Netflix映画 GANTZ:O
おっぱい! おっぱい!
なんか、人形みたいな質感だな……。質感はリアル寄りなのに、フォルムにウソが入っている。このシルエット感が人形みたいで可愛らしい。舞台は光の感触のせいだろうか? 不思議とミニチュアっぽく見える。CGアニメだけど、なぜか人形アニメを見ているような感じ。
そしておっぱい! おっぱい! いやぁ、実にいいオッパイだ。コーエーテクモゲーム並に揺れ弾んで主張する。黒スーツで、体のシルエットがはっきり見えるから、オッパイがよく目立つ。腰から下をかなり細く締めてしまったせいで下半身に存在感がなかったが、あそこはもうちょっと太く、ヒップと太股に厚みを出して欲しかった。
舞台となるのは大阪。てっきり、色んな場所へ行き、戦いの物語が紡がれるのかと思いきや、舞台は大阪のみ。1つの戦いを追いかけた物語となっている。
場面は夜で、黒スーツだから、動きがやや見えづらいのが残念。ブラーもかけすぎかな。せっかくのアニメーション、残像だらけでわかりづかった。
人間の描き方は単調。山咲杏は最初、これみよがしに「嫌なキャラ」として出てくるが、間もなく主人公加藤勝に感化されて……ほんの数十分の間に、ほぼ別人レベルで人格が入れ替わっている。いや、それはさすがに無理がある。
鈴木とレイカは物語の展開にほとんど絡んで来ることがなく、人物配置として「?」感がある。レイカはオッパイ要員として必要だが、鈴木はどうだろう? レイカはアイドルだが、交通事故に遭い、GANTZに捕らわれた……というが、そんな人のCMがなぜテレビで流れ続けているのだろう。普通、自粛しないだろうか?(戦いが終わると、仕事に戻っているのだろうか?)
バトルシーンは、ややもたつく。「なんでそこで撃たないの?」みたいなシーンがいくつもあって、「ハラハラ」ではなく「イライラ」させられる。もうちょっと立ち回りにこだわって欲しかった。
後半は延々ぬらりひょんとの戦い。次々に進化していくぬらりひょんとの戦いはかなり面白い。ぬらりひょんとの戦いがこの映画の後半を占めており、力が入っている。
ただ、シーンの描き方が少年漫画。この展開、毎週毎週少しずつ追っていったら、「どうなるんだろう」的な面白さが出たかもしれないけども……。1本の映画でやっちゃうとね。
まあともかくとして、キャラクターの造形の不思議さや、大阪の町に現れる妖怪達の存在感とか、そういうところは好き。ただストーリーやドラマははほぼなく、「小学生の発想に技術を与えちゃった」感。まあ、それはそれで楽しみどころかもね。
あともうちょっと明るい場面でオッパイをじっくり見たかった!
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こちらの記事は私のブログからの転載です。元記事はこちら→http://blog.livedoor.jp/toratugumitwitter/archives/51617094.html
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