BEFORE RANGE[E.P.]

今作の制作過程と狙いなどなどをまた紹介したいと思います。

今作はそもそもBEFOREとつくだけあって本編の一歩手前という解釈となります。本編は次作かそのもう一つ後(色々トラックを揃えている段階のためまだはっきりとは言えませんが・・・)になる予定です。~RANGEとつくのでそれでご判断をいただければ。

01:BEFORE RANGE。E.P.タイトルと同じタイトルですがシンセサウンドは全てmicroKORGです。フィールドレコーディングはネット上の無料のものと友人に借りたZoomのレコーダーと平行して利用しました。リズムも一部はフィールドレコーディングしたものをStudioOne2に標準搭載されているImpactというサンプラーで作成。最近、ビートはこの手法で作成しています。ヴォコーダーもmicroKORGに搭載されているため初めて曲に利用しました。

02:NITE HIWAY。NITEとHIはNIGHTとHIGHの短縮形です。音楽というか音楽を作る人へのイメージはある種、特殊というか少し生活からはかけ離れたイメージと僕は考えているのですが「そうでは無い」とタイトルでも示しているため。短縮形はあくまで日常生活にしか使われないそうです。今回は全てmicroKORGで制作しているのですがこの曲のリード・リフはTNR-iというYAMAHAのテノリオンのiOSアプリ版です。作るだけ作って使っていなかったリフだったので試しに使ってみたらどことなく普段作る手弾き・鍵盤で作るリードとはまた違う雰囲気だったためそのまま利用しました。ダンスミュージック寄りで4つ打ちにテクノベースという具合です。

03:STREET LAMP。この曲は6月ぐらいに制作してたもの。ビートを適当にして置き去りにしていたのですが聞き直せばやはり編集したくなり完成に近づいた頃このE.P.と本編へのイメージが湧き制作へと踏み出した感じです。アンプシュミレーターに通しローファイ感を。ビートもImpactでまたフィールドレコーディングで録ったものも加えたりノイズを増やしたり。今回ビートのローファイを出すために行ったのはトランスポーズを-7に設定すること。結構古臭くなりますw。

全体通して今までの二作とは圧倒的に異なると考えています。たまたま読んだ記事なのですが素人の人が音楽を作り形になるのは二年。僕がToramaruというより純粋に曲を作ろうとDAWを入れて早二年近く。今までは音楽と銘打ってはいたのですが音楽、音の狭間という感じだったと思います。特にカタログ~はその代名詞に取れるほど不安定なものであったと自覚しております。しかし、この作品は未熟でありながらもより音楽へと近づけたものだと思います。水と音出しとは異なる処女作と僕は認識しています。

総じてアンビエント・チルアウト・ドローンの括りからは少し離れたものとなっていると思います。最初に書きました、後に繋がる作品に仕上がったと思います。暫くToramaru名義では出さない可能性もここで示唆しておきますが必ずこの三曲を基に次作へつなげたいと思います。


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