第十七回書き出し祭り 感想集

このページは第十七回書き出し祭りにおいて、作者さまから『質問箱』を通して感想の依頼があった作品について、とら猫の尻尾が返信した内容をまとめたものです。いわゆるまとめサイトというやつです。←ちょっと違う?

#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-4 『魔法少女にお願いっ! ~恋の魔法事務所がアナタの恋を安全・安心サポートですっ!~』


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/5/

ヒロインがめっちゃ可愛いんです。とても好き。
憧れの先輩に告白されたと思って慌てている反応がめっちゃ良い!
時間が停止したときに、『……えっと、もしもし?』と先輩の目の前で手を振る反応とか、めっちゃ好きです。
マスコットが憧れの先輩の姿を模しているけれど、謎の猫耳が生えていたり、『魔法少女のマスコット』という文字が書かれたヘンなTシャツ(もしや黒生地に赤文字?)を着ているちょっとシュールな絵面なんてもうサイコーですよ。私の脳内では既にアニメ化作品になりました。
悪の組織の呼び名が『嫉妬団』というところから推測すると、これは児童文学寄りのライトノベルでしょうか。いわゆる王道の魔法少女モノからステップアップした小中学生もターゲットにできる予感がします。
良いものを読ませて頂きました。ありがとうございます。眼福です。
続きをぜひ読ませてください!

この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-25 『TS☆魔法少女キュアエンジェルス』


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/26/

タイトル発表時から気になっていた作品です。その作者さまが真っ先に感想依頼をくださるなんて、これはもう運命的な出会いといえるのではないでしょうか。神様ありがとう。

予想に違わぬ面白さです。
変態サラリーマンの渚がとくに良い。性格が主人公の伊織と真逆なのがとても良い。この二人の関係性だけでも物語がどんどん面白くなっていくことが想像できました。

ヴィラン化ウイルスVS人類というダークで重いイメージの舞台設定。
魔法少女をアイドルとしてもてはやそうとする社会という明るく軽いノリの舞台設定。
陰と陽、2つの設定がどのように絡み合っていくのか、とても楽しみな書き出しに仕上がっていると思います。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-08  『理不尽に婚約破棄されたら、王族直系の大貴族に嫁入りすることになりました。』


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/9/

とても面白かったです。
いわゆる婚約破棄からのザマァ展開という王道の流れですよね。
それに加えて、ルードランの『君なら大丈夫』という囁き声が、これからのわくわくした展開を期待させるに十分な書き出しに仕上げられていると感じました。
シンデレラのお話に当てはめてみると、第1話で義姉にいじめられ、魔法をかけられ、お城の舞踏会で王子に見初められるという部分まで書き切ったということですもの。面白くないわけがありません。
いきなりクライマックス。
でも、これは本当のクライマックスに向けての序章でしかない。
めっちゃカッコいいじゃないですかー!
わたし、こういうストーリー展開を書くことの出来る作者さまに憧れます!
素敵な作品を読ませていただきありがとうございました。
ぜひまた読ませてください!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-24 『カノン』の生態観察レポート


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/25/

ジャンルとしてはSF×サスペンス×ホラーになるのでしょうか。
一度目はSF作品として読ませていただきました。どうして研究者たちは『カノン』という卵に執着するのか。それを理解するために二度目はサスペンスとして読みました。『カノン』という卵には人間をコントロールする不思議な力があるんだろうと推測しました。そして三度目はホラー作品として読ませていただきました。
全体的に固有名詞が多くて、何度も読み返しながら読むことになり、私にはやや難しく読み取れていない部分も多いんだろうなと悔しく思いました。でもSF作品を読み慣れている読者にはたまらなく面白い書き出しになっているんだろうと推測します。
主人公自身が『カノン』の子ということが明らかになるという引きはぞくぞくするほどに面白かったです。
このたびは感想を依頼してくださりありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-22 亡き婚約者からの紹介状 ~無口な義兄に、身も心も甘やかされていますっ!?~


ドロドロとした人間模様が楽しめそうなサスペンスストーリーです。主人公の静枝のモノローグがめっちゃ口汚いのも良いですね。元婚約者の祖父の木下重蔵をじじい呼ばわりしたりするところなど、ヒロインの生き様がストレートに伝わってきました。作者さまはなかなかの策士ですね! 男女をオス・メスとわざわざルビ振りするところなんかも静枝らしさが出ています。
本文を読了後にあらすじに戻ってみると、素敵な展開が待っていそうな予感にわくわくしてきます。書き出し部分では静枝はとことん計算高く冷徹なイメージがありますが、これから少しずつ温かみのあるヒロインへと成長しそうな予感がします。
とても良いものを読ませていただきました。
この度は感想をご依頼いただきありがとうございました。
またぜひよろしくお願いいたします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-17 侍女アトナのヤベェ想い出話~聖剣ルティアーヌの災厄編~


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/18/

主人公の語り口がとてもわたし好みの作品です。好き。
メイベルお嬢様の侍女として仕えている主人公アトナですが、彼女は決して卑屈にはならず、言うことはズバズバと言う。(お嬢様の前では言わないかもしれないけれど…)そんなアトナを一癖も二癖もありそうなお嬢様が陰で操ろうとする。冒頭の編集者ターニャ(この名前もめっちゃ好き)に向けての語りでそういう図式が頭の中に浮かんできて、とても楽しく読ませていただきました。
見た目は立派な聖剣ニャルンラム。いいですね~。このエピソードも好き。わたしもアトナと同様にきっとこの名前は忘れません。
ずっと読んでいたいと思える作品でした。
続きをぜひ読ませてください。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いいたします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-3-09 実はオレが聖女です!


https://ncode.syosetu.com/n7470hy/10/

今では定番となっているTS魔法少女ものを聖女に置き換えた作品でしょうか。魔法少女ものはパターンが出尽くした感があるので、聖女に置き換えた作品づくりというのはなかなかに良い着眼点だと感じました。(えっと…なんか上から目線な表現になっているかも…ごめんなさい<(_ _)>)
なかなか興味深く読ませていただきました。書き出しの時点では主人公が主人公らしい活躍をする予感を一切排除して、ダメダメくんに徹して書かれているんですよね。再三にわたる元・聖女さまのお願いに耳を傾けることなく容姿が違うという理由で無視を貫く。強い魔物に襲われて、藁にもすがる思いで元・聖女さまに助けを求めて力を授かる。助けてもらった元・聖女さまを『お前』と呼ぶなど。主人公にヘイトをためて第一話が終了する。こういう書き方もあるんだー、と目から鱗が落ちる読書体験ができました。
もちろんこの後の展開で、主人公の活躍が見られる展開が用意されているはずなので、『うおつおおおー、主人公かっこいいいー!』と感情がバク上がりになる予感がしてきました。書き出し祭りではついつい『美味しいところ』まで書かなければと考えてしまいがちですが、そういう手法もありかなと勉強させていただきました。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-12 a baggage locker─私がママになった日─


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/13/
めっちゃ面白いですやん。バリバリの埼玉県民のわたしの口からエセ関西弁が飛び出すほどに面白かったです。
四千文字の中で何重にも仕掛けられた伏線。そして見事な伏線回収。いや、これもう短編として完成していますよね。
まだ続きがあるんですか?
あるかぁー。ありますよねきっと。
まだ伏線が仕掛けられているんでしょうね。
きっとあるに違いない。
これは何を書いてもネタバレになりそうなのでここでは何も書けません。ちなみにわたしが初見で読んだときに最初に『おや?』と気づいたのは幼稚園の服と靴の件でした。
背筋がぞぞぞっとなったり、爆笑したり、とにかく感情を揺さぶられた作品でした。上手い!天才!また読ませてください!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
(あっ、感想になっていなくてごめんなさい<(_ _)>)
またぜひよろしくお願いいたします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-2-08 薔薇の狙撃手には腕がない


https://ncode.syosetu.com/n7467hy/9/

とても素敵なお話です。主人公のルカは装具士としての腕は一級品で、金持ちからは大金を受け取るけれど、決して金のために働いている訳ではない。仕事にプライドをもっていることが分かります。そして人情味あふれる人柄であることも伝わってきました。
最後の台詞もめっちゃかっこいいですね。惚れました。好きです。
ローズを皮切りとして、これからいろんな人のその後の人生をバラ色に変えていく主人公ルカの活躍が目に浮かんでくるような書き出しです。ローズがその義手を装着したときに、ぱあっと明るく笑うシーンを早く見たいです!
もちろんこの続きありますよね? 読ませてくださーい!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いいたします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-3-04 グッバイ地面、蟻我、党。


https://ncode.syosetu.com/n7470hy/5/

ライトな雰囲気のタイトルとは違って、政治的な要素が強い作品ですね。シン・ゴジラを初めて映画館で観たときの感覚を思い出しました。現職総理が政権維持のチャンスとみて意気揚々となる場面など、社会風刺の一面もあるように感じました。
新型コロナウイルス感染症が未だ収まる気配を見せない今だからこそ書きたいという作者様の気持ちがひしひしと伝わってきました。
ぜひ最後まで書き上げて欲しいです。応援しています!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いいたします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-2-05 黒死の王は惜別を歌う


https://ncode.syosetu.com/n7467hy/6/

前半と後半で雰囲気ががらりと変わる、緩急織り交ぜた書き出しがとても素敵です。前半はハードボイルドの雰囲気を感じて主人公カッケー!と思いながら読んでいました。信じるのは自分だけという、他者を寄せ付けない強さを感じました。
『皆来い! こんな国とはおさらばだ!』と仲間に念話で話しかけるところから雰囲気が変わる。主人公がかっこ良いのはそのままなんだけれど、そこに仲間が加わると主人公の生身の人間としての温かみが伝わってくる。
子犬みたいに懐いてくる美女と子作りをせがんでくるヴァンパイアの少女。めっちゃ好き。良い!
二人の言い合いをずっと読んでいたい。
そんな二人の会話を眺めながら、
「いいなあ、アンデッドは裏切らないからいい」
という主人公のつぶやきが物語の方向性を示しています。
そして古き友人のレティシア姫に会いに行くという引き。
もう最高の書き出しじゃないですか。
めっちゃ好き! 作者様は天才!
いやはや、朝から良いものを読ませていただきました。
今日一日、わたしは幸せに過ごせそうです。ありがとうございます。

この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-2-16 隣の席の黒聖女は、俺の元カノを祓いたい


https://ncode.syosetu.com/n7467hy/17/

ラブコメの王道にして斬新な書き出しに仕上がっていますね。好き。
幽霊になった彼女が『元カノ』と紹介されて怒り狂う場面でラブコメ好きなわたしのセンサーがビビッと反応しました。わたしは女の子に嫉妬されるのが好きなんだとこの歳になって気づきました。
相思相愛な二人に割り込んできた異世界帰りの黒聖女に告白される場面で第一話終了。これ、絶対に続きを読みたくなるやつです。上手い!
文章力は場数を踏んでいくことで自然と身についてくるものですが、物語を構成するセンスは一朝一夕で身につくものではありません。その点、作者さまは面白いものを作り出すセンスをもっていらっしゃる方です。うらやましい限りです。
とても楽しく読ませていただきました。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-01 陰陽師たちと不可思議のこと


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/2/

あらすじの『陰陽師×法医学×ミステリ』という紹介に違わぬ本格的な作品ですね。この時代のことに精通している作者さまが書かれているのでしょう。三人称視点の中でもいわゆる『神視点』に分類される書き方で進められるため、4千文字という制限の中で書かれたとは思えないほどに充実した内容となっています。アニメにしたらAパートBパートと通して見終わったような充実感。すごい!
『──鞠ぞ蹴るらむ』の帝のことばでオープニング曲が第一話のエンディング曲として流れ始めるのです。
なんだこの完成度は!?
めっちゃすごいですやん!(←関西弁?)
良いものを読ませていただきありがとうございます<(_ _)>
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-23 乙女ゲームの『推し本人』に転生――って、それ意味あるゥ!?


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/24/
めちゃくちゃ面白いです!
ゲームキャラの推しに転生してしまって苦悩する主人公。推しの存在を守るために健気なまでに頑張る主人公。めっちゃ主人公しています。好き。
ヒロインとの出会いの場面を完璧に演じるために台詞やリボンをキャッチする練習を繰り返しきたり。健気というのを突き抜けてクスッと笑えるまでに主人公のことが大好きになりました。すごい!
で、実際にヒロインと出会ってみると様子がおかしい。
そして最後の一行ですよ。
すごい!
書き出しとしての完成度が高い!
このあと、二人は紆余曲折ありながらも互いに惹かれ合うんですよね。う~めっちゃ続きが読みたいです!
ぜひ続きを読ませてくださいね。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-3-15 僕と彼女のティーバック


https://ncode.syosetu.com/n7470hy/16/

昭和生まれ昭和育ちのわたしは『Tバック』と聞けばTバック水着を連想するのですが、今や下着のカテゴリーの一つなんですね。ネット検索して気づきました。男用のTバックはフンドシのような履き心地なんでしょうか。わたしはフンドシも履いたことないので分からないのですが。ちなみに【ティーバック】でWeb検索したら紅茶の『ティーパック』がヒットしました。ティーバックと発音することもあるらしい。もしかして、作者様はダブルミーニングを狙っていらっしゃるのかもしれませんね。

さてさて前置きが長くなりましたね。ここからが感想です。
とても面白いです。
主人公が振られる場面からスタートするのですが、すぐに幼なじみの雫が登場することで、この子がメインヒロインなんだということがすぐに分かりました。最初の数行でもう期待値がバク上がりです。
主人公の異能が透視能力なんだろうと匂わせて、はっきりと書かないところなんか作者様はそうとうな策士ですね。上手い!
雫は主人公の透視の異能を知って分かれたと勘違いさせて、後半でそうではなかったことに気づかせる。
『僕が見えるのは、ティーバックだけ。』
この種明かしの一文で、謎が解けたのです!
主人公の行動原理もはっきりと理解できました。
同時に雫の不可解な態度も納得できました。
雫は主人公に見られるために毎日欠かさずティーバックを履いていたんです。ううっ……健気な子じゃあ……
最後に雫パートの語りでその解釈が正しいことが確認できて、とても満足感のある読書タイムでした。
主人公がティーバックの『中の人』に興味を持つ日は果たして訪れるのか、とても興味がわいてきました。
少年漫画のように、ちょっとエッチな王道ラブコメ。
続きをぜひ読ませてください。

この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-3-02 人類雪女化計画 ~僕は男だけど雪女だったらしい~


https://ncode.syosetu.com/n7470hy/3/

あっ、なるほど! 面白そう!
わたしは最後の一文でそう思いました。
それまではSF的な設定を理解しようと読み進めていたのですが、なるほどこれはラブコメ作品なんですね。
でも折角なのでSFとしての感想も書いてみたいと思います。
通常の生物の生命維持限界となる42度が標準体温という雪女が、病気知らずであるという点がとても興味深い。確かにその限界を超える体質が実現できたら現在の地球上では無敵ですよ。すごい発想力です!
古来から雪女が暗躍していたという設定も、なんか本当にあり得るかもという説得力がありました。
雪女が老い知らずという要素については作中では語られていませんが、きっと文字数の関係上省かれているのだと推測します。
伝説の雪女は自身の体は氷のように冷たいようなイメージがありますが、逆に高温体質という設定には驚いたと同時に、本当にそうかもしれないと思えてきました。
年上のお姉さんたちに囲まれた寮生活。めっちゃ楽しみです!
とても良いものを読ませていただきました。
また、感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-03 生まれた場所への帰郷譚


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/4/

ぐはっ…やられた~!
作者様は相当の手練れですな。
冒頭の会話では見事にやられました。トリックですね。
最初から読み返してみると、「あー、なるほどー」と感嘆しました。
わたしは序盤ですでにやられてしまいましたので、あとは作者様にひざまずく姿勢のまま読んでいくことに……
(ネタバレになるので詳しいことには触れません)
主人公の考え方には同調はできないのですが、現実にいる人物ならばぜひ会って話をしてみたいと思えるほどに魅力を感じました。それにしてもわたしたちの『生まれた場所』はどこなんでしょう。主人公は男性器と考えているようだけれど、それは自分の片割れでしかないから、やはり……なんてことを一晩だらだらと会話してみたいです。
そんな感想を書いてしまっている時点でわたしは、作者様の手のひらの上でころころと転がされているにちがいない。
とても良いものを読ませていただきました。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-4-08 猪狩源治物語 ~生まれ変わった彼女たちを今度こそ幸せにする物語~


https://ncode.syosetu.com/n7471hy/9/

めちゃくちゃ面白い! もう大ヒットラブコメ作品になる予感がします。わたしのラブコメ好きセンサーが反応しっぱなしでしたよ。
気になる点も…ということなので最初に書いておきます。書き出し時点での印象としては『僕』の一人称で語った方が読者ウケは良いように感じました。ただ、猫好きのわたしには主人公を『ネコ』と言う三人称語りがちょっと自虐的で、めっちゃツボで、好きなんで、ぜひこのまま次話以降も読ませてください!お願いします!
サキュバスのセレーナさんがめっちゃ魅力的に描かれています。好き。
九つの魂を持つ猫として転生した先祖が、残りの魂を全部使って『僕』と入れ替わった強い意志。それがタイトルにもなっている部分がちゃんと主人公している。このダブル主人公的な設定。好き。
妹が起こしに来てくれたり、近所のお姉さんが何かと世話を焼いてくれるというラブコメの王道的展開。好き。
トドメには生徒会長が許嫁という設定。好き。
なんだこれは。わたしのために書いてくれた原稿なんですか?
ありがとうございます。ありがたく受け取らせていただきます。
各キャラクターの容姿を魅力的に描写されているのもめっちゃ上手いですね。
これ、続きはありますよね?もしなかったとしても、今すぐ書いてくださいね。いつまでも待っているんだからーっ!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。

……つづき待ってますよ。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-13 食わず嫌いの暴食魔人


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/14/

キャラが立っていますね。
食わず嫌いの暴食魔人と食いしん坊な少女。
この二人の絡みをずっと読んでいたい気分になりました。
正直に言うと、紙芝居の語りのような独特なリズムの文体に最初の数行は戸惑いました。でも、ヒロインの「こーんにっちわー! お昼ご飯の時間ですよー!」のセリフから作品世界に入り込むことができました。そうなると、もうこの文体がクセになるほどにしっくりとわたしの中に入り込んでくるような感覚で読み進むことができました。
底抜けに明るいヒロインと、影が目立つヒーロー。互いに心の隙間を埋め合うような、今後の二人の活躍が目に浮かんでくる素敵な書き出しに仕上がっていると感じました。
新年最初に良いものを読めて嬉しいかぎりです。ありがとうございます!
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-4-23 帝都繚乱 冬の庭に徒花の咲く


https://ncode.syosetu.com/n7471hy/24/

戦時下の日本をイメージした舞台設定がとてもリアルに描かれていますね。ドラマの第1話を観ているような感覚になりました。情景が頭にしっかりと浮かんでくる地の文がとても好きです。( )書きの注釈も読者としては助かります。分かり易いです。
主人公の澄はこれからどんな活躍をしていくのでしょうか。本編ではまだ何も語られていませんが、あらすじから推測するに木の精霊たちと心温まるエピソードが満載な予感がします。厄介者として追い出されたような立場の澄が、その力を使って様々な問題を解決していく。ザマァ的な爽快さを味わえそうな予感もします。
銀髪の男の容姿や仕草がとても魅力的に描かれています。性格も容姿もまるで対照的な二人の絡みにも期待が持てます。
いろいろと想像を膨らませながら読める素敵な書き出しになっていると思います。
この度は感想をご依頼いただきありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-15 カナエちゃんを探せ ~君を探す旅は世界を救うのか、終わらせるのかどちらだろうか~


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/16/

とても雰囲気のある作品ですね。10年越しのかくれんぼ。とても不思議な世界観の中、主人公の前に次々と得体の知れない人物が登場しては消えていく。映画の冒頭を観ているような感覚になりました。
四千字とは思えないほどにスピード感のある展開に圧倒されました。
これからの展開が楽しみになりました。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-2-25 隣の席の美少女が、口を開けば求婚してくるんですが。


https://ncode.syosetu.com/n7467hy/26/

あらすじの『プロポーズから始まる、ドタバタ恋愛コメディ!』に違わぬ素敵な書き出しですね。好き。
主人公がイスに縛られた状態から始まる展開が良いですね。作品の雰囲気が端的に伝わってきてとても面白いスタートでした。
ひたすらプロポーズから逃げる主人公と、ひたすら追いかけるヒロインという図式がはっきりと伝わってきて、とても良い書き出しに仕上がっていると思います。
高校生男子にとっては夢のようなシチュエーション。でも、きっと主人公には断らなければならない理由があるんですよね。この後の展開で読み手が共感できる理由を提示されれば、めっちゃハマる作品になると思います。
とても楽しい書き出しでした。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り

17-1-05 死人(しびと)と妖(あやかし)の行く道は、未だ灰色の帳に包まれて


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/6/
#本文感想 #ファンレター

最初はゆっくりと、含みのある文章で綴られている。それが少しずつ早くなっていき、最後はスリリングな場面で幕を閉じる第1話でした。書き出しのお手本となるような作品に仕上げられていると感じました。
いつ終わるとも知れない長い年月、妖のヒロインは『約束の者』が現れるのをじっと待っていた。そこに主人公が助けを求めてやってくる。おそらくまだ語り尽くされていない、それぞれの過去を想像するだけで涙が出てくるほどの感動的な場面です。
改めて最初から読み直してみると、冒頭の一文一文がとても味わい深い文章であることに気付かされました。
よいものを読ませて頂きました。とても面白かったです。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-4-06 碧い桜の坂道を君と


https://ncode.syosetu.com/n7471hy/7/
1年前の回想シーンと現在の様子がとてもうまく切り替えられていますね。青春映画の冒頭を観ているような、とても綺麗な書き出しに仕上がっていると感じました。
ハルキの「やっぱり無理ぃ」のセリフから、ぐっと物語に引き込まれました。ハルキというキャラの人間性に興味を持ったからだと思います。
前半はずっと舞台設定、とくに碧い桜についての説明に文字数を割いているのがちょっと勿体ないかなとは感じましたが、この物語は碧い桜のミステリーが主軸になっていることを考えると、それはそれでアリかなとも思います。
女子生徒が危険な目に遭っている様子を周りの男子生徒が興味深げにスマホで撮影している。そんな世界の片隅に、ハルキと主人公が降り立った。とてもドラマチックな展開ですね。
とても心が温まる作品になる予感がします。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り

17-2-17 アポリューシュ四騎士組 ──戦時下なので如何なる残虐行為も肯定されます─


https://ncode.syosetu.com/n7467hy/18/
#本文感想 #ファンレター

作者さまが楽しみながら書いていらっしゃることが想像できて、楽しい読書タイムを過ごすことができました。
地の文も各キャラのセリフにも勢いがあって、スピード感のある書き出しになっていますね。最近よく見られるようになってきた四コマ漫画を元にしたアニメ作品の原作本のような雰囲気もあります。
惜しむらくは、わたしが各キャラクターの魅力を感じる前に終わってしまったことです。四千文字数制限が憎い!悔しいーっ!

この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-4-11 先生は見ています。


https://ncode.syosetu.com/n7471hy/12/

両親の離婚、転校先では学級担任と生徒によるいじめという最悪の環境から、救世主のように現れた謎の女教師。
とても魅力的な舞台設定ですね。
主人公は女教師と契約を結んで、学校内の様々な問題を次々と解決していくという爽快なストーリー展開が予想できました。
校内の至る所に設置された監視カメラを利用できるとなると、二人は完全に優位な立場に置かれているという設定がどのように生かされていくのかということにも、とても興味が沸きました。
とても面白かったです。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひよろしくお願いします。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-4-25 奇蟲ガール


https://ncode.syosetu.com/n7471hy/26/

とても深みの感じるテーマの作品ですね。とても面白かったです。
冗長にならないように配慮された文体は、行間を読ませる味わい深い文章になっていると感じました。
丁寧に読み進めていく、不思議な世界観の中にどっぷりとハマっていくような読書体験ができます。うまい!すごい!
女性関係にトラウマをもっている鮎川が、ホテルに入るなり「すみませんでした」と頭を下げる。このやりとりだけでも一本のドラマが描けそう。でも、本作はそこに植物由来の『種の保存』という行動原理をぶつけてくる。女性の「卵を抱きたいの」のセリフにわたしは不思議とエロティズムを感じました。読む人の立場によって様々な感情を揺り動かされる場面だと思います。
回想シーンへの切り替えがとてもスマート。
『女性』との出会いの場面で第1話終了という、とてもお洒落な構成に仕上がっています。書き出しとしての完成度がとても高いと感じました。
良いものを読ませていただきありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り

17-1-10 ざまぁから始まる英雄譚~神スキル政治コマンドで人斬り伯爵は名君に生まれ変わる~


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/11/
#本文感想 #ファンレター

あらすじと本文の雰囲気が大分ちがっていて興味深く読ませていただきました。あらすじを読んだときには、ロールプレイゲームのような、スキルを取得して民度や忠誠心を育てるようなストーリー展開になるのかなと思いました。本文を読んでみると、自分の力を過信したばかりに多くの敵を作ってしまい、とうとう見放されてしまった主人公が、少女と出会い、本当の力とは何かを考えて成長する人間ドラマのようなストーリー展開を期待させる書き出しになっています。この書き出しから、どのように『神スキル』というものの存在を登場させていくのかというところが作者さまの腕の見せ所ですね。
強引な手法により追放されてしまった主人公だけれど、少女と出会ったことでどのような成長を見せていくのか。とても期待が高まる書き出しに仕上がっていると思います。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


#書き出し祭り
#本文感想 #ファンレター

17-1-02 蜘蛛になる


https://ncode.syosetu.com/n7462hy/3/

お洒落。策士。
題名からは想像できない内容で度肝を抜くタイプの作品ですね。
あらすじを読んで、ああ、そっちかー! ってなる。
本文を読んでいくと、ぐいぐい引き込まれる。
作者さまは強力な筆力をお持ちですね。
だからこそ、怖い。恐ろしい。
主人公に感情移入しようとする自分と、いや、これはしてはならないタイプの作品だと警告する自分とのせめぎ合い。

水槽の水をかけられて、それを主人公自身が掃除するという一連の流れを淡々とこなしていく様子を読んで哀れんでいたとき、『そう、彼女のように。』の部分から攻守が逆転する。とつぜん手に入れたあふれんばかりの力を持て余すことなく利用するチート級の主人公に変身したのです!

↑↑こういう楽しみ方を出来る読者ならば、めっちゃ続きが読みたいと思う書き出しに仕上がっていると感じました。
わたしは……続きは怖くて読めないかなあ。というより、タイトルから想像できないほどの短編小説として充分に堪能できましたと言った方が良いかも知れません。とても充実した読書時間を過ごすことができました。
『蜘蛛になる』――きっと書き出し祭りに触れる度に、思い出す作品の一つになりました。
この度は感想のご依頼ありがとうございました。
またぜひ読ませてください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?