはリーグ戦まで秘めておく必要がある。
どの悔しさに対しても。

ただ先週休んだことに後悔はない。自分の身体と相談をしながら。そして万全の状態を作り出せるように。

モチベーションのベクトルを間違わないように。

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