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樺澤まどか「卑屈のうた」 生きるのがめんどくさい

この歌を初めて聴いたのは、お笑い芸人「かまいたち」のYoutube。マネージャーを務める樺澤まどかさんが初のワンマンショーを開いたときに歌った曲なんだよね。ピアノを習っていた樺澤さんが、初めて作詞作曲したオリジナルソングを弾き語りで歌いきった。

この歌。ホントに頭を殴られたような衝撃があった。

まずは前半に「分からないな」「どうせ僕は」「僕はできない」とこれでもかと卑屈を並べた上で、

「生きるのがめんどくさい」

とたたっ切る。

いやあ、かっこいい!
これは、かっこいい。

この歌を、いま悩んでいるすべての若者に聞かせたい。聞いてもらいたい。

最後は

「頑張らなくたって大丈夫 疲れちゃったら 今日はおやすみ また明日やろうよ」

で締めくくる。

いや、これは人生の極意を語っている。

本当にそうだよね。無理しちゃアカン。健康を害して働くなんて、バカバカしいことこの上ない。
もしかしたら打たれ強くなるかもしれないけど、その打たれ強さを醸成していくと、自分以外の第三者にもそれを求めていく負のサイクルに陥ってしまう。

この曲の2番はたぶん、この曲を製品にするために無理矢理にひねり出したので、無駄に前向きな歌詞に出来上がっている。ウソっぽい。

1番こそが、この曲の本質と見た!

いーきるのがーめーんどくさーい。

いや、カッコいいわ。

2022年6月8日 トラジロウ

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